見た目おっさん。夢想したものを錬成、現実化できる力を行使する異世界平和への物語

とおす

イメージ変換装置!

渉は自分のスキルを見返す。


弱点があるとすれば、レベル毎に有限という個数限界がある事である。


創造したもの、付与したもの、制御中のもの。


いずれも個数限界がある以上、無暗には作成できない。


もちろん、削除もできるから、錬成し直せば良いだけだが、


マナ消費量が大きく、1つ錬成し直しただけでマナ所有の4分の1消費してしまう。


マナを必要とする時が出来た場合、直ぐに回復できないため、リスクがあり、得策ではない。


ならばどうするか。


おっさんはイメージ錬成し次の条件を定めた。


1.渉だけを認識する事。
2.マナとイメージ創造物を通す水晶。
3.水晶へイメージ投影することで
鑑識名:名前
品質:劣→少劣→標準→優→赤秀→青秀→プレミアム
効果:補正効果等
材質:使われている素材
変換マナ消費量:変換時の消費マナの量
を表示する
4.リスト数上限50(自分で整理できない数を設けるのは無謀と判断)
5.リスト内で選択した【武器】を創造し、現実に取り出せる事。


この条件の結果はとんでもないものになる。


「イメージ武器変換装置ってとこか」


おっさんの目の前にはプカプカ浮かぶ水晶の玉があり、おっさんは手をかざす。


マナの消費量に伴いおっさんのイメージ力は向上する今回使用量は全体の30%。


おっさんがイメージする事10分後、リスト内のアイテムが3個になった。


ーイメージ変換装置:リスト・ステータス表示ー
1.ロングソード1
→品質:プレミアム(1~7段階の7) 
→効果:切れ味補正20%向上 
→材質:鋼鉄 
→マナ消費:全体の10%


2.ロングソード2
→品質:優(1~7段階の4)
→効果:切れ味補正1%向上
→マナ消費量:全体の2%


3.ロングソード3
→品質:標準(1~7段階の3)
→効果:なし
→マナ消費量:全体の1%


ーー


おっさんはロングソードを変換し、


品質プレミアムを1本。


優を3本。


標準を6本。


合計10本のロングソードをイメージ変換し、


取り出す事に成功した。


「さて、とりあえず。売ってきますかねww」


この後、納品事件が発生することをおっさんは知らない・・・。



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