美女女神から授かったチートスキル〜魅了〜を駆使して現代社会でたくさんの嫁を娶りたい!

月風レイ

園児編 第39話 あの子を落とせ〜春先生のトキメキ編⑨〜

俺、佐藤篤樹さとう あつきは実の父を睡眠薬を使って、夢という名の異世界へと誘い、春先生とデートをするために、春先生の元へと向かっている。場所は丸の池公園。丸の池公園を選んだ理由、それは俺の家から近い。ただそれだけだ。

俺には時間があまりない……あ! 寿命がとかそういうしんみり系じゃないんだよ?
父さんは夢の世界にいるからいいとして、母さんが帰ってくるのが5時くらいだから、俺はそれまでには帰らないといけない……

母さんが帰った時に俺がいなかったら、母さんがひどく慌てふためくのが目に見えるからね。

父さんは多分それまでは起きないだろうね……まぁ、そうじゃないと困るけどね。


俺は丸の池公園に着いた。俺の格好は身長を180まだ伸ばし、黒目黒髪の青年。
時計はあそこかな?

あ! 見つけた! あの白いワンピースの女性。 多分あれが春先生だろうなぁ。

それにしても春先生の今日の私服、すっごく可愛いなぁ。
しかも、ノースリーブっていいよね。
おれって結構腕フェチなところがあるからね。
春先生の服のセンスは最高だね。


ってか!? 春先生の帽子に鳥が止まってるよ!? なんで!? 普通止まらないよ!? なんでだろうね……多分、すっごい待ってたんだろうね……いつから待ってたんだろ……まぁいいか。

「待った?」


「ううん。今来たとこだよ」

テンプレきたー! そうかそうか、そんな待ってないよね! 鳥が帽子に止まるくらいじっと待ってないよね?
こういうところも春先生は可愛いね。


俺はこうして春先生とのデートが始まった。

手を繋いでお花畑を見て、春先生のお弁当を食べ、二人でお昼寝をして、アヒルのボートに乗った。

俺も興奮していつも演じている保育園児が多少出てしまっていた。

春先生といると、保育園児としての俺が出てしまう……まぁ、しょうがないか、そっちの方が自分には定着しちゃってるからね。


「ふぁーあ、楽しかったねぇ♪」

あっ! もう4時か! もうそろそろ俺帰らなきゃいけない!

「ハル……ごめん! もうそろそろ帰らなくちゃいけないんだ……」

母さんが帰ってくる前には帰らなくちゃならない、だからこれで春先生とのデートはおしまいだな……よし、じゃあ帰ろう

「え!? もう帰っちゃうの?」

そんな悲しそうな顔しないでくれよ……
こっちまで帰りたくなくなるじゃないか……

「あぁ……ごめんな……」

ほんとにごめんね……本当ならずっと一緒にいたいんだけど……

お持ち帰りも……まぁそれは夢のまた夢だな……

「ねぇ、あなたの連絡先を教えてくれない?」

「……………」

え!? 連絡先か……おれ今6歳児で携帯与えられていないんだよね。困ったなぁ……どうしよう……でもここは本当のことを言っておくか!

「ごめん! 連絡はできない! 携帯持ってないから。あっ! でも、ハルの電話番号を教えてくれたらこっちから連絡できるよ、ね?」

うん! そうだ! 春先生の携帯の電話番号を知っていれば、俺から連絡することだってできる。でも家の電話からはできないだろうから、公衆電話で電話するしかないけど、できないよりかはいいよね?

「ねぇ、また来週もわたしと会ってくれない?」

来週も!? 来週も春先生とデートできるのか? そりゃあ、いいに決まってるよね

「あぁ! いいぞ! 来週だな! 場所はまたここでいいか?」

場所はここしか無理なんだよね? 俺には時間の問題もあるしね。来週もお母さんは仕事だろうし、父さんは……眠らせればいいよね? 父さん、ごめんね。でも、もう諦めて、しょうがないんだよ。父さん。

「うん! 場所はどこでもいいから!」

何その笑顔! 初めて見たよ! 可愛すぎないかな……帰りたくなくなっちゃったよ?

でも帰らないとね……


「わかった! じゃあな! 連絡するよ」


俺は来週のデートの約束をして、その場から去った。


はぁ、今日は本当に楽しかったなぁ……

また来週も母さんは仕事だし、来週も春先生とデート楽しめるなぁ。




その帰り道、俺はふと思った。

あれ!? 俺、このままでいいんだろうか?

このままいくと……ダメだ……手を打たないと……

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