やる気を失くした筆者によるなんか…短編
黄昏グラウンド
「よーい、はじめ!」
大きな声がグラウンド中に響き渡った。
澄んだ空。
薄らとかかる霧。
私が手に持つコーヒーは芳醇な香りを辺りに漂わせている。
今日もいい一日が始まりそうであ…「おーい!そっちいったぞ!それっ!爆、連!」
少年が杖を振りかぶる。
ひゅん、という音が一瞬鳴るとその瞬間、
ばんっ!という爆発音と共に辺りにあった石やら雪やらが飛び散る。
グランドにクソでかいクレーターを作った少年は笑いながらどこかへ走り去った。
私はコーヒーに口をつける。
グラウンドにクレーターが出来ようが私の愛するこのコーヒーの味は一寸も失わゴリッ
……どうやらコーヒーは爆撃に被災したらしい。
訂正。
今日はあまりいい日では無さそうだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここは幽霊学校。私は教授の二クラウス、愛称はニック…かと思いきや生徒の間では憎々しい二クラウスだから憎ラウス!などと言われている。
非常〜〜に心外である。
私が嫌っているのはたった全校生徒の十分の九だと言うのに…
とにかく私はコーヒーの仇を取ろうと外に出た。あのクソガキめ会ったら必殺ジジイスペシャルシュートをお見舞いしてやる…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ねえ、フカ…あのおじさん、さっきから僕達のことガン見してるよ…怖いよ」
「え?あーーほんとだ。少年趣味かな。先生…の割にはなんか貫禄ないよね」
「だよね…ねぇ、フカ、あのおじさんもしかして侵入者かな」
「え?でも僕らは新入生だから、知らない先生が居ても不思議じゃないよ」
「でも……あーーーー!な、なんか物凄い形相でこっちくるよぉ!」
「え、でも僕達何もしてないよね…さっき上級生は周り吹っ飛ばしてたけど…もしかして…本当に侵入者?」
「え……こ、怖いこと言わないでよフカ!」
「やばいこっちに向かって走ってる!
いけっ!爆、降、広!」
杖がピカッと光った瞬間、二クラウスの体は宙を飛んだ。
2人は驚きに満ちた様な顔の二クラウスがぶっ飛ばされていくのをただただ見守った。
それは…光り輝く黄昏のようであった…。
書くことが無くなったので終わり。
誰か文才を僕に下さい。
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