魔眼使いは冒険者に憧れる

カイン

王都についた②

あれから、3日がたった。
俺たちは馬車に揺られながら王都まで
の道のりを喋りながらすごしていた。
ただ一人を除いて。

「もう、まだ、タクトすねてるの?
カイさんのランクは冒険者ギルドが
きめたことで、しかもさっき、レベル
5の火魔法をみせてもらったでしょ?」

そう、俺はついさきほど、メアたちに
俺の実力を証明するために軽く魔法を
使った。メアたちは、もともとそこまで
俺の実力に疑問を持っていたわけでも
なく、そのことで、俺の実力を認めて
くれた。でも、タクトだけは一応納得
はしてくれたみたいだが、しっかりと
俺を認めたわけではなく形だけ納得
したというわけだ。別に認めてもらう
必要はないのだが、これから1週間ほど
同じ馬車で旅をするので仲良くはなって
おいて損はないだろう。だけど、特に
案があるわけでもないのでまぁ、時間が
解決してくれるだろうと思いほっておく
ことにした。それにくらべ、メアたちは

「カイさん、他にもいろいろな教えて
ください。」

や、

「カイさん、カイさん、カイさんが 
Cランク冒険者になったときのこと
教えてください。」

など、色々と話しかけてくれる。正直
悪い気持ちではない。そのこともどうも
タクトは気にくわないらしく、ますます
仲良くしてくれない。すると、俺の
魔眼が、複数の魔物を感知した。

「魔物がいる。気を引き締めるぞ。」

「は?適当なこと言ってんじゃねーぞ
先輩ぶるなよ、どこにも魔物の姿なんて
ねーじゃねーか。」

と、タクトが突っかかってきたが今は
それどころじゃないのであとまわしだ。
俺は商人にそのまま進むように言った。

「えっ、よろしいんですか?」

商人がそう聞いてきたが、大丈夫と言い
俺は魔眼でもう一度魔物の場所を探し、
俺はその場所に向かって複数方向に
火魔法をはなった。魔物たちは一瞬で
すべて灰になり、魔石とドロップ
アイテムがのこった。どうやらレアは
なかったみたいだが、十分魔石だけで
いい稼ぎなので風魔法で、マジック
バックに入れた。俺は一応配分について
聞いた方が言いと思い。メアたちの
方を向くと唖然とした顔をしたメアたち
がいた。

「えっ、どうしたんですか?
何かありましたか?アイテムの配分に
ついて聞こうと思ったのですが?」

「す、すごいです!カイさん、強いとは
思っていましたがこんなに強いとは
アイテムはもちろんすべて差しあげます
もとは、カイさんがすべて倒した魔物
なんですから。」

と、メアたちから、先程よりもまぶしい
羨望のまなざしをうけた。タクトは
どうかと思い見てみると、なにやら
ぶつぶつ言ったあと、

「まぁ、一応パーティーメンバーとしては
みとめてやるよ。」

と言われた。どうやら、俺はタクトに
認められたらしい。何はともあれ
アイテムもすべていただけるらしいので
ありがたく受け取っておく。魔物は
Eランクのものが大半で、Dランクが
ちょこちょこ混じっているぐらい
だった。

「また、タクトはそんなこと言って、
素直になればいいのに。」

「そうですよ。タクトさんはそういう
とこがあるんですよ。」

「まぁ、そこがタクトのいいところ。」


「うるせー。なんだお前らその
かわいそうな人を見る目は、もう今日と
いう今日はおこるからな!」

どうやら、タクトはなんやかんや言われ
ながらも、大切にされてるみたいだ。
そんなやり取りをしていると、商人が

「そろそろ、ここで、今日は休み
ましょうか?」

と言った。俺たちはすぐに返事をして
食事の準備に取りかかった。

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