現実世界が嫌になったので、異世界で魔王の夢を叶えて来ます!

白星

第19話 休日(1)

 リーゼに協力してもらって自分の魔法のことを調べながら訓練をする日が続き、気が付けばこの世界に来てもう一週間がたっていた。
 今日は訓練が始まってから初めての休みだ。
 俺は一日でも早く自分の力が知りたかったが、リーゼに休みは大事と言われてしまった。

 「まぁそこまであわてる必要もないか。」

 俺もせっかくの休みを楽しむため午後から街へ出かけるようと思っていた。
 街を見たのはこの世界に来て初めに服を買った時以来だった。
 異世界にはどんなものがあるのか正直すごく気になっていたのですごく楽しみにしていた。
 そのせいで昨夜はあまり眠れなかったけど…
 サラとリーゼに案内も頼みつつ一緒に回ろうと誘ってはみたものの、どうやら先約があったらしくすごく申し訳なさそうに断られてしまった。
 まぁ全然寂しくなんてないけどね!全然ね……
 あからさま落ち込んでいる俺を全力でフォローする心の中の俺がいた。
 そうこうしているうちに時刻は昼を少し過ぎていた。

 「さて、準備するか…」

 いつも動きやすい服を着て過ごしている俺だが、今日はサラがあらかじめ用意していた服を着て外に出ることにした。
 サラが用意していた服は緒とした貴族が来ている洋服だった。

 「こういうのは着慣れてないが、せっかくサラが用意してくれたんだしな…」

 そう言って洋服の袖に腕を通すが案の定、ボタンなどに手間がかかってしまい着替えるまでに二十分ほどかかってしまった。

 「まぁ何はともあれ着替えれたし、そろそろ行くか。」

 この世界にはどんなものがあってどういった人たちがいるのかを期待しつつ街へ向かった。

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