十刻の魔物使い
十九話 初めての依頼
「喰らえ! 神爪!」
(主人っ、自分も!)
「私も! はぁぁ!」
シュッ
シュッ
サッ
僕達は今、浜辺で魔物を狩っている。
海には魔物がうじゃうじゃいる。
なので、町に入ってこないように海沿いの町では冒険者ギルドに依頼を出しているのだ。
主に出てくるのはリザードマン、シザークラブなどだ。
たまにオクトーパスとかが出る時もある。
海は森や谷などとは違って規模が広いので、そこで生息している魔物が何か確定していない。
新発見の魔物が出ることもあり、危険な狩り場とも言われている。
まぁ、強い魔物は大体海の深い所に生息しているから、そんなに身構えることもないだろう。
でも、気を抜き過ぎて足をすくわれる様な事はないようにしよう。
「リーナ、後どれくらい倒せば生活費として足りる?」
「い、今の所、33体倒しゅているので、約銀貨12、3枚くらいでしゅね。生活費としてはこれだけあれば十分でしゅ。」
「分かった。じゃあもう少しだけ狩ったら帰ろう。」
僕達はその後30分位魔物を狩ると、町に戻った。
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