人間嫌いな俺とビッチな少女
プロローグ
「私があなたを信じる」
 幼馴染に裏切られて以来、人と関わりを持つ
ことを恐れ、そして避けてきた睦月に対し萌はまずは私が鍋島を信じる。
 そしていずれは私自身のことも信じてもらえるように頑張ると決めた。 
 
そして睦月も人を信じることはできなくても胡桃が
言った言葉を信じることを決めた。
……
「ねえ、この唐揚げ美味しいでしょ?」
「ああ、三つ星レストラン並に上手い」
「真顔で嘘をつくなー!」
……
屋上でご飯を食べる様子は日課になりつつある。
そんな萌と睦月の決意から早1週間余りが過ぎようとしている。
 季節はもうすぐ冬、二人の通う帝都高校も年に1回のビッグイベント、帝都高校祭を2週間後に控えていた。
 果たして、人と関わりを持つことを嫌う睦月は高校祭をどう乗り切る?
そして睦月と萌、2人の関係は進展するのか....?
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