完璧超人?の集まり生徒会!

TT

入学式の前にその3

 みんなあまり名前のことは気にしていなかったようだった。

ほんとにやっちまった。

「はっはっはっおもしろいこと言うねー君は」

俺のHPゲージがそろそろマイナスへいきそうな時に後ろから男の声がした。
朝から見た女子の壁の主のイケメンだ。

その声とともに、みんな笑い出した。
「ははっなるほどね沢って」
「ギャグセンス高くね?」

俺は大マジなんだがここは流れに乗っておこう。
乗るしかねーこのビックウェーブに!

「ははは・・・そーだよねー俺もギャグで言ったんだよねーもぉーみんなつれないなー」

今の俺マジで苦笑い

クラスに笑っている中で誰かが言った。

「てか1クラスで3人、沢がつくやつがいるってどんな確率?」

「だよねーははは・・・」

そんなことをやっているうちに担任が次へと回していた。

四番のやつはショートカットの金髪の美少女だった。
すれ違いざまに

「覚えとけよ」
と低い声で言われた。

はて?俺はあの子に何かしたかな?
・・・なるほどね照れ隠しだ。

俺がクラスを和ませたことに対してツンデレのお礼のつもりなんだろう。

可愛い奴め!

そんな自己満足まるだしの考えに浸っていると衝撃的な言葉聞こえてきた。

「四番、胡桃沢(くるみさわ)秋穂。よろしく。」

彼女のつぶやきと同時にクラスが笑いに包まれたことは言うまでもないだろう。

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