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The hater

とある学園の教師

第19話

オルフィーは悩んでいた。
楽観的な彼女にあれど、想い人のこととなれば迷う。
例えば、
「名前はどのタイミングで変えるか」
とか。
「もっと彼に会うためにはどうすべきか 」
とか。
そして何より、
「どうやって友達を増やしてあげようか」
とか。
オルフィーとタカシは人気だ。
優しいし、優秀で、美しい。
そして、明日はバレンタインデーだ。
訳が分からないと思うが、そういう事だ。
オルフィーが誰にプレゼントをあげるかは決まりきっている。
だが、クローヴェルは誰から貰うかはわからない。
なんせ、高校に編入してから1年も経っていない。
馴染めてはいるが、彼に親しくするものはそう居ない。
人あたりが悪い訳でも、評判が悪い訳でもない。
ただ、容姿が怖すぎる。
ボサボサの髪、鋭い双眸、そして、デカすぎる身長。
しかも成長中。
初対面の人間には驚かれる。が、すぐに打ち解ける。
「うーん……あの子がみんなからチョコを貰うのはいいんだけどぅ…………」
ベッドに寝転がって、ゴロゴロと転がる。
「この星の文化に馴染むの早すぎるよー」
「もっと戸惑うところが見たかったのになー」
などとブーブー言っている。
「はぁ、でも、良いなぁ………私が惚れた男はこうでないと」
ハードルが高いが、それ程に気に入っているということだ。
「もうちょっと早く招待バラしても良かったな………」
と後悔してみる。
「でも、あの時の顔、サイコー!!!」
「泣き顔よかったー………」
「まだ、私を殺したって自分を呪ってたみたいだし、私が解いてあげないとね」
彼女の優しさというか、独占欲というか。
その醜さが露見している。
「さぁて、私もチョコつくろーと」

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