異世界では幸せに。

ノベルバユーザー435265

パーティー内での問題

僕は今、魔の森向けて足を進めている。
昨日決まった作戦はこうだ。



1.まだ魔物がたくさん押し寄せてきていないので僕達が魔の森に行く。

2.魔の森にてボスと思われる魔物を狩る。

3.戻って王都の冒険者ギルドに報告。その後外で残党処理する。
 終わり。




これを聞いて思ったことはない?
そう、コレ本当に作戦か?こんな単純に行くわけないんだろうなー
王都から出てかなり時間が経ったけど未だに紅の光メンバーと会話を全然してない。
最初に会った、



「改めまして初めまして。レイです。見ての通り子供なので色々至らないところがあるかもしれないのでそのときは教えてください。よろしくお願いします。あと、主な攻撃は剣と魔法です。」



「俺はこの紅の光のパーティーのリーダーカインだ。主な攻撃は身体強化しての剣での攻撃だな」



言葉の通りカインの左の腰あたりに剣があった。



「俺はドレイクだ。このパーティーのタンク役をしている。よろしくな。」



ドレイクは武器、と言えるものは持っていなく大楯となにかの薬と思われる物などの投げ物系を装備していた。



「丁寧な挨拶ありがとね。私はセナっていうの見ての通りエルフだからよろしね。得意な攻撃は魔法よ」



セナは自分の耳を見せる。
確かにヒトとは違い耳が少し尖っていた。



するとセナさんが僕の隣に来て、耳元で



「ごめんなさいね。カイン、君がその歳で冒険者になってるのが許せないみたいなの。だからそっとしておいてね。」



と、言ってきた。僕はつい、わかりました。と返事をしたけどそうはいかないと思う。今みたいに仲間同士で仲が良くない、空気が悪いと戦闘中に足の引っ張り合いになる可能性が高い、なので僕はカインさんに対し、



「カインさん少し質問していいですか?」



「あ?なんだ何を聞きたいんだよ?」



「カインさん今僕のこと良く思ってませんよね?」



するとセナさんが、



「ちょっと、レイ!言わないように言ったでしょ?」



「すみません、セナさん。だけど長く生きてるはずのあなたならわかるでしょ?仲間の良くないパーティーは長くは持たない。セナさんが生きてた中でもあったはずです。自分のパーティーじゃなくてもいい、自分が今までいたギルドでもあったはずです。」



「確かにあったわよ、だけどそれは今やることじゃない。」



「だけど今やらないと戦闘で命を落とす確率が高くなる。だから僕はパーティー内のイザコザは速く無くした方がいいと思った。
それに、僕の実力をまだ疑っているようですしね。ねぇ、カインさん。」



「・・・」



セナさんが黙るとカインさんが、



「お前の実力は信用してねえ。だから勝負しろ。勝負でお前が勝ったら認める。負けたらパーティーから抜けろ、それでいいな?」



「わかりました。それで構いません。戦う場所はここでいいでしょう。」




そうして今いる草原で戦うことになった。




コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品