Connect gate

アーボン

1話 ようこそ!双世学園へ!

ここは全ての学生が集まる都市「全員学生都市」だ。
もうちょっといいネーミングはなかったのだろうか…
この都市は太平洋上に人工的に立てられ、日本の4分の3ほどの大きさがある超巨大な島であり、学生のためだけに作られた超近未来都市だ。
どんな施設だって揃う夢の学園都市である。

それは置いといて俺は風間賢介。俺はさっき飛行機でここの都市にやってきて今は空港の前にいる。今日はこれからここの都市にある唯一の学校、双世学園の入学式があるんだがここで1つ問題がが発生した。


”トイレに行きたい“


ここから学園まではおよそ10分。
しかし入学式まで残り15分しかない。
うんこの時間も考えると間に合わねー。
俺の腹はもう限界だ。
しかし俺にはこれがある。

”超高性能スケボー“だ。

俺の父さんは開発者であり、このスケボーは俺の為に作ってくれた、世界で1つのスケボーである。
このスケボーがあればどんなところだって軽く飛んでいける。
もちろん学校なんてたった1分でつく。
父さんありがとう。
これで俺の腹は助かった。


”よし、学園に行こう。“

ー学園に移動ー

ついたのはいいんだがここでまたもや問題が発生。

”あまりに広すぎてトイレの場所が全くわからない“

絶対絶命のピンチだ。
とりあえず周りの人に聞いてみよう。

「あのー、すみませーん。」

「ん、なに?」

「ちょっと聞くけど、トイレの場所わかるか?」

「私だって今トイレ探してんの!あんたこそどこにあるかしらないの?」

「俺も、聞いてるんだから知ってるわけないだろ?」

「もーいい!ちょっとあんた着いてきて!いっしょにさがすよ!(なんだあいつ?小学校のくせになんか生意気だな〜)」

ー色んな生徒に聞き込み中ー

「あのさ、思ったんだけどよ。生徒が知ってるわけなくね?俺たちと同じ入学生なんだし。」

「ちょっとあんた!それもっと早く気づいてよ!じゃあとりあえずそこの先生っぽい人に聞くからついてきて!」

「はいはい。」

ー先生に聞き込み中ー

「えっとー。トイレはー…あった!」

「ほんとだ!よかったー。もう少しでもれるところだった。」

ートイレに入って30分後ー

”うんこがとまらない“

「どーしてこんな時に限って止まってくれないんだよー!」

ーさらに1時間後ー

「ふー。やっと収まった。まだ入学式やってるかな?てか、今思ったけど空港にトイレあったじゃねーかよ。」

テクテクテク

「あっ。あんた今頃終わったの?もー入学式おわったよ?」

「あちゃー。やっちまった。てか、俺クラス知らないんだけど何処に行けばいいんだ?」

「あんたもしかして風間賢介?」

「そうだけど、なんでお前俺の名前知ってるんだ?」

「なんかうちのクラスの風間賢介ってやつがきてないって先生たちが騒いでたから。今頃探してるわよ?」

「うちのクラス?どういうことだよ。お前もしかして一緒の学年なのか?」

「当たり前じゃん!何歳だと思ってたの!?」

「いやー。てっきり生意気な小学校かとー。」

「は!?あんたふざけんじゃないわよ!これでもあんたと同じ15歳だよ?」

「あー。わりーわりー。てか俺先生に謝りに行かねーと。クラスってなんくみだ?」

「1234組よ。」

「1234?お前何言ってんだ?」

「何ってクラスを言っただけじゃない。」

「一体この学校何クラスあるんだ?」

「えっとねー。たしか10000クラスだったかな?」

「10000クラス!?!?」

「そりゃそーだよ。だって日本の高校生だけでも300万人いるんだよ?さらにこっちの世界にも300万人いるからあわせて600万だよ?」

「600万人いて10000クラスってことは1クラス……600人!?」

「いや違う違う。1.2.3年それぞれ200万人ずつ。1年生だけでも10000クラスだからつまり人クラス200人!」

「いや、それでも十分多いんだけどな…。ところでよ、10000クラスあるって事はここから教室ってどんだけ遠いんだよ……」

「ここだよ。ここの校舎が1234組の校舎。あんた運いいね〜。ここのトイレに来てよかったね。」

「ここ、1クラスで1校舎なのか?」

「いや、1クラスじゃなくて3クラスでひとつの校舎。1年生が3階で2年生が2階、3年生が1階がたよ。」

「おっけー!サンキューな!えっとー…そういえば名前聞いてなかったな。俺は風間賢介!賢介って呼んでくれ」

「はいはい、もう知ってるよ。よろしくねっ、賢介。うちは、エルシア=アルリエル!エルシアって呼んで!」

「あー!よろしくな、エルシア!」

ー2話へつづくー


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