魔眼使いは冒険者に憧れる

カイン

これからのこと。

俺と父さんは二人で家に向かう途中、
母さんに俺のステータスのことを
どう説明しようかと話あっていた。
でも、結局いい案が浮かばなかった
ので、なんとかなるだろーという
意見になった。まぁー、そんなうまく
いくこともなく、俺は母さんに質問攻め
にあっていた。

「カイ!あなたユニークスキルが
あったの!すごいじゃない!
でも、それはそれ。どういうこと、
どうして、皇帝に保護してもらうことに
なってるの!どうして15歳までに功績を
残すことになってるの!」

俺はこうなるまでの経緯を母さんに
伝えた。母さんは黙って聞いてくれた。

「はぁ、確かにカイにユニークスキルが
あったのはすごいうれしかったわ。でも
こんなことになるんならそんな力ない
ほうが私はうれしかった。でもあなたの
顔を見てカイは自分にユニークスキルが
あって本当に嬉しそうな顔をしているの
ね。なら、私はあなたのこれからの人生
には、口は出さないわ。でも一つだけ
約束して、もしもあなたが困ったら、
どんな些細なことでもいいわ。私たちを
頼ってくれる?」

えっ、俺、そんな嬉しそうな顔してた?
でも母さん。ありがとう。涙が流れそう
になるのをこらえて俺は口を動かした。

「うん、もちろんだよ。母さん。どんな
小さなことだって困ったら母さんや
父さんに相談するよ。」

俺の心からの本心だった。

「うん、ならいいわ。もうなにも
いわない。でもこれからどうするの?
15歳までに功績を残さないといけないん
でしょう?」

「うん、それなんだけど、冒険者になろう
と思うんだ。」

僕が冒険者になりたいのには理由がある。
一つは力があれば年齢関係なく上の
ランクに上がれること。Sランクにでも
なれば、男爵と同じぐらいの権力をもつ
ことが出来る。二つ目は、
ある程度実績をてにいれることが
出来るということだ。どういうことかと
いうと、貴族とのパイプをてにいれる
ことが出来るということだ。ギルドには
貴族たちから普通にはクリア出来ない
特殊な依頼がたくさん来る。でも
大体は、クリアすることが出来ない、
なぜならそもそも受けようと思わない
のだ、なぜなら、確かに報酬はいい。
だけどそのぶん、失敗したときの
デメリットのほうが高いのだ。
それがわかってるからそれを、
わかっているベテランたちは貴族からの
依頼を専属依頼でもない限り受けない。
専属依頼とは実績のある冒険者個人に
対して、依頼をすることだ。
でも俺にはユニークスキルがある。
だから、失敗することはないだろう。
依頼の度にその依頼にあった、スキルを
おぼえればいいのだ。獲得するのが難か
しいスキルを使う依頼なら、そもそも
受けなければいい話だ。
まぁ、ぐだぐだ話したが結局俺が、
冒険者になりたいのだだってそうだろ。
冒険者で上を目指す。俺はそのために
この世界に来たんだ。だから俺は冒険者
になる。しかも冒険者は12歳からなれる。
俺は母さんたちにそのことを説明した。

「うん、私はいいと思うわ。確かに利に
叶っているし、何よりカイがやりたいん
ならやりなさい。冒険者なら私たちも
教えてあげられるしね。」

「あぁー、そうだな。カイ!俺も
教えてやるぜ!」

「ありがとう。父さん、母さん。」

俺はそういうことで12歳になるまで、
鍛えることにした。それからいろいろ
あり、7年がたった。




















次回ついに冒険者になる予定!
ながかったーー。

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