現実世界が嫌になったので、異世界で魔王の夢を叶えて来ます!
第16話 魔法訓練
しばらくして訓練の十分前になった。
「はぁ~そろそろ行くか~」
朝食を食べ過ぎたせいで、一歩も動ける気がしないがサラの頑張りにこたえるために部屋を出た。
道中で俺を案内するために待っていたリーゼと一緒に訓練所へと向かった。
「暮人様、ここが訓練所です。」
リーゼに案内され着いた所は、辺り一面草が生い茂った広い場所だった。
遠目でかろうじて自分たちの家が見えるぐらいでそれ以外は何にも見えなかった。
よく見ると少し前の方でサラがこちらに向かって手を振っていた。
「お待ちしておりました暮人様。」
そう出迎えてくれたサラの服装は普段の感じとは違い少し動きやすい生地の服を着ていた。
「ど、どうでしょうか?…」
服装を見ていた俺に気づいたサラが少し恥ずかしそうに聞いてきた。
「うん、いいと思うよ。」
「あ、ありがとございます…」
照れてるサラを見てなぜか俺も恥ずかしくなってしまった。
「ちょっとサラ!訓練するんじゃないの!」
「あ!そ、そうですね。早速訓練をしましょう。」
リーゼがサラを起こるなんて珍しいな…まぁそれくらい今の俺の状況がまずいのだろう。
いち早く戦い方をマスターしなければ…
「ではまず今日の訓練は魔法を覚えることです。」
「魔法ってそんな簡単に覚えられるもんなのか?てっきり一番最後だと思っていたんだが…」
「暮人様が前にいた世界と魔法はすごく相性がいいんです。」
「相性?どういうことだ?」
「この世界の人々は魔法を完全に理解できてないんです。私達は暮人様の世界を見ることであることに気づいたんです。」
「それはいったい何なんだ?」
俺の質問から少し間があき、緊張が走った。
「言葉よりもやってみた方が分かりやすいですね。」
そう言ったサラが右腕を上げた。その右手から青い水のようなものを出し前方に放った。
サラが放った魔法は数十メートル先で消えてしまった。
「では暮人様もやってみましょう!」
「いや、やろうたってどうやればいいんだ?」
「まず魔法を出したいところに意識を集中させ、次に放ちたい標的に向かってそれをぶつけるイメージですね。」
サラが教えてくれたように右腕を上げ、右手に意識を集中させた。
するとサラほど大きくはないが自分にも青い水のようなものが出てきた。
ここには狙える的がなくどうしようか迷った俺はとりあえずその辺の空間に放った。
「…あれ?」
俺の魔法は手から放たれた直後消えてしまった。
「すごいです暮人様、一回目で魔法を出せるなんて!」
サラのを見てからだとなんかしょぼいが、どうやらこれですごいらしい。
「魔法を強くするには回数を重ねるしかありませんので気長にいきましょう。」
「いや、今日で完璧にマスターしてみせる!」
自分の魔法の弱さで何かの火がついた俺は結局一日中魔法を出しては放った。
「ま、待ってください暮人様。魔法にはMPが消費され…」
「うおー!!!」
途中、サラが何か言っていたが俺の耳には入ってこなかった。
その結果…うん、まぁ…倒れちゃった。
昼過ぎまで魔法を放ち続けてきた俺はMPをすべて消費し倒れ、その日の夜まで眠っていたのだった…
「はぁ~そろそろ行くか~」
朝食を食べ過ぎたせいで、一歩も動ける気がしないがサラの頑張りにこたえるために部屋を出た。
道中で俺を案内するために待っていたリーゼと一緒に訓練所へと向かった。
「暮人様、ここが訓練所です。」
リーゼに案内され着いた所は、辺り一面草が生い茂った広い場所だった。
遠目でかろうじて自分たちの家が見えるぐらいでそれ以外は何にも見えなかった。
よく見ると少し前の方でサラがこちらに向かって手を振っていた。
「お待ちしておりました暮人様。」
そう出迎えてくれたサラの服装は普段の感じとは違い少し動きやすい生地の服を着ていた。
「ど、どうでしょうか?…」
服装を見ていた俺に気づいたサラが少し恥ずかしそうに聞いてきた。
「うん、いいと思うよ。」
「あ、ありがとございます…」
照れてるサラを見てなぜか俺も恥ずかしくなってしまった。
「ちょっとサラ!訓練するんじゃないの!」
「あ!そ、そうですね。早速訓練をしましょう。」
リーゼがサラを起こるなんて珍しいな…まぁそれくらい今の俺の状況がまずいのだろう。
いち早く戦い方をマスターしなければ…
「ではまず今日の訓練は魔法を覚えることです。」
「魔法ってそんな簡単に覚えられるもんなのか?てっきり一番最後だと思っていたんだが…」
「暮人様が前にいた世界と魔法はすごく相性がいいんです。」
「相性?どういうことだ?」
「この世界の人々は魔法を完全に理解できてないんです。私達は暮人様の世界を見ることであることに気づいたんです。」
「それはいったい何なんだ?」
俺の質問から少し間があき、緊張が走った。
「言葉よりもやってみた方が分かりやすいですね。」
そう言ったサラが右腕を上げた。その右手から青い水のようなものを出し前方に放った。
サラが放った魔法は数十メートル先で消えてしまった。
「では暮人様もやってみましょう!」
「いや、やろうたってどうやればいいんだ?」
「まず魔法を出したいところに意識を集中させ、次に放ちたい標的に向かってそれをぶつけるイメージですね。」
サラが教えてくれたように右腕を上げ、右手に意識を集中させた。
するとサラほど大きくはないが自分にも青い水のようなものが出てきた。
ここには狙える的がなくどうしようか迷った俺はとりあえずその辺の空間に放った。
「…あれ?」
俺の魔法は手から放たれた直後消えてしまった。
「すごいです暮人様、一回目で魔法を出せるなんて!」
サラのを見てからだとなんかしょぼいが、どうやらこれですごいらしい。
「魔法を強くするには回数を重ねるしかありませんので気長にいきましょう。」
「いや、今日で完璧にマスターしてみせる!」
自分の魔法の弱さで何かの火がついた俺は結局一日中魔法を出しては放った。
「ま、待ってください暮人様。魔法にはMPが消費され…」
「うおー!!!」
途中、サラが何か言っていたが俺の耳には入ってこなかった。
その結果…うん、まぁ…倒れちゃった。
昼過ぎまで魔法を放ち続けてきた俺はMPをすべて消費し倒れ、その日の夜まで眠っていたのだった…
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