そこからはじまる恋!

成瀬瑛理

凌辱1

「ンンッ!」

 阿川は俺の口にハンカチを無理やり押し込むと、冷たい表情のまま、ズボンの上から俺の性器を乱暴に擦った。さっきとはまったく違う態度だった。 

 乱暴につけ加え、激しく上から擦られると、全身が快感と痛みに身を震わせた。 

「ンッッ!」

 あいつは乱れる俺を冷たい瞳で見つめていた。まるで人をモノのようにしかみていなかった。俺はそんな阿川に体をオモチャのように扱われた。

 痛みと快感が絶頂に達すると、あいつはそこで手の動きを止めた。その瞬間、体がビクビク痙攣した。頭も朦朧として自分でもわけがわからなくなった。ただこの痛みと快感だけはリアルだった。あいつは手を止めると、悪戯に笑いながら耳元で囁いてきた――。 

「厭らしいな葛城さん。俺に今、強姦されているのに何体を痙攣させてるんですか? それとも俺にこんなことされて悦んでるですか?」


「ンンッ……!」


 その言葉に俺は首を横に振って否定した。するとあいつは、俺のズボンのベルトを緩めて、そのままズボンを下に下げさせた。ズボンを下ろされると、俺は両足を震わせた。

「あれ? 後輩にこんなことされて悦んでるなんて、葛城先輩は嘘つきだなぁ。ここは嫌だとは言ってませんよ?」

「ンンッ…!」

 あいつは耳元でそう言うと、下着の中に手を入れてきた。そして、俺の性器を素手で触ってきた。その快感に再び身体は熱くなった。よりによって同じ同性に触られている。それは自分にとっては衝撃的な出来事だった。まさかそれをこいつにされてるなんて夢にも思わなかった。

――だが、体は自分の気持ちとはウラハラにあいつに感じている。体の自由を奪われた支配は、屈辱と痛みと快感の連鎖反応だ。俺は自分でも知らずにその支配に少しつづ、体と精神を侵されていった。

「先輩のここ、なんで濡れてるんですか? 俺に強姦されて悦んでるなんて変態ですか? 口では嫌だとか言ってるわりには、随分と素直な体ですね。ホラ、今の聞こえましたか?」

「っう………!」

「ビチャビチャって、厭らしい音がするでしょ? ここなんかこんなに濡れて下着にべっとりとついてますね。どうして強姦されてるのに貴方のここは悦んでるでしょうか? ほら、まただ。葛城さんあっちの素質あるんじゃないんですか?」

「ンーッ!」

 あいつはそう言って俺の性器を素手で触って上下に擦った。無理やり引き出される快感に体はどんどん熱くなった。そして、その快感に全身がビクビクと波を打つように痙攣した。


「ンンッ……! ッン……! ンッッ……!」


 その瞬間、あいつの手の中に温かいものを吐き出した。それは精子だった。俺はよりによってあいつの前で射精してしまった。




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