魔眼使いは冒険者に憧れる

カイン

迷宮攻略②

ギルドを出たあとグ~となんとも
可愛らしい音が聞こえた。どうやら
俺のお腹の音みたいだ。王都に来てから
なにも食べていないことに、このとき
気づいた。うろうろしていたらなにか
食べ物を売っている店があるだろうと
思い、王都をうろうろしていた。
周りにはさまざまなお店がある。
可愛らしいお花を売っている店。
いかにも冒険者たち御用達だろうと
思われる強面の主人がやっている酒場
貴婦人などが着ていそうな美しい服を
売っている筋肉ムキムキのあきらかに
心は女、体は男のオネエ、っいや、
お姉さんがやっている店。一瞬オネエに
にらまれた気がしたが、気のせいという
ことにしておこう。うん、あきらかに
こちらに意味深な顔を向けているが、
気のせいだろう。そんなお店から逃げる
ようにしていると、露店がところせまし
と並んでいた。食べ物の店が多いが、
装飾品を売っている店や掘り出し物
なんかを売っている店なんかもある。
確かに興味はひかれるが、今はそんなこと
より、俺のお腹のほうが大変だったので
簡単に食べられる串焼きや肉まんに
似ているものを食べていた。どちらも
大味でこれぞ、お祭りの味!という感じ
がした。値段は2つ合わせて。銅貨8枚
ぐらいだ。お腹も満たしたのでそろそろ
迷宮に潜ろうかと思っていたら、遠く
から声が聞こえた。

「おい、聞いたかなんか迷宮のほうで、
崩落があって何人か若い冒険者が、ケガ
したみたいだ。」

「えっ、それ本当かよ。誰か死んだのか?
いや、さいわい死者はいないらしいが、
安全をとって浅い階層は今日だけ、
封鎖するみたいだ。」

「えっ、じゃー、今、迷宮にいるやつらは
どうなるんだよ。」

「あー、それなんだがな。どうやら
エマ・グリーンジア様が迷宮に潜って
この事を伝えて、希望するやつらには
出口まで、つれてってくれるらしい。」

「へぇー、エマ様が。それはすごいな。」

「あぁー、どうやら迷宮の近くにいた
みたいだ。」

「へぇー、珍しいな。エマ様は迷宮よりも
広いところで戦うのが得意で、それで
Sランクまでいった人なのにな。」

なんて会話を盗み聞きをしていた俺は
ショックを受けていた。今日は迷宮に
潜れないことがわかったからだ。
Sランク冒険者だと言われていた人に
ついては、どれぐらい強いのか知って
おきたいが、今迷宮の手前まで入って
運良く会えるとは思わないので、もう
諦めて宿を探すほうがいいだろう。
そう思い俺は宿を探していた。別に
窃盗されない程度にセキュリティが
してあるところならいいので、いろいろ
宿を探していたら、とてもよさそうな
ところが見つかった。まぁまぁ、
大きくて外装もきれいだったので、
大丈夫だろうと思い「金色の子猫停」と
書いてある宿へと俺は入った。
宿へと入ると

「いらっしゃいませー、宿泊のお客様
ですか?料理だけでしょうか?」

と見た感じ、活発そうな女の子に元気
な声で聞かれた。どうやら、
ここの宿屋は酒場も兼業でやって
いるらしい。この店なら料理は間違い
ないな!と思いながら俺は女の子に

「とりあえず、一週間宿泊で。食事は
朝と夜にお願いしたい。」

と言った。この世界の時間は日本とほぼ
一緒だ。女の子が

「わかりました。食事のお時間に
なったら呼びにいかせていただきますが
大丈夫でしょうか?また、食事には
時間制限がございますので、呼ばせて
いただきましたら、早くしたに降りて
きてください。それでも大丈夫
でしょうか?」

といったので、問題ないと言った。

「それでは銀貨40枚になります。」

俺は銀貨40枚を机に出し、1枚を女の子
に手渡した。いわゆるチップだ。

「わぁー、ありがとうございます。
若いのにちゃんとしていてえらいね!」

と、頭を撫でられてしまった。どっから
どうみても女の子14最強ぐらいに見える
ので、前世の記憶を持つ俺としては
恥ずかしい。

「あぁー、すみません。お客さんに失礼
な態度をとってしまいました。」

とあやまられたので、問題ないと伝えた
お金を払ったあと部屋へと連れて
いかれた。部屋は畳6じょうほど
だろうか?どうやら、追加で銅貨5枚
払えば、お湯を持ってきてくれるそう
なので、女の子に銅貨をわたし、お湯を
もらった。お湯をもらい、タオルで
体を洗っていく、基本この世界で、毎日
湯船に浸かれるのは、貴族か、温泉街に
住んでいる人ぐらいだろうか。そんな
ことを思いながら体を拭き終わり、俺は
ベッドにダイブした。ひさしぶりに
入ったベッドの寝心地は最高で俺は
簡単に眠りに就いた。

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