高校時代のアイドル的存在がニートになって面影がなくなってしまった件

マイナスイオン

神童凛乃花の気持ち

★神童凛乃花★


「こうちゃん、普段は優しいのに仕事のことになると怖くなるんだよなぁ」


誰もいない家の中でそう漏らしてしまう私。


別に働くのが嫌なわけじゃない。ただ、やってみて合わないな~って思うとやる気がなくなっちゃうタイプ。だって、どうせなら一生懸命したいからね♪


それにこうちゃんはよく太ったとか女子としての最低限の身だしな みはしてくれ!とか言うけどそれにもちゃんと理由があるんだよ~!


主に毛とかは外に出ないからただの私の怠けなんだけど、太ったっていうのは同棲し始めて料理の練習して、まず失敗してを繰り返した訳。


そして、無駄遣いはするなってよくこうちゃん言ってたから作った分を全部食べてたら、見た目は悪くても味は美味しかったりして……


そんなこんな食べてたら、今まで太ったことのなかった私はどんどん増量……
まだデブではないと思うけど、でもこのお肉はちょっとひどいかも……


ってなわけで元を辿ればこうちゃんのためなの。確かに今は胃袋大きくなっちゃっていっぱい食べちゃうんだけど、そういうのも考えず、働かないからデブとか言うの。私だって女の子なんだし本当はすごく傷つくのに、、


 でもこうちゃんは太っても好きでいてくれてる。私は自分を美人!!とか思ったことはないけど周りが言うに私は美人らしい。


でも、それは過去の話。今なんて二重アゴの二段バラだし、、


 だけど、こうちゃんが外見だけで私と付き合ってくれてるわけじゃないってのはすごく嬉しい。
太ってから夜の営みは減ったけどね……


でもね、最近は私だって痩せようかなぁとか考えてる。また女の子らしくしたいって思ってる。それに仕事だって、毎日ネットで探してる。
だからあまりガミガミ言わず、見守ってほしいなぁって思う。でもそれが言えず、今日みたいにすれ違っちゃう、、


ちゃんと帰ったら仲直りしよう!


レイン!


携帯の無料アプリ「レイン」が鳴った。
あっ、雪ちゃんからだ。


『やっほー♪またみんなで集まりたいんだけど
どうかなー?今月2人誕生日だし!』


よかった、ちゃんと覚えてくれてたんだ。


『集まりたーい!私はいつでもいいよ~』


『実はもうみんなに声かけててね、来週って話なんだけどどうかな?』


『うん!大丈夫!こうちゃんにも言っとく』


『あと、りりちゃんか航平くんのどっちでもいいから理沙ちゃんにも伝えといてくれる?』


『うん♪了解~』


またみんなで集まれるんだ、、すごく嬉しい。
来週かぁ、それまでにこのお肉なんとかして、ハロワに行って、お仕事始めて、 、


どこまでできるかわかんないけど、とりあえずやれるところまでやってみよう!


気がつけばもう日が傾きかけている。


「た、ただいま~」


恐る恐る呼ぶ声が聞こえる。あーそうか、朝喧嘩したなぁ、私はもう怒ってないよ。そう伝えるかのように明るく私は、


「おかえりなさい!」


そう言って笑顔で彼を迎える。

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