異世界なう―No freedom,not a human―
第五章登場人物なう
清田京助
言わずとしれた主人公。なんと記念すべき100話でボロボロにされてしまった。そのことを悔やんだ京助は、今までは何となく避けてきていた「本格的な修行」をすることを決意した。
自分は弱い、それを本当の意味で知った京助はまだまだ強くなる。
また、マリルさんを助けることにあたって今までには無く力技はあまり用いなかった。多少は成長している証だろう。あとなんやかんやマリルさんとフラグを建てている気がしなくもない。
――そう、俺は――悪に破滅を齎し魂喰らう槍!
佐野冬子
言わずとしれたヒロイン。一応言っておくけど、別に全裸になったわけじゃない。鎧とかを外して軽量化していただけでインナーは着ている。
命がけで守られてしまい、心が決まった。――自分はまだ、京助にとって守られる存在だということがたまらなく悔しかった。
マリルさんには思うところが無いわけではないが、初めて見た時に「こいつは危ない」と思った予感が的中してしまって内心焦っている。
――京助のことは――私が、世界で一番信頼しています!
リャン
ヒロインその2。とうとう恋心を自覚してしまった獣人の少女。おかげで冬子の心配の種が増えたと言っても過言ではない。
根底にある気持ちが「京助の役に立ちたい」なので、今回の件で彼女にも何らかの精神的変化があった模様。
マリルさんがヒロイン化しつつある今としても「どうせ京助は皆を受け止められる器がある」と思っていて割と余裕はある。なお、冬子をからかうのは楽しい。
――本当に、本当に……生きていてくださり、ありがとうございます……ッ!
キアラ
ヒロイン? 少し、謎が明らかになった枝神。否、人間。
あの戦いで致命傷を負い、またタブーを犯してしまったために枝神としての力を失ってしまった。だが後悔はしていないし、むしろ嬉しいことである。
……そして、枝神としての力は失われたものの、技量は健在。むしろ積極的に戦いに関与することが出来るようになった分、パワーアップまである。
京助との仲も改善されるが、基本的には今まで通りニヤニヤと見守る立ち位置からは変わらない。しかし冬子をからかうのは楽しい。
――自分で考え、行動し――結果、お主を助けたくて助けられたんぢゃ。これ以上の自由はあるまい?
マリル
今回の後半のメインヒロインと言っても過言ではないけど出番は相変わらず少ない。悪い男に騙され続けて幾星霜。とうとう悪くない男に騙された。
基本的には理知的で冷静。事務処理能力も高く、有能な才女。だけど男運だけは致命的に無い。無いったら無い。その男運の悪さは弟から真剣に心配されるほど。恐らく弟から「妾にしてあげてください」とかいう生々しいワードが飛びだすヒロインは彼女くらい。断られたけど。
今後は京助たちと一緒に住む予定。ギルド職員から清田家のメイドさんにジョブチェンジ。
――家族も、彼氏も――誰もかれも、支えてきた。だから忘れていた。自分だって――助けられていいんだってことを。
マルキム
いろいろと伏線を回収した男。元SランクAG『金色のレオンハルト』改め、BランクAGマルキム。
獣人族特有の『魂』という技術を習得しており、剣戟では最高峰の力量を持つ男。ただのギャグ要員ではなかった。
今回、一番おいしいところを持って行ったと思うマン。
――ああ、よく頑張ったなキョースケ。後は任せろ
アルリーフ・エクスハフ
ギルドマスター。なんかカッコいい必殺技を繰り出した。
実は序盤からずっと出てきていて、且つ最初に『元Sランカー』という情報が出ていた関西弁の男。滅茶苦茶強かった。
今回の戦いで、久々に戦ったにもかかわらず、マルキムや京助と違って入院を必要としなかったほどタフ。とはいえ暫く戦うことは出来ない程消耗はしていたが。
アンタレスの治安が妙にいいのは、実はアルリーフとマルキムという元Sランカーが常駐しているからではないかという考察もある。
――愛っちゅう奴や
カリフ・ロッコリ―
通称、カリッコリー。京助に音楽を教えてくれたアフロヘアの男で、実はアルリーフの甥っ子。そりゃ関西弁にもなるわ。
実はそこそこ腕のいい魔法師だった。
――そりゃご贔屓にしてもろてますし……ああもう! ええから、さっさとぶっ飛ばしてきてくださいよ!?
オルランド・カーマ・ハイドロジェン
オカマ。しかしいろんな意味で京助を上回る人。戦闘能力も高いが、本質はそこにはない。ある意味、度し難いタイプ。
京助にとってはティアールから数えて二人目の「自分とは違う土俵で戦っている人」。
口調や格好はオカマだが、性愛対象は実はどっちもイケるバイセクシャル。美しいものが好きと言ってはばからない。
――私の名前はオルランド・カーマ・ハイドロジェン。気軽にオクタヴィアお姉さまとお呼びなさい
アトラ・タロー・ブラックフォレスト
SランクAG。弓兵でありながらSランカーになった稀有な傑物。まだ若いが、その実力は他のSランカーに引けを取らない。
性格はキザでナルシスト。しかしそれに見合うだけの実績と、それに裏打ちされた実力を持っている。
……ただの女好きっていう説も無くはない。
――やれやれ、私の弓をこの程度の相手に使うとはな
シェヘラ・ハールーン
ギルドの、京助の新しい担当さん。
スカパ・ハイネ
マリルの弟。しっかり者。
ラド・ラッグ
アンタレス治癒院の院長。それなりの腕前。
領主には恩義を感じている。
ティルナ
オルランドの部下の一人。性転換の魔道具を持っていた。
シーラ
オルランドの部下の一人。いわゆる忍者のように隠密に長ける。
シザー
スラムにいたチンピラ。京助に殴りかからなかっただけまだ頭がいいかもしれない。
敵対者たち
覇王
獣人族最強の男。今回、いろいろな思惑で京助たちを襲った。
その実力は作中でもトップクラス……というか、京助、マルキム、アルリーフの三人がかりでもなお跳ね返すその力はまさに天下無双。
荒々しい喋り方をする、根っからの戦士。しかし今は「王」として振る舞わねばならないため、ストレスが溜まっている。
そのため、発散させてくれそうな相手とまみえるとテンションが爆上がりする。
実力の底を見せていない恐ろしい男。
――己は覇王。世界最強だ
スターブ・ベムーラ
元AランクAGにして、SランクAGに近いと言われていた男。とある武術を使用し、様々な悪行をはたらいた。コンセプトは「賊」。
言葉通り、男は殺し、女は犯すというまさに人間のクズ。流石にこれ以上のクズはなかなか出て来ないかもしれない。彼のしてきたことの詳細を知っていたら、恐らく作内のような死に方は出来なかった。惨たらしく、絶望を味合わされて殺されていただろう。
……でも必殺技を叫んじゃったので負けた。
――い~い人生だったぜェ? 飽きるほど女を喰った、男を殺した! 好き放題金も使った、何にも不自由しねぇ人生だ!
ドブラック・カネスキー・エ・ロイ・アクドーイ
アクドーイ商会の長。ハッキリ言ってそんなに大物では無かったが、京助たちに絡んだのが運の尽き。潰されてしまった。
あくどいことばかりやっていたので自業自得でしかないが、恐らくこれ以上何をやっても悲惨な目にしか合わないと思われるので、むしろトラウマを植え付けられる前に捕まれてある意味よかったとも言える。
――これこそが私が買い求めた武装! その名もゴーレムアーマー!
ソーン・スカム
結婚詐欺をはたらいていたケチな詐欺師。無様に逃げまどっていた。
コーアクトー
小悪党。奴隷競売会の司会を務めていた。
言わずとしれた主人公。なんと記念すべき100話でボロボロにされてしまった。そのことを悔やんだ京助は、今までは何となく避けてきていた「本格的な修行」をすることを決意した。
自分は弱い、それを本当の意味で知った京助はまだまだ強くなる。
また、マリルさんを助けることにあたって今までには無く力技はあまり用いなかった。多少は成長している証だろう。あとなんやかんやマリルさんとフラグを建てている気がしなくもない。
――そう、俺は――悪に破滅を齎し魂喰らう槍!
佐野冬子
言わずとしれたヒロイン。一応言っておくけど、別に全裸になったわけじゃない。鎧とかを外して軽量化していただけでインナーは着ている。
命がけで守られてしまい、心が決まった。――自分はまだ、京助にとって守られる存在だということがたまらなく悔しかった。
マリルさんには思うところが無いわけではないが、初めて見た時に「こいつは危ない」と思った予感が的中してしまって内心焦っている。
――京助のことは――私が、世界で一番信頼しています!
リャン
ヒロインその2。とうとう恋心を自覚してしまった獣人の少女。おかげで冬子の心配の種が増えたと言っても過言ではない。
根底にある気持ちが「京助の役に立ちたい」なので、今回の件で彼女にも何らかの精神的変化があった模様。
マリルさんがヒロイン化しつつある今としても「どうせ京助は皆を受け止められる器がある」と思っていて割と余裕はある。なお、冬子をからかうのは楽しい。
――本当に、本当に……生きていてくださり、ありがとうございます……ッ!
キアラ
ヒロイン? 少し、謎が明らかになった枝神。否、人間。
あの戦いで致命傷を負い、またタブーを犯してしまったために枝神としての力を失ってしまった。だが後悔はしていないし、むしろ嬉しいことである。
……そして、枝神としての力は失われたものの、技量は健在。むしろ積極的に戦いに関与することが出来るようになった分、パワーアップまである。
京助との仲も改善されるが、基本的には今まで通りニヤニヤと見守る立ち位置からは変わらない。しかし冬子をからかうのは楽しい。
――自分で考え、行動し――結果、お主を助けたくて助けられたんぢゃ。これ以上の自由はあるまい?
マリル
今回の後半のメインヒロインと言っても過言ではないけど出番は相変わらず少ない。悪い男に騙され続けて幾星霜。とうとう悪くない男に騙された。
基本的には理知的で冷静。事務処理能力も高く、有能な才女。だけど男運だけは致命的に無い。無いったら無い。その男運の悪さは弟から真剣に心配されるほど。恐らく弟から「妾にしてあげてください」とかいう生々しいワードが飛びだすヒロインは彼女くらい。断られたけど。
今後は京助たちと一緒に住む予定。ギルド職員から清田家のメイドさんにジョブチェンジ。
――家族も、彼氏も――誰もかれも、支えてきた。だから忘れていた。自分だって――助けられていいんだってことを。
マルキム
いろいろと伏線を回収した男。元SランクAG『金色のレオンハルト』改め、BランクAGマルキム。
獣人族特有の『魂』という技術を習得しており、剣戟では最高峰の力量を持つ男。ただのギャグ要員ではなかった。
今回、一番おいしいところを持って行ったと思うマン。
――ああ、よく頑張ったなキョースケ。後は任せろ
アルリーフ・エクスハフ
ギルドマスター。なんかカッコいい必殺技を繰り出した。
実は序盤からずっと出てきていて、且つ最初に『元Sランカー』という情報が出ていた関西弁の男。滅茶苦茶強かった。
今回の戦いで、久々に戦ったにもかかわらず、マルキムや京助と違って入院を必要としなかったほどタフ。とはいえ暫く戦うことは出来ない程消耗はしていたが。
アンタレスの治安が妙にいいのは、実はアルリーフとマルキムという元Sランカーが常駐しているからではないかという考察もある。
――愛っちゅう奴や
カリフ・ロッコリ―
通称、カリッコリー。京助に音楽を教えてくれたアフロヘアの男で、実はアルリーフの甥っ子。そりゃ関西弁にもなるわ。
実はそこそこ腕のいい魔法師だった。
――そりゃご贔屓にしてもろてますし……ああもう! ええから、さっさとぶっ飛ばしてきてくださいよ!?
オルランド・カーマ・ハイドロジェン
オカマ。しかしいろんな意味で京助を上回る人。戦闘能力も高いが、本質はそこにはない。ある意味、度し難いタイプ。
京助にとってはティアールから数えて二人目の「自分とは違う土俵で戦っている人」。
口調や格好はオカマだが、性愛対象は実はどっちもイケるバイセクシャル。美しいものが好きと言ってはばからない。
――私の名前はオルランド・カーマ・ハイドロジェン。気軽にオクタヴィアお姉さまとお呼びなさい
アトラ・タロー・ブラックフォレスト
SランクAG。弓兵でありながらSランカーになった稀有な傑物。まだ若いが、その実力は他のSランカーに引けを取らない。
性格はキザでナルシスト。しかしそれに見合うだけの実績と、それに裏打ちされた実力を持っている。
……ただの女好きっていう説も無くはない。
――やれやれ、私の弓をこの程度の相手に使うとはな
シェヘラ・ハールーン
ギルドの、京助の新しい担当さん。
スカパ・ハイネ
マリルの弟。しっかり者。
ラド・ラッグ
アンタレス治癒院の院長。それなりの腕前。
領主には恩義を感じている。
ティルナ
オルランドの部下の一人。性転換の魔道具を持っていた。
シーラ
オルランドの部下の一人。いわゆる忍者のように隠密に長ける。
シザー
スラムにいたチンピラ。京助に殴りかからなかっただけまだ頭がいいかもしれない。
敵対者たち
覇王
獣人族最強の男。今回、いろいろな思惑で京助たちを襲った。
その実力は作中でもトップクラス……というか、京助、マルキム、アルリーフの三人がかりでもなお跳ね返すその力はまさに天下無双。
荒々しい喋り方をする、根っからの戦士。しかし今は「王」として振る舞わねばならないため、ストレスが溜まっている。
そのため、発散させてくれそうな相手とまみえるとテンションが爆上がりする。
実力の底を見せていない恐ろしい男。
――己は覇王。世界最強だ
スターブ・ベムーラ
元AランクAGにして、SランクAGに近いと言われていた男。とある武術を使用し、様々な悪行をはたらいた。コンセプトは「賊」。
言葉通り、男は殺し、女は犯すというまさに人間のクズ。流石にこれ以上のクズはなかなか出て来ないかもしれない。彼のしてきたことの詳細を知っていたら、恐らく作内のような死に方は出来なかった。惨たらしく、絶望を味合わされて殺されていただろう。
……でも必殺技を叫んじゃったので負けた。
――い~い人生だったぜェ? 飽きるほど女を喰った、男を殺した! 好き放題金も使った、何にも不自由しねぇ人生だ!
ドブラック・カネスキー・エ・ロイ・アクドーイ
アクドーイ商会の長。ハッキリ言ってそんなに大物では無かったが、京助たちに絡んだのが運の尽き。潰されてしまった。
あくどいことばかりやっていたので自業自得でしかないが、恐らくこれ以上何をやっても悲惨な目にしか合わないと思われるので、むしろトラウマを植え付けられる前に捕まれてある意味よかったとも言える。
――これこそが私が買い求めた武装! その名もゴーレムアーマー!
ソーン・スカム
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