女装男子とゲーマー男子と不思議系男子と俺と

ノベルバユーザー445207

第2話 知識で腹を膨らませろと

「元気ないね」
恋人候補3、みなとは机に突っ伏している俺に心配そうに声をかける。原因はお前だということもできず俺はため息を吐く。
「お腹空いた? 仕方ないな、これおいしいよ」
匠は制服の内ポケットから四角く厚みがあって少し角が潰れている物を出した。
「夏目漱石のこころ」
知識で腹を膨らませろと。

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