青山くんの復讐は西原さんにとってはつまらない様です。

黒猫くん

第9話、新作

「よう、浩太。最近やけに元気だな!何かあったのか?」


「あぁ、勿論さ、遂にあの新刊が出たんだからな、はーはっはっはっ」


そう、遂に出たのだ、あの西原が出してく
れたのだ。面白いのはいつも通りなんだが
今回の作品は、これまで以上に素晴らしい
作品だった。


「おっと、浩太わりぃ俺そういえば今日アルバイトあるんだった。ということで、また明日な!」


「おう、アルバイト頑張れよ!」


それから、俺はまた、西原恭佳の新刊を見
直した、やはり何度観ても面白いそう思っ
た瞬間不意に背中を誰かに叩かれた、


「よぅ、西原。新刊すげぇ面白かったぞ」


「そっ、そう?浩太くんが言うのは、ちょっぴり信じれないけど、まぁーいいわ」


「なんだと、俺が面白いというのは、そんなに信じれないのか?」


「えっ、ええ。だって浩太くん全然ラブコメとか読まなさそうだし、、、」

まぁ、小学生の頃は、ゲームとか漫画ばっかなのは、確かだけど、

「人を、見た目で判断するのは悪い癖だぞ、恭佳」


「はい、すいませんでした。って今なんて呼んだ?」


やべ、西原が俺を下の名前で呼ぶから遂、恭佳っていってしまった、


「えっ、えぇ、西原しゃいはらさんって呼びってイテテテテおい、俺のデリケートな頬っぺを引っ張るんじゃないバカ!」


「はーい、私は馬鹿でした。」


「そうですよ!」


「なら、私よりバカな浩太ほうたたぁくんはもっと、って痛いわね、やめなさい!」


「こっちがやめて欲しいよ、このままだと俺の頬っぺだけでなく、もっとデリケートな心まで、傷がつくよ。」


「安心しなさい。私がいる限りあなたの心は常に、傷が治らないわ!」


「ってそこ、安心出来ねぇしそもそも、そこ自信を持って言うとこ?」


「それで、どうだった?私の新刊の感想きちんとまだ、言えて無いわよ」


「それは、いつかのプロポーズの時に言うからね。」


「誤魔化さないの、まっ、でもそれはそれでなしではないかな」



こうして、少し復讐出来て嬉しいと思った浩太がいた。

次回に、続く

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