魔眼使いは冒険者に憧れる

カイン

エマ・グリーンジア

私の名前はエマ・グリーンジア。
エルフだ。私は帝国という国のある
貴族の次女として産まれた。 
私が産まれた家の名前は、
グリーンジア辺境伯家という。代々
当主は帝国の魔法師団の団長を
している。けして、権力を利用して
団長になっているわけではなく、
実力で成り上がっている。エルフは
そもそも、産まれたときの保有魔力が
人間と比べ3倍近く違う。しかも
長く生きるため、とても魔法にたけ
ている種族である。基本、
ビースイン共和国に住んでいる。
なら、どうしてエルフが帝国の貴族
になっているかというと、昔
魔眼というものをもっていたご先祖様が
里のエルフに迫害され、帝国に
逃げてきた。なぜなら帝国は強ければ
どのような姿であれ、悪いことをしない
かぎり、誉められることはあっても、
迫害されることはない。ご先祖様は
魔眼をもっていて、他のエルフと違い
片方の目が銀色で髪は金色だったらしい
普通のエルフは金の髪は持っていても、
銀色の目など持っていない。だから
ご先祖様は同じエルフでありながら、
エルフに迫害されたのだろう。だが、
運が良く、ご先祖様は魔眼もそうだが、
戦闘の才能があったそうだ。つまり
強かったのだ。そのため冒険者を
していたみたいだが、これまた運良く
当時の皇帝にその強さを認められ、
帝国の魔法師団に入隊したのだ。そこ
での活躍が認められ、やがて、ご先祖
様は魔法師団の団長を勤めることに
なった。そこでご先祖様はいい人を
見つけ結婚したらしい。ここで、
不思議なことにエルフは多種族と子を
成した場合、必ずハーフエルフが
産まれる。ハーフエルフとはエルフの
魔法技術の半分ほどをもっていて、
寿命はエルフと同じぐらいだ。エルフに
とって、ハーフエルフは差別の対象だ。
なぜなら、エルフはとても気品が高い。
つまり、簡単にいうと、傲慢なのだ。
だから、ハーフエルフをエルフとは
認めないらしい。そのためハーフエルフ
は基本、共和国には住んでいない。
そして、エルフが人間と子を成した場合
なぜだか、エルフが産まれるのだ。ただ、
普通のエルフと違い寿命は人間より少し
生きるぐらいで、魔法技術はエルフより
も少し高い。どうしてかはわかっては
いない。なら、ハーフエルフが人間と
子を成した場合どうなるかというと、
エルフより魔法技術が少し低い、寿命が
人間に近いエルフが生まれる。そのため
エルフ同士の子を真血のエルフ
エルフと人間の子を混血のエルフ
ハーフエルフと人間の子を偽エルフ
とエルフたちはバカにしているのだ。
グリーンジア家は代々、種族
よりも、力を大事にしていた。つまり
強い人ならば、人間であれ、多種族で
あれ、簡単に子を成した。だが、2つ
だけ、家訓があった。

①絶対、一人につき一人しか、夫または
妻をめとってはいけないまた、そのもの
としか子を成してはいけない 

②自分より強いものとしか結婚しては
ならない。

というものだ。なぜそんな家訓がある
のかはわからないだが、グリーンジア家は
代々その家訓を守り続けてきた。それに
なぜだか、代々、グリーンジア家の
ものは人間と結婚をすることが多い。
単純に人間に強いものが多いということ
なのかもしれないが、ここ最近は
グリーンジア家のものは人間としか
結婚していない。そのため勿論。
父はエルフだが、母は人間だ。私は
そんなグリーンジア家の当主の三番目の
子として生まれた。つまり、兄弟が2人
いる。兄と姉だ。姉はいい人を見つけ
すでに結婚している。私と姉は6歳も
離れている。兄に至っては8歳も違う。
そのためか私は可愛い可愛いと育て
られた。だが、5歳になり、神殿で
ステータスをみてもらった時に、突然
私の力が開眼した。そう右目に痛みが
走ったと思ったら銀色にかわっていた。
つまり、ご先祖(初代)と同じ魔眼を手に
入れたのだ。魔眼の名は、

ユニークスキル/看破の魔眼

看破の魔眼/ありとあらゆる偽装や隠蔽
に対して関係なく相手のステータスを
みることが出来る。アイテムに対しては
名前や効果、使用方法やどういうもの
なのかランクがわかる。自分よりも
高位の魔眼使用者や高位の偽装・隠蔽
アイテムの使用者に対しては無効

というものだ。これよりも高位の魔眼
など、発見されていないし、この魔眼を
超える偽装や隠蔽のアイテムなど、いま
まで出てきていないことから、おそらく
存在しないだろう。そのためこの魔眼は
最強だろう。なぜなら本来時間をかけて
調べる相手の情報が相手以上に一瞬で
わかり、偽物のレアアイテムなどを
つかまされることもない。それに
ご先祖様(初代)と同じ魔眼が発見された
のは、私かはじめてだった。それが
とてつもなく嬉しかったし、父も母も
兄弟もとても喜んでくれた。そのかわり
その日から訓練をするようになったが、
別にそれが嫌ではなかった。訓練すれば
するほどしっかりと強くなっていること
がわかるし、何より強くなれば、家族が
喜んでくれた。ただ、一つだけ、問題が
あった。それは自分よりも強い人間と
出会えないということだ。私は出来れば
人間と結婚したいと思っていた。だが、
ここまでいい人がいないともう、亜人族
のなかから探したほうがいいかも
しれないと思い始めていた。強い人間を
見つけるために初めた冒険者も3年
経たないうちに、Sランクへとなった。 
その間に自分よりも強い人間を見つける
ことはできなかった。冒険者としての
生活はとても楽しくお金も十分もらえる
だから、冒険者をやめるつもりは
なかった。そんなとき、依頼を終え、
ギルドに報告をして少しギルドを休憩
していた時のことだ。依頼人だと
思われる商人ふうの男を連れて、5人の
若い男女がキョロキョロしながら
ギルドへと入ってきた。みたことがない
顔のことから、どうやら違う町の冒険者
だろう。それにしても若いな~と
思っていたら特に若い男を一人見つけた
別に、エマも十分若い、今年で18歳だ。
だが、この世界では、18歳で結婚を
していない人はめづらしい。それが、
貴族だとしたらなおさらだ。そのため
エマは結婚をあせっていた。エマは
だれかれかまわず、魔眼を使う癖が
あった。最初は少しひかめに見ていたが
別に誰にも何も言われないのでだんだん
エスカレートしてしまった。
そんなエマが若い男つまりカイを魔眼
で見てみようと思うのは当然のことだと
言えた。それは突然起きた。一瞬なにが
起きたかわからなかった。なにかが
薄く見えた気がしたがカイの
ステータスを見ようと思ったらなにも
起こらなかった。そんなわけはないの
だが、ミスったかな?と思いもう一度
使うと今度は目の前にしっかりと

魔眼使用不可。これ以上使用すると
相手に魔眼の使用がばれます。

とそうかいてあった。この魔眼はこんな
に親切なのか、とおもってしまったが、
エマは震えていた。なぜなら、自分より
高位のユニークスキルの持ち主にあった
からだ、自分よりも強い可能性があり、
おそらく初めて発見されたユニーク
スキルを持っているだろうと思った。
仮に自分より弱くても、とても若いので
何年かたてば自分より強くなるだろう。
そんなことより、エマは少しでも早く
カイのことを知りたくなった。何か
話そうか悩んでいたら、どうやらもう
いってしまうらしい。エマはその容姿も
あり、男から話しかけてくることが多く
自分から話しかけるのは苦手だった。
それが、男だったらなおさらだ。
どうしようかと思っていたら彼の
パーティーメンバーだと思われる若者
たちはギルドにある酒場へと行き、
なにかを話し始めた。おそらく
さきほどの依頼であったことを話して
いるのだろう。エマは覚悟を決め、その
若者たちへと話しかけた。若者たちは
最初は戸惑っていたみたいだが、私が
Sランクの冒険者だとわかると、急に
立ち上がり礼をしてきた。びっくり
したが、どうやら彼について教えて
くれるらしいので、結果オーライだ。
話してわかったことは彼はCランクの
冒険者で、彼らとは護衛の依頼のために
一時期というか、この王都にくるまでの
仲間だったみたいだ。火魔法を使い、
一瞬で魔物をたおし、盗賊を一人で
倒したみたいだ。さすがに、勝手に人の
スキルを教えるわけにはいかないのか
どうやってたおしたのか、どんなスキル
をつかったのかは教えてくれなかったの
だが、どうやら彼の名前はカイという
らしい。うん、私の婿になるいい名前
じゃないか!
うん、私はなにをいっているんだ!
まだ、婿になってくれるかはわからない
だろうと思ったが、私も女の子らしい
感情をもっていたんだなーと感心して
しまっていた。どうやら、この王都の
迷宮つまり、タウロス迷宮に挑戦する
らしいのでそこに行けば会えるとの
ことだ。もしかしたら、タウロス迷宮を
攻略しちゃうかも?なんて考えながら
私は未来の婿候補のところまで急いだ。






















今回は少し長めにかけました。
時間があってよかったです。本当は
2こ書こうかと思いましたが、長いのを
1こで勘弁してください。そんなこと
よりお気に入りが5になりました。
ありがとうございます。
いいね!も5になっていて、びっくり
しました。本当にありがとうございます
皆様の応援が励みになりますので、
是非よかったら、コメントもして
ください。質問やなにか誤字などが
ありましたら、言っていただけると
ありがたいです。また、アドバイスなど
もありましたら、そちらもよろしく
お願いします。



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