そこからはじまる恋!

成瀬瑛理

カフカ―化身―2

「目を反らさずに見てください。ほら、俺は貴方に今欲情しているんです。これはその証しです――」

 その言葉に体の奥がウズいた。まるで本能がそれに反応するかのように、体中が熱くて仕方なかったのを感じた。あいつは目を反らそうとする俺の目の前で、性器を曝け出して見せてきた。その生々しい光景に体がウズいてくると、自分の性器から滴が溢れ出た。 


――いやらしい。俺の体はあいつのせいでドンドン厭らしくなってきている。そんな俺を、あいつは上から笑って見つめていた。


「すごいですねぇ、なんでここから滴が溢れてるんですか? ああ、もしかして見ただけで興奮したんですか? 本当に貴方って人は厭らしいですね?」


 そう言われると、カッとムキになって言い返そうとした。だがあいつはいきなり、俺の口をキスで塞いできた。

「ンンッ……!」

 絡みつくようなキスに頭の中が痺れてくると、俺はそこで唇を奪われて黙らされた。そして、唇を奪われると体はさらに火照った。

「っ……はぁ……」

 阿川は俺をキスで黙らせると、自分の性器を俺の前で触って擦った。その行為に目が離せなかった。ジリジリと熱く火照り、喉が渇くと唾を飲み込んだ。あいつは自分の性器を半勃ちさせると、それを俺に見せてきたのだった。

「葛城さん、俺が貴方に何して欲しいかわかりますよね?」

「っ……!」

「そのお口でご奉仕してもらいましょうか?」

「っ……だ、誰が……! 誰がお前のなんか口に咥えるか、そんなのは死んでも御免だ……!」

「嫌とか言って貴方は本当にウソつきですね。貴方の体は、俺を欲しくて堪らないはずですよ?」

「誰がお前なんかっ……!」

「俺は貴方が欲しくて堪りません。体も心も何もかも俺のものにしたいです。例えそれが卑怯なやり方でも構いません。貴方が欲しいです――」

「っ……!」

 阿川のその話しは俺の思考を鈍らせた。強姦されているのにも関わらず、その話しは俺を今にも堕落させようとしていた。 

「さあ、貴方のその口で俺をイカせて下さい。きっとこの口の中に突っ込んだら、気持ち良いかもしれませんね。ごう慢で高飛車な貴方が、俺の性器を口にして噎せる姿を想像すると堪りません。淫乱な葛城さんならそれが出来ますよね?」

「っ……やっ、やめろ……! 俺をお前の公衆便所にでもする気か!? 誰が口に咥えるか、そんなの死んでも断るっ!!」

「ふふっ、良いんですか葛城さん?」

「な、なにっ……!?」


「そんこと言って断っても良いんですか――?」


 阿川は俺の前で不気味に笑うと、さっき携帯に撮った画像を見せてきた。



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