LOVE♡インベイダー⁈

ふゅーちゃん

1話 『出会いは突然に…』

高3に進級!

紆余曲折あったけど、今まで頑張った自分!

あとは所属してる文化研究会の部長、そして受験を頑張るのみ!!

私、心愛(ここあ)の学校はかつては中高一貫の女子校。だが生徒数の大幅減少により中学は休校。高校は共学化。後輩たちはみんな高校へ進学したことで、今年度から中学は生徒が居なくなり休校となった。
幸いなことに私のクラスメイトに男子は23人中たったの2人。特に二とも陽キャでも陰キャでもない、よくわからない存在。相変わらず女子校気分の女子界隈が騒いでるから、今思えばだけど、男子なんて空気でしかない。

今まで異性を毛嫌いしていた私。もちろん恋愛なんてもってのほか!だから学校の共学化は何よりもショックが大きかった。

けど知名度の低さもあってか、思っていたほど男子が入ってこなかった。だからさほど気にせずに済んだ…

そう…今日を迎えるまでは……



高3になってから1週間が過ぎた頃、学年合同授業の出来事であった…

私の学校は高校から選択必修で学年合同授業がある。学年関係なく、選択肢から1科目選び、異学年と混じって授業を受ける。これは女子校時代からそうだ。

学年合同授業は『日本文化(華道・茶道・書道)・英会話・美術・音楽』の4科目。私はグローバルに興味あることから、迷わず英会話を選択。

英会話は数少ない留学生と交流できるし、何せ異国の地のサブカルチャーを知ることができる!それに英語力も上がって頑張れば成績アップ!これは間違いなく美味しい授業!!


その授業での出来事であった…
英会話は友達おらず、ぼっちで受けていた。自由席だから、毎回テキトーに座って授業に臨んでいた。

そして高3最初の英会話………

(ガヤガヤ……ガヤガヤ…ガヤガヤ)

うわ……騒がしい上にほぼ満席………
今年の1年から急に生徒数増えたな……
しかも今日は1年のお試し期間でもあるから、いつも以上に騒がしいぞ………

とビビりながら、空席に座った。

そして授業が始まった。

先生「Then, Please introduce yourself with your neighbor(それでは隣の人と自己紹介してください)」

隣の人か……あ……男子か………

でも私の学年で英会話選択の人はそんなにいないから、どうせ後輩だろうな

「Hello!My name’s  Kokoa!What'syour name ?(こんにちは!私の名前は心愛です!あなたの名前は」

隣の男「Hello!My name’s  Minjyun.Nice to me too !(こんにちは!僕の名前はミンジュン。よろしくね!)」

ほう…思ったよりも流暢だな…
ミンジュン…日本名では見かけない名前…
留学生かハーフか…?

「Where are you from?(出身はどこですか?)」

ミンジュン「I'm from Japan, but half Korean and half Japanese(僕は日本出身ですが、韓国と日本のハーフ)」

なるほど…韓国と日本のハーフなのか……
にしても雰囲気かなり大人っぽいな……学年では見かけない顔だけど……

「What’s your school year?(学年は?)」

ミンジュン「I'm a freshman(僕は1年)」


「え!?1年?!?!」


あ、やば……英会話の授業なのに日本語出てきてしまった……

「私……3年………」

ミンジュン「え?!そうなの?!なんか馴れ馴れしくなっちゃった(^^;でもよろしくね!」

もう英会話の授業であること忘れて日本語で会話してますわ……

凄いな…まだ入学したばかりのはずなのに、思った以上にフレンドリーな子だ……

後に気づいたがネクタイのカラーが今年度の1年だから、学年は間違いない。

ちなみに私たちの学校の制服リボン(女子)・ネクタイ(男子)は学年カラーで指定されており、入学時に色(青・赤・緑)が決まる。
今年度は3年青、2年赤、1年緑。ミンジュンは緑のネクタイだから1年生だということはすぐにわかる。

ミンジュン「まだ入学したばかりで不安だし…また来週、隣にいてもいいかな?」

「あ…そんな風には見えないけど⁈まあ、私で良ければ……」

そうとは言えどうせ授業内での関係だろうな。
もう3年間もいれば、共学の雰囲気に慣れてきたし、この子くらいなら……


のはずだった………






翌日、所属する文化研究会のビラ配りをした。

なかなかみんなビラを受け取ってくれない中、
1人の男子生徒が受け取った。

「あの!昨日の……」

見たことある顔…ん?ミンジュン?!

どうしよ………

2話へ続く













「恋愛」の人気作品

コメント

コメントを書く