異世界では意外に役に立つ

千葉キョウスケ

・・・始まり異世界ライフ・・・

時は2050年、
ここは、日本と言う国

首都東京、

そんな中、俺は一昨日の誕生日で20歳になった、

仕事もしてない、大学に落ちて何もかもやる気をなくして親に養ってもらっている、

そう俺こと近衛海夢このえ かいむは立派な親のスネをかじって生活している、
成人を迎えたニートである。

バイトもしないで1日中家の中でごろごろゲームをしてご飯を食べる、

唯一の取り柄と言えば、ゲームが少し上手いこと
後は料理が少し出来ることくらいだ、
料理は幼い頃から好きでよく家族に振る舞っていた

そんな生活を送っていた、しかしそんな俺にもどうしても叶えたい夢があったのだ、

それは異世界に転生して冒険をすること、
ゲームの影響で異世界と言う世界観にすごい憧れを抱いていた、


⭐️転生!?⭐️

中昼夜逆転の生活が続いていた、

そんな中いつも通りゲームをしていると
ゲームの中の女の子が話しかけて来た、

「ねぇ、私の世界に来て見ない?」

と一瞬何が起きたのかわからなかった、

「これは一体!?」

バグなのかそれとも夢でも見ているのか、そう思っていると、

女の子はもう一度語りかけて来た、

「私の世界においでよ」

と慌てて俺もこう答えた

「君は一体誰なんだ?、君の世界?こことは違う世界なんて存在するのか?」

海夢がそう聞くと、


「もちろん、存在するとも私の世界が!最後にもう一度聞こう!私の世界に来る気はなーい?」

正直色々と信じられない情報が多すぎて夢としか思っていなかった、どうせ夢なら、

「行かせてくれ、君の世界に!」

海夢は半信半疑だったが行く覚悟を決めた!


「良かった、君ならそう言ってくれると思っていた、それでは君を私の世界に送り込む!まってその前に君の名前を教えてよ?」

ゲーム画面から話しかける謎の女の子に、
名前を聞かれた、


「俺の名前は近衛海夢だ、」

海夢も答えた、

「へぇ海夢君って言うんだ、
そう言えば君も私の名前を知りたがっていたね、私の名前はシルティアよ!覚えておいてね!
それでは私の世界でいつか出会える事を楽しみにしているね、さようなら 」


そう言うとゲーム画面は真っ暗に消えたそして海夢も眠り込んでしまった。



⭐️始まりの始まり!?⭐️


目が覚めると見たことのない、景色が広がっていた、

「ここはどこだ?本当に異世界とやらに来てしまったのか?、これは夢では無いのか、」


そう、明らかに日本と違う文明やコスプレイヤーがたくさんいる、

いや逆に服装が浮いているのは海夢の方であった、

海夢が周りをキョロキョロしていると、
通りがかったおばさんに話しかけられた、

「どうしたんだい、そんな驚いた様な顔をして、それにあんたここのもんじゃ無いね、どこから来たんだい?」


言葉は通じていた、焦りながらもとっさに答えた、

「いやぁ、それはあの、、」

言葉が出なかった、

「もしかしてあんた、旅の者かい?」

とおばさんが尋ねると、


「まぁそんな感じです」


ややこしくならないような海夢は話を合わせていた、


「なるほどねぇ、通りで見たことない珍しい服装してるもの、」

やはり服装が目立っていたようが、
ただのジャージだが周りにはジャージなんて着ている人は一人もいない、


「ところでおばさんこの街に宿屋はありますか?
、実はこの町で少し泊まりたいんですけど、」



海夢は今日の寝床を探していた、




「ある事はあるけど一番安くて一泊で銀貨1枚だよ!そこでよければ紹介するけど、」



おばさんは親切な教えてくれたが、もちろんお金が必要だった、


「あぁ、お金、ですか、」


そう海夢は身一つで異世界に送り出されたのでお金どころか手ぶらであった、


「実は旅の途中に無くしてしまった、今は何も持ち合わせていないんですよ、」


海夢はなんとなくの理由をつけた、



「そうなの、それは災難だったね、そうだ良かったらうちで働かない?私のところ酒場やってるんだけど働いてくれたらそれに見合った給料も勿論支払う、住むところもうちの二階にある空いてる部屋を自由に使っていいわ!、どうかしら、」


おばさんからの仕事の誘いを受けた


正直この世界に飛ばされて何も知らない海夢からしたら願っても無い話だった!


「ほ、本当ですか?、是非働かせてもらえないでしょうか?」

勿論海夢は即お願いした、


「勿論よ、じゃぁ、あんたは今日からうちの従業員ね、私はデル、デルさんって呼んでおくれ、
そう言えばあんたの名前聞いてなかったね、
あんた名前は?」


海夢はとても嬉し様子でニコニコしながら答えた、


「僕はかいむです。
 海に夢って書いてかいむです! 
  よろしくお願いします、デルさん.」

あまり、人との交流を持たない海夢だったのだが、嬉しさのあまり少し興奮気味に話していた、


「かいむ君ってんだ、珍しい名前だね、いいわ、とりあえず案内するからついてきな!、」

そして海夢は力強く、

「はい!」

と、答えた、

こうして、異世界初日になんとか生活場所を確保することができたのだ、


「そう言えばデルさん、ここはなんと言う街なんですか?、」

デルさんは驚いた表情で答えた、

「そんなことも知ら無いでここに来たのかい、
  ここはこの世界の中心にある 
           シルティア王国よ!、」

これを聞いて海夢はビビッと思い出したのだ、


「シルティアってあの女の子と一緒だ、」

と、小さくつぶやいた、
そう海夢をこの世界に招待した、
ゲームから喋りかけていた謎の女の子あの子の
名前と同じなのだ、


「女の子ってあんた、この世界の創造者よ、」


海夢はすぐさま焦った様子で聞き返す、


「創造者?、会えるんですか?」



「会えるってあんた何年も前の伝説の話よ、
この世界に伝わるね、
でも確か私の旦那のおじいさんが会ったこと
あるとか言ってたわよ、
まぁでも、もう90歳でボケてきてるのか、
本当なのかどうなんだかね、」


海夢は色々と情報が追いついていなかった、



「その話詳しく、」


目を丸くして海夢は聞くと  


「私も詳しくは知らないんだよ旦那に冗談半分で聞かされただけだから、そんなことより、ほらもう着くわよ、ここが私の酒場!」



海夢の目の前には思ったよりも大きくて立派な酒場があった!



⭐️始まった異世界ライフ?⭐️


「とても立派な酒場ですね、」

目を丸くしてそう言うと、


「まぁね、今年で80年目お爺さんの頃からやってるのよ、お客さんもたくさんいるでしょ、
とりあえずこっちに来な、」


そうしてデルは海夢をキッチン場に連れて行くと着替えを渡した、


「これに着替えて、そうだ紹介するね、この子今日からうちで働くから仲良くしてやってね、ほら、自己紹介して、」

海夢の前には、おそらく旦那さんっぽい人と、とても美形で可愛らしい年の近い3人の女性がいた、


「は、はい、今日からここで働かせてもらいます
かいむと言います、よろしくお願いします、」


すると1人の女性が、


「可愛い子じゃない、年は同じくらいかな、
 私はシャウラ! よろしくね、かいむくん!」

シャウラはとても人当たりが良くてとても
明るい子で、ニコニコしながらそう答えた、


「私、ミラよろしく」


ミラはシャウラと真逆で少し暗くおとなしい子で警戒するようなそう答えた、


「は、はい、こちらこそよろしくお願いします!」


少し戸惑いながらも、海夢も挨拶をかわした、



「堅苦しいな、年も同じくらいなんだし!」


と、ニコニコしながらシャウラが明るく喋りかけてくれたのだ、


「う、うん、そうだね、よろしく!そう言えば君は、」


そして、海夢は、まだ挨拶のしていない3人目の
女性にはなしかけた、



「私は、、認めないは、知らない男と一緒に働く
なんて、 サヨナラ、


そう言うと、少し怒った雰囲気で階段を上って走って行ってしまった、


「ちょっと待って、こら、ごめんねあの子、少し事情があって男性があまり得意では無いの、
後で言っておくわ、」


デルさんが、申し訳なさそうに、海夢に言った、



「いいえ、大丈夫です。そう言えば皆さん顔が似ているような、」


海夢が何かに気付いたかのようにこう言った、


「実はね、私たち家族なのよ旦那戸惑いながらも娘3人で経営しているの、」



そう、ここで働く
デルさん、
旦那さん、
シャウラさん
ミラさん
そして先程逃げてしまった子みんな家族であったのだ、

「ちなみに私たちは三つ子だよー、!」


「そ、そうだったんですか!?、通りで顔が似ている訳だ、」


性格こそあまり似ていなかったが、
とても美形で可愛らしい三つ子どことなく似ていたのだ

「なるほど、そうだったんですね、」


色々と理解をした風に、うなずく海夢!



「ちなみに海夢はどの子がタイプ?」


デルさんが笑いながら、からかい半分で言ってきた、

海夢は戸惑って顔を赤くした、


「ちょ、ちょっとお母さん、困ってるから、」

焦った雰囲気でシャウラが言った、

「 冗談よ、」

デルさんは笑いながら言った、

「じゃー、そろそろ仕事始めるわね」

目の色を変えてデルさんは声を張ってみんなに伝えた、


「デルさん私は何をすれば、いいでしょうか?」


何も知らない海夢は自信のない声で支持を聞いた


「そうね、あんたはとりあえず仕事を覚える事からだは!、ミラ、海夢を連れてホールの方お願い!、シャウラは私とキッチンね!」


と、デルさんが的確な指示を出して仕事が始まった、


「ミラさんよろしくお願いします!」



海夢は気合十分でそう言った!、


「ミラでいいよ、名前さっきも言ったでしょ、
 堅苦しいの嫌いだから、」


ミラは小さな声でこう答えたら、


「そ、そう、じゃあよろしく、ミラ」


海夢はニコッとしながらそう言った、


「うん、ついてきて海夢、」


ミラも少しニコッとした感じで答えた、


こうして異世界に来て、
酒場で働くことになった 、
一体この世界は何なんだろう?
そうして始まりが、始まろうとしていた

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