高校時代のアイドル的存在がニートになって面影がなくなってしまった件
会社の先輩 桜庭杏
さて、どうなるものか。今日、果たしてまたあの夢を見ることになるのか。一方、凛乃花は隣でスースー寝ている。
パチっ
「まっ、考えても無駄か、とりあえず寝るか」
そう呟き俺は眠りについた。
…………
「ふわぁー....よく寝た~さて顔洗って朝ごはんでも
作るか!」
ん?何か忘れてないかって?結論から言おう。俺は高校時代の夢は見なかった!そもそもこのことは他の人に話しても理解してもらえないと思う。だって俺自体が理解できてないし!
やっぱり凛乃花のいる大切さに気づけってことだったのかな?
そう俺は勝手に結論づけ、朝食の準備に取り掛かった。
「凛乃花~、朝だぞー!起きろ~」
「むにゅ、あと5分だけ~」
お前は高校生か!!そんな時は必殺!
布団剥ぎ~!
バサっ!
「あー....寒いよー私の布団が~、ぶぅ!こうちゃんのケチ~」
その格好でぶぅとか言わないでくれ。ちょっと笑っちゃうじゃないか。
「「いただきます!」」
2人揃ってご飯食べるのが俺たちの約束だ。だから、こうして仕事のある日は起きてもらわないと困るってやつだ。
「今日は一日どうするんだー?」
「今日わねー、なんと見たいドラマがあるのでそれを鑑賞します~!」
イェーイ!じゃないぞ凛乃花。
「冬は冬眠とか言ってたからまあ冬の間はと許していたが流石にもう4月だ。そろそろハロワに行ったらどうなんだ?」
「今こうちゃん、ニートの最大の味方であり、敵である物の名を言ったな。そうそれこそはー」
「サンシャインはいいから。真剣に話を聞いて。今は確かにまだいいかもしれない。だけどこれから結婚とかの話になった時にニートはまずいだろ?」
「うーん、た、確かに……」
「それにだ、今はお互い頑張ってるってので同棲できてるし、凛乃花が仕事合わないって言って辞めても親も何もいわない。まあ過保護だしな。だけどそもそも面接すらしてないってなったら話は別になる」
「ガ、ガーン、、」
口で言うな、口で!この際、最後まで言おう。
「今は理沙に口止めしてもらってるし、こっちの親にも何も言われないが、もし言われた時に今のままだと俺も擁護できない。それに、頑張ってる凛乃花が俺は好きだから」
「まって、こうちゃん。それは私が今頑張ってないって言ってるの?私は私なりに頑張ってるところもあるよ。仕事するのがそんなにえらいこと?仕事してたらなんでも言っていいの?」
まさかここで言い返されるとは思ってなかった。少し面食らったがでも言わなければ……
「いや、凛乃花、偉いか偉くないかとかそういうことじゃなくて、俺はちゃんと……」
「もう、説教は嫌。私は私なりに考えてる!それだけだもん、ふん!」
そういい、寝室に閉じこもる凛乃花。こうなってはもうダメだ。手がつけれない。
「なーんでわかってくれないかなぁ、
 俺が間違ってるのか?」
そんなことを呟いてみるもののもちろん誰も返事はしてくれない。また、帰ったら機嫌も直るだろう。俺はしっかり食器を洗い、職場に向かった。
…………
「へー、ちゃんと神谷にしては言ったじゃん。でどういう反応だったの?あのデブニート」
「いや、会ったことはないのはわかるんですけど、人の彼女をデブのニート呼ばわりするの辞めてもらっていいですか?」
この口のかーなーり悪いのは俺の3個上の先輩、桜庭杏さん。歳は今年で24俺の教育係。仕事の件はもちろん、プライベートの相談もできる美人でかなりいい人であるが、さっきみたいに口が悪いのが
玉にきずである。
「なんか今失礼なこと考えてなかった?」
「と、とんでもないです。でも、結局塞ぎ込んじゃったみたいで……」
「そうすれば逃げれると思ってるのよ。で結局神谷はどうしたいの?」
「僕的にはとにかく働いてくれて、一緒に仕事の愚痴も話せたらなーとか、やっぱり将来結婚するのであればそこらへんは……」
「それじゃダメね、彼女の気持ちは少し分かる気がする。
私はデブでもニートでもないけど」
えっ?やっぱりおれがおかしい?それに一言余計なんですけど、、
「今のあなたはちゃんと彼女のこと見てる?世の中働くことも大事かもしれない。神谷は高卒で働いてるしその分、何か働くことに神経質になってるん
じゃない?」
神経質に?俺は入ってからずっと、仕事も自分なりに頑張って来たし、凛乃花のことも……
「わからないならはっきり言うわ、あなたは社会人以外の人を今見下してるのよ。だから働かない彼女はダメだ、社会人、働くやつがえらいんだって思ってる」
「いや、そんなこと!」
「思ってるのよ。私も高卒で入った身よ。最初周りの学生が甘く感じて、なんで自分はこんなに頑張ってるのにって思ったわ。学生だって当たり前に頑張ってるのに....神谷!みんな頑張ってるのよ。あなたの彼女だって最初は下手だった料理が上手くなったって
言ってたじゃない」
今日、似たようなことを凛乃花にも言われた。
俺は見下してるのか?……わからない……
「少し言いすぎたかもしれないわね。確かにあなたの彼女に非が全くないとは言えないわ。働くって自分から言って働く意思が感じれないって点ではね。でもちゃんと彼女の意見も聞いてあげたら?もしかしたら何か考えがあるのかもよ?」
そうなんだろうか、なんで働かないんだって気持ちが強くなりすぎてて、でもそれ以外のことは上手くいってて、俺にとって凛乃花は大切だって気づいて、
でも、それは目を背けてた部分があって
のことだったのか?
「私から言えることは以上よ。あっそうだった、
そんな相談もいいけどこの書類今日までに提出して おいてね?」
やっぱり、杏さんは良き相談者だ。もう一度、自分自身、
そして凛乃花と見つめあってみよう。
そしたら……
何かが分かるかもしれない。
お互いがお互いのこと好きなのだから……
パチっ
「まっ、考えても無駄か、とりあえず寝るか」
そう呟き俺は眠りについた。
…………
「ふわぁー....よく寝た~さて顔洗って朝ごはんでも
作るか!」
ん?何か忘れてないかって?結論から言おう。俺は高校時代の夢は見なかった!そもそもこのことは他の人に話しても理解してもらえないと思う。だって俺自体が理解できてないし!
やっぱり凛乃花のいる大切さに気づけってことだったのかな?
そう俺は勝手に結論づけ、朝食の準備に取り掛かった。
「凛乃花~、朝だぞー!起きろ~」
「むにゅ、あと5分だけ~」
お前は高校生か!!そんな時は必殺!
布団剥ぎ~!
バサっ!
「あー....寒いよー私の布団が~、ぶぅ!こうちゃんのケチ~」
その格好でぶぅとか言わないでくれ。ちょっと笑っちゃうじゃないか。
「「いただきます!」」
2人揃ってご飯食べるのが俺たちの約束だ。だから、こうして仕事のある日は起きてもらわないと困るってやつだ。
「今日は一日どうするんだー?」
「今日わねー、なんと見たいドラマがあるのでそれを鑑賞します~!」
イェーイ!じゃないぞ凛乃花。
「冬は冬眠とか言ってたからまあ冬の間はと許していたが流石にもう4月だ。そろそろハロワに行ったらどうなんだ?」
「今こうちゃん、ニートの最大の味方であり、敵である物の名を言ったな。そうそれこそはー」
「サンシャインはいいから。真剣に話を聞いて。今は確かにまだいいかもしれない。だけどこれから結婚とかの話になった時にニートはまずいだろ?」
「うーん、た、確かに……」
「それにだ、今はお互い頑張ってるってので同棲できてるし、凛乃花が仕事合わないって言って辞めても親も何もいわない。まあ過保護だしな。だけどそもそも面接すらしてないってなったら話は別になる」
「ガ、ガーン、、」
口で言うな、口で!この際、最後まで言おう。
「今は理沙に口止めしてもらってるし、こっちの親にも何も言われないが、もし言われた時に今のままだと俺も擁護できない。それに、頑張ってる凛乃花が俺は好きだから」
「まって、こうちゃん。それは私が今頑張ってないって言ってるの?私は私なりに頑張ってるところもあるよ。仕事するのがそんなにえらいこと?仕事してたらなんでも言っていいの?」
まさかここで言い返されるとは思ってなかった。少し面食らったがでも言わなければ……
「いや、凛乃花、偉いか偉くないかとかそういうことじゃなくて、俺はちゃんと……」
「もう、説教は嫌。私は私なりに考えてる!それだけだもん、ふん!」
そういい、寝室に閉じこもる凛乃花。こうなってはもうダメだ。手がつけれない。
「なーんでわかってくれないかなぁ、
 俺が間違ってるのか?」
そんなことを呟いてみるもののもちろん誰も返事はしてくれない。また、帰ったら機嫌も直るだろう。俺はしっかり食器を洗い、職場に向かった。
…………
「へー、ちゃんと神谷にしては言ったじゃん。でどういう反応だったの?あのデブニート」
「いや、会ったことはないのはわかるんですけど、人の彼女をデブのニート呼ばわりするの辞めてもらっていいですか?」
この口のかーなーり悪いのは俺の3個上の先輩、桜庭杏さん。歳は今年で24俺の教育係。仕事の件はもちろん、プライベートの相談もできる美人でかなりいい人であるが、さっきみたいに口が悪いのが
玉にきずである。
「なんか今失礼なこと考えてなかった?」
「と、とんでもないです。でも、結局塞ぎ込んじゃったみたいで……」
「そうすれば逃げれると思ってるのよ。で結局神谷はどうしたいの?」
「僕的にはとにかく働いてくれて、一緒に仕事の愚痴も話せたらなーとか、やっぱり将来結婚するのであればそこらへんは……」
「それじゃダメね、彼女の気持ちは少し分かる気がする。
私はデブでもニートでもないけど」
えっ?やっぱりおれがおかしい?それに一言余計なんですけど、、
「今のあなたはちゃんと彼女のこと見てる?世の中働くことも大事かもしれない。神谷は高卒で働いてるしその分、何か働くことに神経質になってるん
じゃない?」
神経質に?俺は入ってからずっと、仕事も自分なりに頑張って来たし、凛乃花のことも……
「わからないならはっきり言うわ、あなたは社会人以外の人を今見下してるのよ。だから働かない彼女はダメだ、社会人、働くやつがえらいんだって思ってる」
「いや、そんなこと!」
「思ってるのよ。私も高卒で入った身よ。最初周りの学生が甘く感じて、なんで自分はこんなに頑張ってるのにって思ったわ。学生だって当たり前に頑張ってるのに....神谷!みんな頑張ってるのよ。あなたの彼女だって最初は下手だった料理が上手くなったって
言ってたじゃない」
今日、似たようなことを凛乃花にも言われた。
俺は見下してるのか?……わからない……
「少し言いすぎたかもしれないわね。確かにあなたの彼女に非が全くないとは言えないわ。働くって自分から言って働く意思が感じれないって点ではね。でもちゃんと彼女の意見も聞いてあげたら?もしかしたら何か考えがあるのかもよ?」
そうなんだろうか、なんで働かないんだって気持ちが強くなりすぎてて、でもそれ以外のことは上手くいってて、俺にとって凛乃花は大切だって気づいて、
でも、それは目を背けてた部分があって
のことだったのか?
「私から言えることは以上よ。あっそうだった、
そんな相談もいいけどこの書類今日までに提出して おいてね?」
やっぱり、杏さんは良き相談者だ。もう一度、自分自身、
そして凛乃花と見つめあってみよう。
そしたら……
何かが分かるかもしれない。
お互いがお互いのこと好きなのだから……
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