もしも末期大日本帝国にミリオタが転生してみたら

友智 コウ

幕間 ルンルン気分の朝食

残り時間 一時間を残して 事務処理が完了した。
しかし 芽依の腹の虫は、限界に近かった。
「何か食べる物は、ないか?」
訪ねる芽依だったが 山本は、少し躊躇ってからこの様な提案をした。
「陸軍参謀食堂に行きませんか?」





陸軍参謀本部食堂 にて

どんな将兵でも腹が減っては、戦が出来ないのは、昔からの話である。
陸軍参謀本部食堂のコンセプトとは、より安く 美味しく そして 安心だった。
こんコンセプトが評したのか どんな国家よりも美味しくそして安いと言う点から 開放日陸軍・海軍記念日の日には、民間人や外交官も来て皆で食事を食べる始末。
やはり 食事の美味しいは、万国共通何でしょうね。





 山村の提案に賛成した芽依であったが 少しの不安が脳裏に蘇る 確かあれは、漫画だったかな?
大日本帝国陸軍・海軍の料理をモチーフにした漫画で 陸軍・海軍参謀本部食堂は、何方も将兵に
とっては、悲惨な物だった 特に野菜が半沸はんにえだったり 味が塩っぱいかったり
料理と言うよりも 栄養補給の一貫としか物としか捉えられていて 殆どの将兵は、昼休憩に入ると皆こぞって外食をするのが一般的だったが 戦況が悪化すると皆 外で食べる余裕が無いので陸軍・海軍参謀本部食堂
で無理しなが食べていたエピソードが有るぐらいだから 味に関しては、低評価だろうと予想していた芽依であった。

食堂に入った芽依と山村は、朝と言う時間帯なのに多くの将校や夜勤明けの憲兵が多くの居ることにビックリした。 入った矢先好奇を向けられる。 
「おい 何で あの鬼畜女が居るんだよ」 「いや メシ食べに来ただけか?」など 様々な事を言われている
用だが 腹が減って限界だった芽依は、 ヴェーターに惹かれるまま 席に着いた。

「ご注文は、お決まりですか?」
ヴェーターの問に メニューも貰って居ないのに答えられるかとツッコミは、さておき
「何か軽い物と珈琲を」
 山本も同じと答えた。
ヴェーターは、一礼だけしてオーダーを厨房に伝えに行った。

暫くして 頼んだ 軽め? の物が届いた。
内容は、パンとベイコンエッグと野菜と珈琲がセットになった物だった。
その 料理は、高級ホテルや高級レストランの味その物だった。
 
芽依は、ふと この様な考えが浮かんだ もしかしたら 上手くレシピや作り方を教えてたら
現代のお菓子以上の物が作れるのではないかと。

芽依は、何を思ったのか 食べ終わったあと ヴェーターに 料理長を呼べとヴェーターに命令した。

数分後 冷汗が止まらない 料理長が芽依の席に着いた。
「貴官の料理は、とても素晴らしいがった」
料理長は、安心した顔をした。 万が一 料理に不満や不備があったらな場 それは、料理人にとっての
死刑に等しい行為だ だが不備を指摘では、なく お褒めの言葉に安堵した。

「おっと 失礼 私の自己紹介もしていないのに 褒めるなんて 私は、矢野芽依大佐だ 宜しく」
料理長は、芽依が自己紹介を下ので 規則通りに敬礼を下 後の自己紹介を始めた。
「小官は、浦野 大輔うらの だいすけ大尉です。」
「貴官に率直に聞く  どんな料理が得意だ?」
芽依の質問に少々戸惑った 浦野だったが 上官の質問は、素直に答えるのが礼儀なので 答えた。
「全ての料理を作る事が出来ますが 私の得意な料理は、主に洋菓子です。」
芽依は、この発言に少々ビックリした それは、今私が最もいて欲しい 職人の一つである
洋菓子職人パティシエがまさかの 陸軍参謀本部食堂にいたのだからビックリだ。
「失礼な事を聞くが レシピを書いたら 料理を作ってくれるか?」
少しの間か、空いたが
「はい 出来る範囲ならば」
芽依は、喜びの余り
「ヨッシャー」と大きな声で言ってしまった。
これを見た 料理長は、この矢野大佐は、階級は、大佐だが甘いお菓子が大好きな少女だと認識されるのだった。 
「ええと 浦野大尉 今度来た時に レシピを渡すから 待っていて下さい」
浦野は、はいと二つ返事をして 厨房に帰って行った。
ルンルン気分の芽依とは、違い 副官の山村は、少し戸惑っていた 何時もは、
少し威厳に満ちていた 矢野大佐がお菓子の事になるとあんなに輝いていることに戸惑いを隠せなかった。
この発言が 後に 甘い物大好きな メイちゃんと言われる一方で 副官の山本は、メイちゃんの保護者だったり 保護管理職なと 揶揄される事になるとは、この二人は、まだ知らない。

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