先輩と付き合うのは無理ゲーすぎる
第10話 新たな決意
 翼
 結局あの人は誰だったんだろう……
ただ、あの時、神楽坂先輩は泣いていた。 もしかしたらあの
颯汰とかいう人と付き合っていたのかもしれない。
 「お困りですか、お兄ちゃん♡」
おー渚よ、ちょうどいいタイミングで……
 「いや、実はな、、」
…………
おれは今日起きたことを渚に説明した。
「ふむふむ、まずはお兄ちゃん、仕事しっかり頑張ってるみたい
だね!すごいすごい!」
いや嬉しいよ、そこも頑張ってるんだけども……
今は渚なりの今日起こったことへの解釈を聞きたい。
 
「で、渚からみて2人の関係はどうなんだ?」
俺の心は今、きっと動揺している。だからこそ
客観的な、自称恋愛マスターの渚の意見が聞きたかった。
 「いや、間違いなく付き合ってたでしょ!
そして、今も先輩はきっとその人のことが好きだね、
間違いないね……」
いや、そうだと思ってたよ、でも、先輩のこと好きな身からしたら信じたくないし……もしかしたらただの友達とか……いや、それは ないな……
 「てことはわかる?お兄ちゃん、昔付き合ってた人が現れて、先輩もまだその人のことを好きっぽい、なおかつ年上だよ!お兄ちゃんに勝ち目はありません♡へへっ」
 
こ、こいつ、えげつないことで笑顔で言いやがった……
「でどうするの?先輩のこと諦めるの?
諦めないの?」
確かに可能性は限りなくゼロに近いかもしれない。それでも、俺は気持ちを伝えないまま諦めることなんてできない!
  
「俺は、このまま諦めるなんてことはできない!せめて、この気持ちは伝えたい!」
「そうこなくっちゃ、私のお兄ちゃんじゃないね!頑張るって決めたお兄ちゃんに1ついい
ことを教えてあげる♡」
 「えっ、いいこと?例の恋愛成功計画ってやつの続き?」
 「うーん、あれは予想外の展開になってきたからなし!私的にその現れた元カレに行った先輩の言動が気になるの……」
えっ、そんな気になる言動ありました?
俺があまりにキョトンとしているのを見て、
これだからお兄ちゃんは、とでも言いたそうな目で話し始めた。
 「だーかーら!昔とその人が変わってるような発言を先輩がしてたんでしょ?そこが気になるっていってるの!」
 
すまんが渚、俺には何のことやらさっぱり
わからん。
 「普通ね、別れたとしても想い人が帰ってきたら拒絶みたいな
反応は取らないよね? ってことは何かしら相手が変わってたって
ことじゃない?」
渚が言いたいのは、そもそも年上が好きって言ってたのはその颯汰という人がいたからでその人が帰ってきてるのにあの
態度はおかしいということらしい……
 「いや、でも拒絶反応と捉えるなら先輩がその人のこと好きだっていう確証もないんじゃないのか?」
 「それは私の女の勘も大いに含まれてるよ♡でも、1番お兄ちゃんにとって最悪な事態を想定した方がいいでしょ♡」
 
確かに変な期待をするよりかはその方がいいのかもしれない。
「ここからは私の憶測でしかないんだけど〜
今更、別れた彼女の元に現れる彼氏ってどうも怪しいのよね、、お兄ちゃん!まずはその人のことを調べることから始めて
みない?」
「まずは敵を知らないと何も始まらないってことだよな!よしそうなれば……」
 
いや、連絡先も何も知らない。調べるの無理じゃない?
「きっとまたその人はバイト先に現れるだろうから、その時にその人を観察すること!わかった?」
そして渚は真剣な表情でこういった。
「それと……もし先輩の身に何か起こりそうだったらお兄ちゃんが、ちゃんと助けてあげてね」
 「おう!お兄ちゃんに任せろ!まあ、きっと危ないことになるなんてことないだろうけどな」
渚に俺はそういい、明日から自分のやるべき
ことへの決意を燃やした。
神楽坂舞香、俺の大好きな先輩を幸せにするために!!
 結局あの人は誰だったんだろう……
ただ、あの時、神楽坂先輩は泣いていた。 もしかしたらあの
颯汰とかいう人と付き合っていたのかもしれない。
 「お困りですか、お兄ちゃん♡」
おー渚よ、ちょうどいいタイミングで……
 「いや、実はな、、」
…………
おれは今日起きたことを渚に説明した。
「ふむふむ、まずはお兄ちゃん、仕事しっかり頑張ってるみたい
だね!すごいすごい!」
いや嬉しいよ、そこも頑張ってるんだけども……
今は渚なりの今日起こったことへの解釈を聞きたい。
 
「で、渚からみて2人の関係はどうなんだ?」
俺の心は今、きっと動揺している。だからこそ
客観的な、自称恋愛マスターの渚の意見が聞きたかった。
 「いや、間違いなく付き合ってたでしょ!
そして、今も先輩はきっとその人のことが好きだね、
間違いないね……」
いや、そうだと思ってたよ、でも、先輩のこと好きな身からしたら信じたくないし……もしかしたらただの友達とか……いや、それは ないな……
 「てことはわかる?お兄ちゃん、昔付き合ってた人が現れて、先輩もまだその人のことを好きっぽい、なおかつ年上だよ!お兄ちゃんに勝ち目はありません♡へへっ」
 
こ、こいつ、えげつないことで笑顔で言いやがった……
「でどうするの?先輩のこと諦めるの?
諦めないの?」
確かに可能性は限りなくゼロに近いかもしれない。それでも、俺は気持ちを伝えないまま諦めることなんてできない!
  
「俺は、このまま諦めるなんてことはできない!せめて、この気持ちは伝えたい!」
「そうこなくっちゃ、私のお兄ちゃんじゃないね!頑張るって決めたお兄ちゃんに1ついい
ことを教えてあげる♡」
 「えっ、いいこと?例の恋愛成功計画ってやつの続き?」
 「うーん、あれは予想外の展開になってきたからなし!私的にその現れた元カレに行った先輩の言動が気になるの……」
えっ、そんな気になる言動ありました?
俺があまりにキョトンとしているのを見て、
これだからお兄ちゃんは、とでも言いたそうな目で話し始めた。
 「だーかーら!昔とその人が変わってるような発言を先輩がしてたんでしょ?そこが気になるっていってるの!」
 
すまんが渚、俺には何のことやらさっぱり
わからん。
 「普通ね、別れたとしても想い人が帰ってきたら拒絶みたいな
反応は取らないよね? ってことは何かしら相手が変わってたって
ことじゃない?」
渚が言いたいのは、そもそも年上が好きって言ってたのはその颯汰という人がいたからでその人が帰ってきてるのにあの
態度はおかしいということらしい……
 「いや、でも拒絶反応と捉えるなら先輩がその人のこと好きだっていう確証もないんじゃないのか?」
 「それは私の女の勘も大いに含まれてるよ♡でも、1番お兄ちゃんにとって最悪な事態を想定した方がいいでしょ♡」
 
確かに変な期待をするよりかはその方がいいのかもしれない。
「ここからは私の憶測でしかないんだけど〜
今更、別れた彼女の元に現れる彼氏ってどうも怪しいのよね、、お兄ちゃん!まずはその人のことを調べることから始めて
みない?」
「まずは敵を知らないと何も始まらないってことだよな!よしそうなれば……」
 
いや、連絡先も何も知らない。調べるの無理じゃない?
「きっとまたその人はバイト先に現れるだろうから、その時にその人を観察すること!わかった?」
そして渚は真剣な表情でこういった。
「それと……もし先輩の身に何か起こりそうだったらお兄ちゃんが、ちゃんと助けてあげてね」
 「おう!お兄ちゃんに任せろ!まあ、きっと危ないことになるなんてことないだろうけどな」
渚に俺はそういい、明日から自分のやるべき
ことへの決意を燃やした。
神楽坂舞香、俺の大好きな先輩を幸せにするために!!
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