美女女神から授かったチートスキル〜魅了〜を駆使して現代社会でたくさんの嫁を娶りたい!

月風レイ

園児編 第1話 6歳に戻ってきた


「…………あっくん…………あっくん、起きて」

深い暗闇の中から、透き通った声が俺の耳を刺激する。意識は光を求めるかのように上昇していくのだが……
この深い暗闇はどこか暖かく心地いいので、光なんかを追うのはやめて、また深い闇に閉じ篭ろうとしたのだが……
声はさらに俺の耳を大きく刺激するもので……

「…………あっくんおきて」

俺の耳元で声を発しながらも、俺の体を揺すってくる。

俺は色々と疲れてるんだから、放っておいてくれよ……もう……

自分で言うのもアレなのだが……俺は起きるのが苦手だ……出来ることであればずっと布団で眠っていたいし、朝早か起きるのなんて修行する僧侶がすることであって一般人の俺はしなくてもいいと思っている。


俺はとにかくまだ眠っていたいので、起こそうとすることをやめさせたかったので、俺はその人物をとりあえず突き飛ばしてみることにした。
ボン。

だがしかし、俺は寝起きの最大限のパワーを込めてもその人物を突き飛ばすことはできなかった。

「もぉ……あっくん。どこ触ってるのよー?」

鈴のような綺麗な音色の声が俺の耳をくすぶる。

どこかで聞いたことある声だ……
それも俺が結構小さかった頃によく聞いた調子の声だ……
優しくて暖かくて俺を守ってくれる声……


突き飛ばさなかった理由も気にはなったのだが、透き通った声の持ち主が誰かを知りたかった俺は起きているのがバレないようにうっすらとだけに目を開けた。
と、俺が目を開け見た人物の正体は……

「えっ!? 母さん!?」

俺は思いもよらない人物が目の前にいたので、驚きを隠さず大きな声で叫んしまっていた。

俺が驚くのも無理もないことだった。
なんたって母さんがまず俺の家にいるってのもおかしいことだし、それに母さんがいつのまにか若返っていたのである。
母さんの肌の整い具合から見るに母さんは20代くらいなのだろう。
と俺は母さんを見て思案を始まるのであったが、

「あらあら、もう母さんだなんて、あっくんはとても賢くて、いい子ねー。ヨシヨシ」

母さんはなぜか、俺に母さんと呼ばれただけでたいそうご満悦な笑みを浮かべている。

そして、俺が目を覚まして、母さんと挨拶してようやく母さんのことを突き飛ばせなかった理由に気がついた。

あれ。俺なんだか小さくなったないか?

と、自分が小さくなっていることに気付いた途端に、神界で出会った美女女神様との出来事が一気に鮮明に脳内へと流れ込んできた。
俺の頭の中に膨大な量の記憶が送り込まれてきて、その際にひどい激痛が伴った。
記憶が全て送り込まれてきて、ようやくして思考する余裕が生まれた時。

あー、そういえば、俺は戻ってきたのか。6歳の時に。

と、頭の中で考えている最中俺の体はというと、


「あっくん……いつまでお母さんのおっぱいを揉んでるの〜? あっくんは年長さんになったんだから、おっぱいはもう卒業したでしょ〜?」

俺は突き飛ばそうとした時から、母さんのおっぱいを、知らず知らずのうちに揉みしだいていたのである。
まぁ、これは本能的な欲求で反射行動の一つだ。
おっぱいがそこにあったから揉んだだけであって、揉みたいからおっぱいがそこにあるわけではない。
俺はそうやって自分の行動を正当化をして、さらに母さんのおっぱいを揉んだ。
まぁ、6歳児なら何をしても笑顔を見せれば許しくれるよね。

母さんはおっぱいを一生懸命に揉んでいる俺を笑顔で見つめたあと、俺の頬にそっと口づけをした。

俺の母さんって、6歳に戻って見てみるとかなり美人だよな……
それに揉んだ感触的にはおっぱいもかなり大きいし……

俺は6歳に戻ってきて、初めて母さんと出会い、はじめにしてそんなことを考えるのであった。
前の人生は26歳だったんだけど……
まぁ、思考は前の人生のを取り込んだみたいだけど、体の機能はまだまだ子供のようだ。

外見は可愛らしい子供、頭脳は腹黒い大人。
そんなどこかで聞いたことがあるようなないような物語がここから始まる。

あ! コナ◯くんは正統派はとして生きていったが、果たして俺はどうなるのであろうか……



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