高校時代のアイドル的存在がニートになって面影がなくなってしまった件

マイナスイオン

凛乃花もまた

★神童凛乃花★


現在お風呂場、私は体重計に乗りながら唸っていた。
 なぜ唸ってるのって?ダイエットを始めて早1週間、私の体重は思うようには落ちていなかったから。


「うー、食べてないのにどうしてよー?」


ついそんな言葉が漏れてしまう。今の状態では働きたくないと思って面接もパスして一生懸命頑張ってたんだけどなぁ、、、、


 でも1つだけわかる理由はわかるの。痩せてた頃の感覚を私自身が忘れててどう痩せてどうなりたいのかがちょっとわからない。
 

60を切ると決めたけど高校の時を考えたら、60を切っても高校時代と比べたら15ほど差はあるし、、
 

意気込んだはいいけどダイエットって難しいんだなぁ、、 今更だが太ってしまった後悔の波が私に襲いかかる。


こうちゃんは会社の飲み会だし美人な女の人に誘惑
されてたらどうしよう……
そんなことないと信じても今の私じゃ太刀打ち
できないし……


はぁ……最近こんな普通に悩むことが増えた。


こうちゃんは何も悪くないのに、勝手に私が
1人で落ち込んでる。飲み会に行くな~ともニートな私が言えるわけがないし……


「考えてもどうにもならないのなら、よし!
寝よう~!!」


私はこうちゃんの帰りを持つことなく眠りについたのだった。




………………




「俺は神童先輩のことが好きです。俺と付き合って
ください!」






……ほへ?目の前には学ランを着た男の子?
この人誰だっけ?ってかここ何??




「りりちゃん、一生懸命告白してくれてるのに無視はないと思うよ~?」




「おい、凛乃花。早く楽にしてやれ!」




「あっ、ん?えっと、、ごめんなさい?」


「あ、はい....そうですよね、俺なんかが付き合えるわけないですよね、すみません」


そういい謎の男の子は肩を落として帰っていって
しまった。


「相変わらずりりちゃんはモテるね~」


「入って早々の1年生に好きって言われるくらいだからよっぽどだぞ~女としては羨ましいくらいの顔良し、スタイル良し、運動神経良し、の現代版「三方よし」だもんな」


「私、今どれ1つとして残ってないよ?」


「りりちゃんの嫌味が来ました~」


「凛乃花、そういうのは鏡を見てから言わないと敵作っちゃうぞー?」


そう言って手鏡を押し付けてくるきょうちゃん。
 あれ?二重アゴがないし顔もスッキリしてる?それに体も重くない……
 

ダイエットってこんな急激に体重落ちるものなんだ~やった~!


でも私なんで制服なんて着てるんだろ?


「でもあんなハイペースで男子振ってたら男子いなくなっちゃうんじゃない~?」


「雪流石にそれは大丈夫さ。地球上に男は35億いるってテレビでしてたぞー」


「それ面白いね~いずれネタで使う人が出てきたりしてね~」


この2人何言ってるんだろ?今テレビで普通にネタしてる人いるんだけどなぁ。


「凛乃花もいい加減身を固めたらいいのにね~、この学校意外にイケメン多いしさ~」


きょうちゃん、こうちゃんと付き合ってるの知ってるのになんでそんなこと言うの?


「私はこうちゃん一筋だから浮気なんてしないよ!!」


「えっ、りりちゃん彼氏いたの??」


「しかもこうちゃんって誰だよ?」


……あれ?何かがおかしい気がする。


こうちゃんと付き合ってない、いきなり学ラン男子に告白され、私は痩せている。これってもしかして過去だったりする?
 最近凹みすぎてて落ち込むなって神様が過去に戻してくれたのかな?
 

でもこうちゃんと付き合ってない過去に戻ったって意味ないよ~一体こうちゃんはどこ~?


高校時代ってことはこうちゃんはテニス部!


「ねえ2人とも!テニス部みにいこうよ!」


「どうしたの?りりちゃんいきなり?」


「テニス部ねー、ま!そこそこ顔の良いのも多いし
行くとしようよ~!」


「そうこなくっちゃね!」


 駆け出した足取りは考えられないくらい速かった。


 こんなにも早く走れてたんだなぁとしみじみ思い
ながら、私は大好きなこうちゃんを見るためにテニス
コートに向かうのだった。



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