魔眼使いは冒険者に憧れる

カイン

迷宮攻略①

「うわー、ここが王都かー、にぎわって
るなー。」

思わずそんな声がもれてしまった。
王都は辺境伯領とは違い本当にいろんな
人種の人たちがいて、みたこともない
食べ物や、みたこともない建物がいたる
ところにあり、何もかもが規格外なんだ
と思った。おっと少し王都にびっくり
しすぎていた。どうやら、びっくりして
いるのは俺だけではなく、タクトたちも
らしい。なぜなら、うずうずしていて、
みるものすべてに目をキラキラさせて
いるからだ。俺らは無事に門を通して
もらい、ここ帝国の王都へとやって
きた。今は王都のギルドに向かっている。
依頼の完了をするためだ。少ししたら
無事にギルドへと着いた。俺たちは
商人と一緒にギルドへと入った。
とくに変わった感じではなかったが、
奥の方から何個かの強いオーラを感じる
どうやら、Aランク以上の冒険者が、
何人かいるのだろう。さすが王都の
ギルドだ。辺境伯領のギルドも別に
レベルが低いわけでもなかったが、ここは
想像以上だ。強い人が多いということは
ある程度の危険が少なく、レベルの
高い冒険者でも、満足するほど稼ぎが
多いのだろう。それにまだ、迷宮は攻略
させていない。少し話を聞いた限りでは
しないのではなく、できないのだろう。
ここの迷宮の難しさがわかる。そんな
ことを考えていたら受付嬢から、
冒険者カードの提示を指示された。
どうやら、依頼の確認がおわったので
受けた本人かを確認したいのだろう。
俺は素直に冒険者カードを出した。
受付嬢は少しびっくりしたみたいだが、
さすが王都の受付嬢。口にはださな
かった。無事に確認が終わったらしく
俺は依頼の代金をいただき、タクト
たちにお別れをいった。

「じゃー、これで俺は当分迷宮で
狩りをするから、なにかあったら
よろしくな。」

「あー、わかった。俺たちも当分は
ここにいる。」

「本当にありがとうございました。
すごいカイさんのお陰で楽しかった
です。」

等と言った。嬉しいことをいってくれる
まるで、先輩みたいで。俺は誉められる
ことになれていないので、むず痒いが
嬉しい。また、会ったらなにか買って
やろうかなー。なんて思いながら俺は
ギルドをあとにした。
おれが出ていったあとタクトたちは
ギルドに残り、この一週間の冒険を
振り返っていた。 

「ねぇー、タクト。カイさんって、なに
ものだと思う?」

「別に何者でもいいだろう。冒険者
をやっているやつなんて知ってほしく
ないことばかりのやつだろう。ムリに
詮索してあいつを敵にまわしたくない。」

うん、このリーダーはすぐすねたり
するくせに、こういうことには敏感だ。
彼が言うんだったら、本当にそうなん
だろう。なんやかんやメアたちは彼を
信用している。彼は欠点はあるが、
それを補う天性の感がある。それは
さすがに外れたことはないほどでは 
ないが、とても当たるものだ。それを
わかっているので、メアたちはそれ以上
カイを詮索しようとは思わなかった。
それでも、カイのカッコいい姿が
4人の目には昨日のようにうかんで
いたのでカイの戦闘について盛り上
がっていた。すると、誰かが、
近付いてきた。しまった。うるさかった
だろうか?とメアたちは思い少し声の
トーンを落とした。すると、

「あぁー、ごめんね。別に注意する
つもりじゃないよ。少し聞きたいことが
あるんだけど、君たちの言うカイって
いうのは、さっきまで君たちの隣に
いた子のことかい?」

メアが、声の方を見ると、そこには
金髪で片目が、銀の目をしている長髪の
絶世のメアたち女が見ても美しいと
思うほどの美女がいた。しっかりとでる
ところはでていて、ひっこむところは
ひっこんでいた。20ぐらいだろうか?
だが、それはわからないなと思った。
なぜなら彼女の耳が尖っていたからだ。
これは、エルフの特徴なので、彼女は
エルフなのだろう。エルフは何百年も
生き、あまり年をとらないので見た目
では年はわからない。そんなことを
考えていたら、

「おぉーい、ごめんね。急にびっくり
しちゃったよね。」

と声が再度聞こえた。どうやら、
ぼっーとしてしまっていたらしい。
回りをみたらどうやら皆同じらしい。

「いや、すみません。あまりにも
美しかったのでびっくりしてしまい
ました。カイなら、さっきまで私たちの
隣にいた子で間違いありません。」

メアは代表して美女にそう言った。

「そうかい。ありがとう。あっ、まだ
名前をいっていなかったね。私の名前は
エマ、エマ・グリーンジアだよ。
気軽にエマでいいよ。それで、少し
そのカイ君について話を聞かして
もらってもいいかな?」

メアたちはその名前に聞き覚えがあった。
メアたちは突然それが当然かのように
席をたち、エマにお辞儀をした。

「えっ、いやいやいいよそんなに
かしこまらなくて。」

エマはびっくりしたように言った。
メアたちはそれがどんな存在なのかを
一瞬で理解した。そうこの世界に
銀の目を持つ、家名持ちのエルフは
一人しかいない、そう
帝国に8人しかいない、冒険者の最高峰
Sランク冒険者「銀眼のエマ」
だと認識したのだ。

「で、カイ君について教えてくれるの?」

「もちろんです。」

きずいたら、メアたちはそう言っていた。
























遅くなってすみません。

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