高校時代のアイドル的存在がニートになって面影がなくなってしまった件

マイナスイオン

新たな出会い

「次の方、どうぞ!」


「はい!失礼します!」


…………


「面接は以上です、お疲れ様でした」


「ありがとうございました!」


やーっと終わった~!!合否はわかんないけどなんとか乗り切りました~
そう、私はニートを脱すべく会社の面接に行ったわけです。体重もここ最近は調子よく落ちていき、ついには50キロ代になったの。


まだまだぽっちゃりだし、事務仕事ではあるけどこれからも頑張って高校の時みたいになるつもり!そしたらこうちゃんも今以上に可愛いって言ってくれるよね?


ドンッ!


「あ、いったぁー、ごめんなさい!私がボーッと歩いてたばっかりに....」


「いえいえ、僕の不注意ですよ。こんな可愛らしい女の子を転けさせてしまうとは....怪我はありませんか?」


うわぁ、めっちゃ紳士ー!そ、それに見るのが
恥ずかしいくらいイケメンだ、、


「だ、大丈夫です。自分で立ち上がりますから、、
よいしょっと」


「手を貸しますから焦らずに。どうぞ」


そういい差し出させる手、太い足を見られたくない私は遠慮なく頼ることにした。


「ごめんなさい、私太ってて動きも鈍くて....」


高校の頃の私を知っている人ならともかく知らない人にとってはただのデブだ。
なるべく人に迷惑かけないようにしなきゃ....


「女性が自分のことを卑下するものではありませんよ。それにあなたはすごく魅力的ですよ。普段見ない顔ですし今日の面接を受けに来られたんのですか?」


「は、はい。まだ受かるかはわからないですけど一応今日面接を受けてきたんです」


「そうでしたか。あなたならきっと大丈夫ですよ。私が採用担当ならあなたみたいな魅力がある方は放っておかないですから」


「いえ、そんなことないです。私ふと....」


「ほらまた、悪い癖ですよ。それに私は嘘はつかない主義ですから」


「あ、ありがとうございます。なんかそう言ってもらえるのが久しぶりですごく嬉しいです!」


「ほう、それは意外でした。
あっ、申し遅れましたが私はここで総務をしてます。天童創と言います。一緒に仕事できるのを楽しみにしてますね」


「はい、受かることができたらよろしくお願いします!」


「ではまた....」


 天童さんはそう一礼し去っていった。
あの人すごく紳士的な人だったなぁ~
それにイケメンだし、、それに私のこと魅力的だって言ってくれた!
  こうちゃんも可愛いって言ってくれるけど太って
以来、周りからそういう言葉を言われなくなった私にとっては例えお世辞であってもとても嬉しかった。


「ここの会社受かったらあの人と仕事することが
できるのかな~?」


つい、そんなことを口にしてしまうほど私は浮かれていた。早く帰ってこうちゃんにも可愛いって言われたよ~って報告しなきゃ!


自分の彼女を褒められて嬉しくない彼氏はいないもんね!!


……
「ただいま~!」


「おう、凛乃花おかえり!面接大丈夫だったか?」


「ちゃんと受け答えできたしあとは結果を待つだけだよ~それにね~」


私は今日出会った天童さんの話を含め今日の出来事をこうちゃんに話した。


「へー、そんなできた人がいるんだなぁ。でも、いくらかっこいいからって言ってそいつに乗り換えるのはよしてくれよな」


笑いながらそういうこうちゃん。
あれれ?もしかして少しヤキモチ妬いてる~?


「きっとお世辞だろうしそれに私が好きなのはこうちゃんだから安心してね」


 「わかってるよ。少しなんか親離れが寂しくなる親の気持ちが分かる気がしたよ」


「もう~そうやってすぐ子ども扱いするんだから~!そんなこうちゃんにはお仕置きだ~」
 

 言い終わると同時にこうちゃんにダイビングをお見舞いしてあげた。重い重いーって言いながらも少し嬉しそうなこうちゃん。
 

こうちゃんにこうやってずっと笑顔でいてもらうために私頑張るからね!


「よーし!頑張るぞ~!」


「ん?何をだ?」


「いいから、いいから~さっ、一緒にお風呂入るよ~?」


「はいはい、もう沸いてるからな」


私はとても幸せだ。仕事をし始めたら大変なこともいっぱいあるはずだけどきっとこうちゃんがいたら乗り越えれるはずだよね!


どうか受かってますように~!



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