先輩と付き合うのは無理ゲーすぎる
第11話 舞香の決断
舞香
 
『まいかちゃーん、いつから夏休み~?
早く一緒に遊びたいなぁ~』
 
変わってしまった部分あるとはいえ、
颯汰くんのことがずっと好きだった私にとって遊びの催促は
嬉しい。
 『明日から夏休みだからバイトの日以外なら大丈夫だよ!』
『よ~し!なら明日デートしよう!
10時にまいかちゃんの家に行くからね!』
明日かぁ~、明日ならバイトは休み!
颯汰くんとのデートは毎回楽しかったなぁ〜と
思い出し、明日がさらに楽しみになる。よーし!
明日はとびっきりお洒落するぞ〜!
「どうしたまいか、にやいやしちゃって~」
嬉しい気持ちが顔にでてしまっていたのかな?
後ろから遥姉ちゃんが抱きついてきた。
「べ、べつに……ただ、颯汰くんが夏休みで、か、帰ってきてまた
告白されて付き合うことになっただけよ!」
 「色々起きてるじゃない、そうかぁ、颯汰がねぇ……
まいか 別れた時、それはそれは大泣きしてたもんねぇ」
 
 「も、もう!余計なこと思い出さなくてもいいよ!」
 
急に県外の大学に行くと言われ、それに別れて欲しいという言葉は当時の私にはとても辛かった。だから、彼への思いを他で埋めるために年上をずっと追っていたのだと思う。
「あれ?でもそういえばやりたいことがあるから別れるって言われてなかったけ?」
そうなの、私は結局彼のやりたいことというものがわからないまま別れてしまったのだけれど結局なんだったのかな……
 「そこは私も何だったのかわからないの……
でも私はこうして颯汰くんが自分のもとに帰ってきてくれたことが嬉しいの」
 「もう~のろけちゃって~!その様子じゃ
きっと明日はデートね!きっと成長したまいかにびっくり
するわよっ」
 「そうだといいなぁ……ってどこの成長よ!でも久しぶりの デート、、明日が楽しみっ!」
次の日、颯汰からワンピースを着てほしいとのリクエストがあったため、私は躊躇いながらも服を選んでいた。
 
「ワンピースかぁ、いつぶりだろう……それに、私こんな服似合うかなぁ?」
 
「まって、まいかめっちゃ似合うじゃん〜!
普段、あまり女の子らしい服着ないから余計に可愛いらしいわよ、食べちゃいたいくらい♡」
そういい、ガオーっとする遥姉ちゃん、
いや、よっぽどその仕草の方が可愛いよ。
「てか、いつ入ってきたのよ〜」
「ん?颯汰のこと考えて足バタバタしてた時 
から?」
そこからかぁー!!恥ずかしいっ!本当に恥ずかしい!!
「もう!部屋からでてけっ〜」
……
ピンポーン、そんなこんな姉妹で話してるうちに颯汰くんが来る時間になったみたい。
「おはよ!ほら、やっぱり女の子らしい服装してる方が似合うし可愛いじゃん〜、早く遊び行こうぜ!」
そういい、手をこっちに差し出し笑顔な彼。
少しチャラくなっだけど、やっぱり颯汰くんは颯汰くんだ。そう思いながら、彼が差し出す手に私の手を差し出した。
 「ちゃんとやりたいこと考えてきたから今日は俺についてきて?」
「うん!」
やっと会いたかった、好きだった人との再会、
そしてなにより、1年半ぶりの颯汰くんとのデートが始まった。
 
『まいかちゃーん、いつから夏休み~?
早く一緒に遊びたいなぁ~』
 
変わってしまった部分あるとはいえ、
颯汰くんのことがずっと好きだった私にとって遊びの催促は
嬉しい。
 『明日から夏休みだからバイトの日以外なら大丈夫だよ!』
『よ~し!なら明日デートしよう!
10時にまいかちゃんの家に行くからね!』
明日かぁ~、明日ならバイトは休み!
颯汰くんとのデートは毎回楽しかったなぁ〜と
思い出し、明日がさらに楽しみになる。よーし!
明日はとびっきりお洒落するぞ〜!
「どうしたまいか、にやいやしちゃって~」
嬉しい気持ちが顔にでてしまっていたのかな?
後ろから遥姉ちゃんが抱きついてきた。
「べ、べつに……ただ、颯汰くんが夏休みで、か、帰ってきてまた
告白されて付き合うことになっただけよ!」
 「色々起きてるじゃない、そうかぁ、颯汰がねぇ……
まいか 別れた時、それはそれは大泣きしてたもんねぇ」
 
 「も、もう!余計なこと思い出さなくてもいいよ!」
 
急に県外の大学に行くと言われ、それに別れて欲しいという言葉は当時の私にはとても辛かった。だから、彼への思いを他で埋めるために年上をずっと追っていたのだと思う。
「あれ?でもそういえばやりたいことがあるから別れるって言われてなかったけ?」
そうなの、私は結局彼のやりたいことというものがわからないまま別れてしまったのだけれど結局なんだったのかな……
 「そこは私も何だったのかわからないの……
でも私はこうして颯汰くんが自分のもとに帰ってきてくれたことが嬉しいの」
 「もう~のろけちゃって~!その様子じゃ
きっと明日はデートね!きっと成長したまいかにびっくり
するわよっ」
 「そうだといいなぁ……ってどこの成長よ!でも久しぶりの デート、、明日が楽しみっ!」
次の日、颯汰からワンピースを着てほしいとのリクエストがあったため、私は躊躇いながらも服を選んでいた。
 
「ワンピースかぁ、いつぶりだろう……それに、私こんな服似合うかなぁ?」
 
「まって、まいかめっちゃ似合うじゃん〜!
普段、あまり女の子らしい服着ないから余計に可愛いらしいわよ、食べちゃいたいくらい♡」
そういい、ガオーっとする遥姉ちゃん、
いや、よっぽどその仕草の方が可愛いよ。
「てか、いつ入ってきたのよ〜」
「ん?颯汰のこと考えて足バタバタしてた時 
から?」
そこからかぁー!!恥ずかしいっ!本当に恥ずかしい!!
「もう!部屋からでてけっ〜」
……
ピンポーン、そんなこんな姉妹で話してるうちに颯汰くんが来る時間になったみたい。
「おはよ!ほら、やっぱり女の子らしい服装してる方が似合うし可愛いじゃん〜、早く遊び行こうぜ!」
そういい、手をこっちに差し出し笑顔な彼。
少しチャラくなっだけど、やっぱり颯汰くんは颯汰くんだ。そう思いながら、彼が差し出す手に私の手を差し出した。
 「ちゃんとやりたいこと考えてきたから今日は俺についてきて?」
「うん!」
やっと会いたかった、好きだった人との再会、
そしてなにより、1年半ぶりの颯汰くんとのデートが始まった。
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