魔眼使いは冒険者に憧れる

カイン

王都についた③

あれから何日かたち、タクトとも
最初に比べれば話せるようになった。
どうやらタクトは俺の実力を信じて
くれているみたいだ。まぁ、俺の
実力だけは信じているだけで、心から
信じてるとはいえない。まぁ、一週間で
心まで信じろとは難しいだろう。
そんなことを話していたら、俺の魔眼に
反応があった。ここ数日も何度か反応
があったが、すべて俺が魔法で一瞬で
倒させてもらった。アイテムはすべて
俺がもらえるのでありがたい。まぁ、
そのたびにメアたちは「私たちいらない
じゃん。」なんて言ってるが。
魔眼で何が近づいて来るのか確認して
いると、どうやら、人らしい。数は30
ほど、おそらく盗賊だろう。ここに来て
初めての人間だ。俺はすぐさま指示を
だした。

「タクト、盗賊だ。数はおよそ30。
商人さん、盗賊が来たら、馬車を
止めてください。敵が気を抜いた瞬間
にやります。」

「あぁー、わかった。」

「はい、了解です。」

うん、タクトなんだかテンションが
低いな。そう思い回りを見ると、

「人か、はじめてだね。殺せるかな?」

と不安げにメアたちが話していた。
どうやら、人を殺したことがないらしい
という俺もないのでなにも言えないの
だが、今から人を殺すとわかっている
のになにも思わない俺はどうかしている
のだろうか?ふと、俺はそんなことを
おもってしまう。いかんいかん、今から
殺しあいをするんだ気を引き締めないと
俺はそう思い気を引き締めなおした。
少し立ったら、馬車がとまった。
どうやら、盗賊がきたらしい。その
証拠に外から声が聞こえる。

「へっへっへっ、いい心掛けじゃねーか
特別にお前は楽に殺してやるよ。」

「ひぃー、助けてください!」

商人さん演技うまいな。そんなことを
思いながら俺はタクトたちにいった。

「人を殺すと思うな。少し知能がある
魔物を倒すと思え。考えたら殺される
ぞ。別に殺さないでもいいが、いつか
それは身を滅ぼすぞ。」

タクトたちはどうやら、気を引き締め
なおしたみたいだ。顔がりりしく見える
俺たちは一斉に外へ出た。中を見よう
としていた盗賊2人を俺が俊足を使い、
首を落とし、リーダー風のやつに向かい
再度、俊足を使った。相手が何があった
のかわからないままだったらしく、真顔
のまま首だけになっていた。

「お、おい、やべーって、こんなの
聞いてねーよ。強すぎるだろ。俺は
逃げるぞ。」

そんな声がきこえた。逃がすわけ
ねーだろ。害虫が、俺は声がきこえた
方向に火魔法を連発した。正直そこから
の記憶がない。気づいたら、辺りが、
焼け野はらになっていて、人だったなにか
が、そこらかしこに焼け死んでいた。
パーティーメンバーの方を見ると、
化け物を見るような目をしていた。
俺はとりあえず、

「すまなかった。俺が俺じゃ、
なくなっていたみたいだ。」

とあやまった。俺はそこでもしかしたら
と思い、俺のステータスを見た。すると
案の定、スキル欄に

狂化バーサーク/一定時間我をわすれる
代わりに辺りにある敵と認識したものを
攻撃力3倍の力で、命尽き果てるまで、
殺し尽くす。レベルが上がらないスキル
ただ、使用するたびに、体がなれ、
使用した状態で意識を保てるようになる

とあった。どうやら俺はこれのせいで
暴走したらしい。俺はみんなにこの
スキルのことを説明した。

「あ、あれはスキルだったのか、お前の
強さと自信のもとはそのスキルか」

とか

「びっくりしましたが、敵にしか、
つかえないんだったら、私たちは 
大丈夫ですね。タクトはわかりませんが」

なんて、冗談もいうぐらいなので
どうやら、なんとかなったらしい。
でも、狂化か、ぜひ、ものにしたい。
これが制御出来れば俺はもっと強く
なれる。迷宮に着いたら練習しよう。
俺はそう思い。馬車へとのりこみ
再度、本当にすまないとあやまった。
以外と簡単に許してくれた。
盗賊たちのアイテムは俺がすべてもやし
尽くしてしまったので、ない。本当に
すまないと俺は心の中であやまった。
そのご、何事もなく、道中が過ぎ、

「もうすぐ、王都ですよー。」

と元気な商人の声が聞こえた。
どうやらついに着いたみたいだ。
ながかったなー、とそんなことを
おもいながら俺は心をわくわくさせて
いた。ついに王都についたんだ。
























無事に王都につきました。長くなり、
すみません。ついに次回、迷宮編です。

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