魔眼使いは冒険者に憧れる

カイン

訓練開始!

結局俺はあのときにエマさんの弟子に
なることを決めた。だってそうだろう。
俺がもっともっと強くなるには、
どうしてもエマさんの力が必要だ。
それに、俺のことを好きだと言っている
人のことを裏切ることはできない。まぁ、
結局はそのほうが、いいと思ったから
なんだがな。俺はあのあと、一晩寝て、
今エマさんと朝食を食べていた。俺は
爆睡していたのだが、セバスさんが
起こしに来てくれた。いやー、恥ずかしい
ところをセバスさんには見せてしまった。

「カイ~どうだ、ここのご飯はおいしい
だろう~?」

おっと、エマさんがいたんだった。俺の
呼び名はカイになった。エマさんからも
エマと呼んでほしいといわれたが、
恥ずかしいので、断らせてもらった。

「はい、とても美味しいです。でも、
朝から豪華なんですね。やっぱり、
エマさんってすごいんですね?」

そう、今俺の目の前にある、食事は
どうやら、グリーンジア家が払っている
のではなく、エマさんの稼ぎからでている
みたいだ。蟹や海老なんてものもあり、
俺はしあわせだが、どうやら、エマさん
が、俺の訓練の初日に気を使ってくれた
みたいだ。どうして知っているかというと
セバスさんにこっそり教えてもらった。
俺が気にしないようにということだった。
やっぱり、本物の執事さんはちがうなー
と感心させられた。食事が終わったあと
俺はエマさんにつれられて屋敷の散策を
していた。なぜこんなことをしているかと
いうと、エマさんの強い要望だ。エマさん
が言うには、何日この屋敷にいるのか
わからないのだからこの屋敷について
わかっていて損はない。とか、
もしかしたら将来この屋敷にくることが
あるかもしれないのだから、今からこの
屋敷についてわかっていて損はないだの。
つまり、俺に損はさせないから屋敷を
見てくれ!ということだった。どうして、
こんなに屋敷を見せたかったのかは
散策してから、すぐにわかった。
散策を初めて、エマさんは

「みてみてー、ここがお父様が泊まる
ときの寝室で、ここが、お母様の寝室
で、ここがお兄様の寝室で、ここが
お姉様の寝室、そして、ここが私の寝室!」

「寝室ばっかりじゃないですか!」

とこのちょうしで、他には書庫や
実験場などばかりを紹介され、
さらには代々夫婦の契りを交わした
グリーンジア家のものしか入ることが
出来ない部屋を紹介された。つまり、
エマさんは俺とどうやっても結婚したい
みたいだ。だから、エマさんと結婚した
ときにどれだけのメリットがあるかを俺に
示すために、屋敷の紹介をしてくれていた
みたいだ。

「エマさん、俺は例え、エマさんと
結婚したら、世界一強くなれるとしても
エマさんとは結婚しません。」

そんなことを俺が言うと、エマさんは
号泣してしまった。

「ひっぐひっぐ、そんなにきつく言わなく
てもいいじゃーんカイが、そんなに私の
こと嫌いだなんて。」

「えっえっ、あっ、ちがいます。
ちがいます。別にエマさんが、嫌いとか
ではないんです。ただ俺が心から好きに
なった人としか結婚するつもりはない
っていうことなんです。逆に俺が心から
好きになった人なら、どんなデメリット
があっても、結婚します。」

「ホントに?ホントに私のこと嫌い
じゃない?」

エマさんは、まだ半泣きの顔をみせながら
そう言った。俺は不覚にもキュンッと
してしまった。

「ヴッ、はい、もちろんです。エマさんの
ことはめちゃくちゃ可愛いと思います。」

「えっ、エヘヘ、私可愛いかな?」

「はい、可愛いです。」

「カイにいわれるなんて嬉しい!」

笑顔でそう言うエマさんは本当にキレイ
だった。その後無事に練習場の場所へと
行き稽古をつけて貰った。


















稽古の内容は明日書きます。明日は
出来れば2こ書きたいと思っています。

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