第ニ話誰かさんのお陰で前編

何やかんやあっという間に過ぎた軍病院での日々は、元社畜の
私にとって有意義な物になった。

だが今私が居るのは、末期大日本帝国と言うのは、変わりもない事実。
元気になった物もやるべき課題が多くのとても悩む物だ
こう言う時に、有能な部下が欲しいと思う。
うん考え過ぎても時間の無駄だしなぁ自己暗示をしながら廊下を歩く。

<執務室にて>
執務室には、とても忙しいそうにしている矢野大佐の臨時代理人の山村司郎やまもとしろうは、
事務所処理に追われていた。矢野大佐が倒れて直ぐのこと陸軍青年将校の一部のバカどもが帝都第一憲兵隊に向けて発砲した。
この事は、直ぐに陸軍参謀本部の耳に入り直ぐさま緘口令かんこうれいが敷かれた陸軍参謀本部は、この不祥事の処理を教育課に任せたが
手に終える量じゃないから他部署に分割して任せて貰おうと言うことになった。
「にしてもこの量をどうすれば明日までに終るのだろうか？」
嘆いても終わらない現実に山本は、悲しく成りながらも事務所処理に勤しむので
あった。

その一方で矢野は、久ぶりに睡眠が取れたことに喜びを感じ内心ウキウキしながら
自分の執務室に向かっている。そんな矢野は、今後悪魔の処理事務所処理が待っているとは、誰も予想しなかった

扉を開けて思うのは、なぜ机の上に大量に書類らしき物があるか？
この疑問に矢野は、不思議と思ったがそれを打ち消すがこどく机に座っている
恐らく昨日軍医を読んだ少佐だろう。
「大佐殿もうお身体は、大丈夫ですか？」
「まぁ大丈夫だ所だお前は誰だ？」
しまった助けて貰った挙げ句お前誰宣言これは、ヤバいなぁ
同様する矢野に答えるかごとく少佐は、話を始めよと席を立ち上がり
私の目の前に来た。
「昨日付で矢野大佐殿副官を任命されました山村司郎です。どうぞ
宜しくお願いします。」
最後に礼儀よく敬礼をする彼を見て全部私の杞憂だったのかと心の中で思うのだった。
「すまん昨日は、見苦しい所を見せてしまったな」
「大丈夫です。副官は、上官の補佐ですから当然の事をしたまでです。」
何気なく世間話をしたところで私は、ここに入ってもからすっと気になっていた
大量の書類の事を指摘する。そうすると彼は、青年将校がやらかした付けが
他部署に回って居ると言う。
「でこれの提出期限は、何時までだ？」
山本は、息を呑み発言した。
「明日の午前9:00までです。」
多分私が倒れた副官は、昨日着任したばかりちょうど良いところにこの資料を
消化してくれる人材がいるかなぁ？あそうだ矢野（わたし）に任せれば都合がいいって何処かのバカが仕向けたのだろう。事務所処理は、慣れているけと
今夜は、残業だ。