魔眼使いは冒険者に憧れる

カイン

異世界転生②

「俺が死んだってそれ本当か 」
俺は目の前にいるおじいさんにそう言った。
「あーお主は死んだ。」
まるで何でもないかのようにこのじじいはそう言った。
「その通りじゃ、わしにとっては人一人の命なんて、どうでもよいものじゃ。」
ーー俺は目の前のじじいを見た。
「もしかして俺の考えてることがわかるのか?お前もしかして本当に神なのか?」
「だから最初からそう言っておるじゃろ、わしは神だとな」
どうやらこのじじいは神様らしい。
「本当に失礼なやつじゃな貴様は、やっとわしが神だと信じよったか。」
神はため息をつきながらそう言った。
「じゃあー俺が死んだっていうのも本当なんだな……」
「そうじゃお主は死んだ。そして今から転生してもらう。お主に拒否権はない!」
「えっ!俺転生させてもらえるのか」
「なんじゃお主やけに嬉しそうじゃのー」
それはそうだ突然死んだと言われたが、転生させてもらえるなんて夢にも思わなかった。
「喜んでるところ悪いがお主が転生するところは、お主が住んでいた地球とは違う。魔物やらが普通にいて、戦争なんてのも日常でおこなわれている世界じゃ。」
なっなんだって~、とっ、いうことは
「その世界には冒険者もいるのか 」
「もちろんいる。むしろ冒険者がいることで、皆平和に生きていられるんじゃ」
「行く行く、俺その世界行くぞ!いや、ぜひ
いかせてください神様。」
「なんじゃ急に態度が変わったの~、まっ別にお主に拒否権はないからの最初からそのつもりじゃがのー、何か転生したい理由でもあるのか?」
「あーある。それは冒険者だ俺は冒険者になるのが夢だったんだ!」
俺はその時、自分がライトノベルにはまった理由を思い出していた。

あれは俺が中学生のことだった。俺はいつもどおりくだらない授業が終わり家に帰る途中だった。その途中、好きな漫画の新刊が発売されていることに気づき本屋に寄った。目当ての本を見つけ満足げだった俺はたまには字でも読んでみようかなと、唐突に思った。でもさすがに小説なんかは読む気にはなれず、妥協案で目の前にあったライトノベルを買うことにした。今思えば、そんなにおもしろい作品ではなかったのかもしれない。でも俺はその作品をいつの間にかのめり込むように読んでいた。そのなかでも
、冒険者というものに憧れをいだいた。多種多様な人物がいるなかで、地位や富や名声といったものに命をかけているというたったひとつの共通点で結ばれているものたちそしてそれを支えるギルドの人たちそんな人たちに成りたいと願ったでもそんなことは無理だと思っていた。
そのときまでは……

話を戻そう。そんな夢にまで見た冒険者になることができる世界にこの神は転生させてくれるという。こんな嬉しいことはない。いやまてよ
俺を転生させるのは絶対だとこの神は言った。
つまり何か俺にやらしたいことがあるんじゃないか、それは困ったことになる。
「いや、別にないぞ」
「えっ、ないんですか!じゃー自由にしていいんですか!」
「あーじゃがその代わりいわゆるチートスキルなんてものはやらんぞ」
「全然大丈夫です!転生させてくれるんなら
それだけで十分です。」
「お主なかなか欲がないの~」
転生させてくれるというのに他になにを求めるというのか…
「最近は多いんじゃ、異世界に行けるからといってチートスキルをくれだの、死なない体をくれだの、貴族の家に生まれさせてくれだの、もううんざりじゃ、そんなことは全部わしが
考えることで要求されるもんじゃない 」
「神様も大変なんですね。」
「わかってくれるかお主。なかなかいいやつではないか。まあもう時間もすくないからのー、
特別に何かひとつだけ小さいことなら要求を聞いてやろう。」
なんでもかーこれは悩むなでもひとつだけなら
「なら、僕を冒険者の人の子供に転生させてください。」
「そんなことでよいのか?お主は本当に冒険者が好きなんじゃな。よしわかったその願い聞き入れよう。」
「ありがとうございます。」
「ではいってまいれ、お主が長く生きれることを願っているぞ!」
神様がそう言い何か呪文を唱えると俺の足元に魔方陣見たいなものがあらわれた。
あー、俺本当に転生するんだな。次の人生は
頑張って冒険者として成功するぞー。そう思いながら俺は転生した。













ついに転生しました。さてこれからどうなるんでしょうか。もうネタがありません 

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