Connect gate

アーボン

4話 初めてのモンスターと新たな仲間

ー午前7時30分ー

「は〜。おはよぉ賢介。」

「はい、おはよ。あと少しで朝ごはんできるから待ってろよ?」

「賢介って、料理も作れるんだね!すごいじゃん!」

「料理くらい誰でも出来るだろ。」

「賢介とは違って私は不器用だし頭悪いしいい所ないんだから!」

「そんなことないと思うぞ〜。いい所なんて1つや2つあるだろ。まー、それよりできたから椅子に座れ〜い!」

ー椅子へ着席ー

「じゃあいくよ?」

せーのっ。いただきます!!

モグモグモグ…

「おいしい!こんな美味しい朝ごはん食べたことない!賢介絶対料理のセンスあるよ!」

「だろ〜?俺は料理が1番自信がある!」

「ねー?今度うちにも料理教えて!」

「時間がある時な?」

「うん!」

モグモグモグ…

ごちそうさまでした!!

「よし、学校行くぞー。」

「今日は結構時間あるし、電車で行こっか!」

「あー、そーだな!」

ー寮の近くの駅へ到着ー

ガーーーッッ!!

「何だこの音?鳴き声?」

「きっとモンスターだよ!行こ!」

「そーだな。行くか!」

ーモンスターの方へ移動

(「キャーー!近づかんといて〜!」)

(「いや、あんなでっかいの無理だろ。」)

「うわっ!きもちわりぃライオンだな。なんかしっぽに蛇付いてるし。先に戦ってるヤツいるけど、結構苦戦してんな。よし、エルシア!お前は俺の援護を頼む!」

「おっけー!任せて!」

タッタッタッタッ…

ドーカン!!

(「なんだあいつ?魔法も武器も使ってねーのにあの破壊力ってゴリラか?」)

(「あの人、うちと同じ人間やのに、あないにもちゃうなんて!すごい!」)
 
「エルシア!相手は怯ませた!あとは頼む!」

「了解!【火炎魔法!炎の砲弾フレイムシェル!】」

ゴォォォォォォォ!!

「(うわ〜。とんでもね〜。あんなの喰らったら灰になっちまうわ。)」

「やった!倒した!これでお金いっぱい貰える〜♪」

カランッ…

「おっ!なんか宝石落としていったな!これが倒した時に出るってやつか!たしかこれを先生に渡せばいいんだよな!」

「よし!じゃあ学校へ、レッツゴー♪」

ー学校に到着ー

「ジニア先生〜!」

「おっ!おはよう!で、なんだ?」

「いや、さっき駅ででっかいライオン倒してきたんで、宝石届けに来たんですけど〜。」

「いやー、まさかいきなり倒してくる生徒が現れるとは、思わなかったよ!えっと〜…この宝石だとAランクのサーペントライオンだな!やるじゃないか!これが報酬の30万だ!好きに使え!」

「30万!?こんなに貰っていいんですか!?」

「ほんとはもっとあげないといけないんだけど、今金不足でな!」

「もしかして、俺達が倒したモンスターってつよいやつなんですか?」

「あー、そーだ!あれは、大人の中位魔導師10人程度でやっと倒せるくらいの相手だ!まさか、サーペントライオンを2人で倒したのか?」

「まー、一応。俺の右ストレートと、エルシアの火炎魔法みたいなので、一瞬でやりました。」

「風間賢介とエルシア=アルリエル。強いと聞いて、2人とも部屋を最上階にしたんだけど、まさかのこれほどとは、さすがの俺でもビックリだ!」

「部屋の階って強さと関係あるんですか?」

「あー、あるとも!最上階に行けるのは、クラスのトップ候補の2人!それ以外の部屋は全部適当だ!しかし油断はするな?トップじゃ無くなれば部屋も下にさがるからな!でも、1234組はかなり優秀な人材を集めたクラス!その中でトップになるというのは、学園内でも間違いなくトップに君臨する!」

「へー。俺ってそんなに強い方なんだ〜。なんか強いって認められるのってすごい嬉しいです!」

「だよな!それより、もうすこししたら、ホームルームだから早く教室で待機しとけよ!」

ークラスに到着ー

「エルシアおまたせ!30万ほど貰ってきたぜ!」

「あれ倒したのに、30万だけ!?」

「あー、なんか今金不足らしいから、こんくらいしか貰えなかった。。」

「何それ〜!まー、今回だけは許してあげるけど、次こんな安かったら承知しないんだから!」


「あの〜。ちょっとええかな?」


「ん?どうしたんだ?」

「実はさっき駅で戦っとるん見てたんやけど、凄かったね!」

「見てたんだ!どーだった?私の戦いっぷりは?」

「うん!ほんと凄かった!もしかしてやけど、2人ってうちのクラスのトップ候補の風間賢介君とエルシア=アルリエルさん?」

「へ~。俺らのこと知ってるんだ!トップってそんなすぐ有名になるもんなのか?」

「うん!私達のクラスで2人の名前を知らん人は1人もおらんと思うで?」

「ねーねー。それよりさ、その隣にいるあなた誰?」

「俺か?俺はガラル=オルフェディア。こいつのペアだ。」

「あ!私の紹介もまだやったな。私は立花有紗!よろしくね!」

「ガラルと有紗ね!よろしく!うちの事は気軽にエルシアって呼んで!」

「俺の事も賢介って呼んでくれ!」


そして俺達には新しく、2人の友達ができた


ー5話へ続く

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