勝部??
第2章6 G.W?? 中
(主な登場人物)
・部長 林道 茜 ・副部長 敗北 勝負
・会計 山月 ありさ ・騎士(書記) 結城 ひかり
・秘書 服部 彩 ・顧問 西園寺 麗子
【本編】
会計の山月ありさだ。
勝負部で合宿をする事になり、私の別荘で一夜を共に過ごしたのだが、色々と撮れ嫌、色々といい経験ができた。
少しは強くなったのではないだろうか。
かつまは部屋で議事録を読みながら、頭を抱える。
一夜とか、経験とか、強くなったとか、ありさが書くといやらしく聞こえてしまう。
しかし、書きなおしたらまた茜に怒られる可能性がある為、このままにしておく事を決めた。
世間は現在GWである。
皆さんは、GWが何の略かをご存知だろうか?
先に言っておく。
GWニコルではない。
そもそも、CWである。
素晴らしいゴールデンウィークでもない。
アレは小学生までのイベントであって、我々にはもはや無縁と言っていいだろう。
中学の頃は部活とか、受験勉強とかあるし、高校生になったら、これにバイトが加算される。
社会人になれば、ほとんどの人が仕事に駆り出され、姉貴いわくゴールデンウィークではなく、ゴールデンワークだとの事だ。
「祝日出勤1日500円の手当てって、私の祝日は500円なのかよ」
ある日の姉の言葉を思い返すと、将来が不安になって仕方がない。
出来ることなら、一生休んでいたい。
かつまが、現実逃避していると携帯が鳴った。
差し出し人は、ありさであった。
「あ、かつまか?いゃ何、今日バイトだろ?恥ずかしながら、初体験なもので、ん?何故黙るのだ」
「初体験ではなく、初バイトと言え。それで、何のようだ?」
「何を怒っている?まぁいい。服装はどうしたらいいのかを、聞きたかったんだ。やはり、動きやすい服装とは、体操服なのだろうか?」
・・ブルマー姿で働いていたら怒られるぞ。
「いいか?上は汚れてもいいようにTシャツで、下はジーパン、動きやすいようにスニーカーを履いてこれば問題ない」
「そ、そうか、助かったぞ。礼を言う。では後ほどな」
電話を切り、時計の針を見ると10時前であった。
急いで支度したかつまは慌てて家をでた。
普段と何も変わらない風景を眺めながら、駅を目指すかつま。
かつまが駅に到着すると、いつものメンバーが駅で待っていた。
「遅い!」
相変わらずの茜の言葉と態度に、もはや慣れてしまっている自分が怖い。
茜の提案で、とりあえず喫茶店へと入る俺たち。
席に座って、各々が注文を終えると、茜が口を開く。
「では、クーラーの為にこれからバイトを始めるけれども、その前に一つ確認しとくわ」
そう言って、俺たちの顔を順番に見ていった茜は、両腕を組んで再度口を開く。
「クーラーの他に、何か必要な物ってあるかしら?」
かつまは部活で買う物について考える。
そもそも、文芸部なら本、バスケ部ならボール、隣人部なら友達、いや、これはお金では買えないか。
友達=プライスレス。
心の中で1人つっこんでいると、彩が手をあげる。
「前々から思っておったでござるが、確認してもよいでござるか?」
・・おぉ!彩も気づいてくれたか!是非、茜に言ってくれ、勝負部とは何なのかと。
かつまは、期待の眼差しで彩を見る。
「ふむ。先日、お手紙を書いておった時の事でござる。お手紙に、目をつぶると書いたのは良いのじゃが、目をつむるが正しいのではないかと、不安になったでござるよ。これはどちらが正しいでござるか?」
彩は首をかしげながらたずねる。
・・どうでもいいわ!いゃ、俺も迷うけれども・・瞑ると書けば、後は向こうの判断に任せるのが、一番だよ!
仕方がないので彩に説明するかつま。
すると、今度はありさが手をあげた。
「そういう事なら私もあるぞ。先日、ときめきガールというゲームをしていた時の事だ。友人の沢田が好感度について教えてくれるのだが、あいつは一体何者なんだ?」
・・解るわ~。できる事なら沢田を商品化してほしい。
かつまがありさに共感していると、ひかりが参戦する。
ひかりは右目を抑えながら語り始めた。
「ク、クク。ならば我も語るとしよう。先日とある小説サイトを友人が見ていた時の話だ。いつも深夜にこっそり配信している友人がいたのだが、ある日突然アクセス数が増え、歓喜まわっておったら、次の日からぱたりと、アクセス数が落ちてしまう怪奇現象が発生したらしいのだが、アレは何だったのだ?」
・・いゃ、友人ではなくお前の話しだろ。考えられるのは一つしかない。面白くなかったからであろう。あの怪奇現象は恐ろしい。みんな頑張ってるから読んであげて!!
かつまは、投稿する作家達を心の底から応援している。
そこまで、黙って聞いていた茜が口を開いた。
「どうでもいい」
その言葉に、4人は猛反論をしようとした。
・・友人にしたい男No.1の沢田をどうでもいいなんて、許しておけん。
かつまは茜に、文句を言おうとしたのだが、茜に遮られる。
「まぁ黙って聞きなさい。先日の事だったわ。電車に乗っていた私の前に、妊婦さんが辛そうに立っていたのよ。私は声をかけて席を譲ってあげたわ。すると妊婦さんはこう言ってきた。「妊婦じゃありません」ってね。どう?これを言われた時の私は、気まずくなって降りるはずでもない駅で降りたわよ」
茜の言葉を聞いて、シーンと静まり返ってしまう。
全くもって笑えない。
静まり返っている、茜達のテーブルに飲み物がやってきた。
「さ、さぁ飲み物がきたぞ。ほらかつま」
気まずいと思っていたありさは、空気を変えようと、かつまにわざと間違えた飲み物を渡してきた。
「こ、このクリームソーダなんて俺が飲む訳ないだろ?あはは」
かつまもこの流れに乗る事にした。
しばらく飲み物を飲んで過ごした俺達は、今後について茜にたずねた。
時刻は12時前だ。
どこでどんなバイトをするのか解らない為、場合によっては急がなくてはいけない。
「そろそろね。みんな飲み物は飲んだわね。じゃぁ行きましょうか」
茜が伝票を持って席を立った為、それに続く俺達。
「な、なぁ?お金は割り勘か?それより何処に行くんだよ」
「お金は部費、行く所は秋葉原よ」
茜は、そう告げるとレジの方へと向かって行った。
秋葉原。
日本の首都になって29年の今年は、来年30周年になる準備と題し、様々な所でフェアーが開催されている。
また来年になったら、20周年がそうだったように、30周年記念が行われると思われる。
秋葉原に向かう電車の中で、かつまは茜にたずねた。
「秋葉原でバイトって、何をするんだ?」
かつまの質問に、茜はさらりと答える。
「メイドカフェよ。あんたは厨房で皿洗い」
「待てまて!何でメイドカフェなんだよ」
かつまの質問に、茜は首をかしげながら答える。
「時給がいいからよ」
このセリフを聞いたかつまは、メイドカフェには夢も希望もないのかとがっかりしてしまう。
・・全く。魔法少女を見習えよな。奇跡も魔法もあるんだよ!
そんな事を考えていた、かつまに茜が聞き返す。
「いいかつま?同じ時間働くのであれば、時給がいい方がいいに決まってるじゃない!時給2000円もらえて、しかも涼しい部屋の中で過ごすのと、この暑い中ティッシュを配るのと、あんたはどっちを選ぶのよ」
熱く語る茜。
「いゃ、それは解るが・・なぁ茜?メイドカフェってなんだか知ってるんだよな?やるならやるで、せめてあの3人には、伝えとかなきゃまずいんじゃないか?」
実際ありさは、体操服で来ようとしていた。
かつまに言われた茜は、キョトンとしている。
「カフェ・・でしょ?喫茶店なんだから、ウェイトレスとかじゃないの?」
この発言に、かつまは頭を抱える。
「いゃ待て。メイドがついているだろう」
「メイド・イン・カフェみたいな事でしょ?」
かつまは、わかりやすく解説する為、携帯を取り出して説明する。
かつまの中で、メイド代表といえばこの2人。
レムとラムだ。
「よく見ろ!この可愛さじゃなくて、この格好をして、お客さんの相手をするんだよ!」
・・この可愛さ、鬼がかってるぜ!!
茜は携帯を凝視し、固まってしまう。
「そして、いらっしゃいませの後に、お兄ちゃんとか、旦那様とかをいいながら接客をするのだ」
その言葉を聞いた茜は、顔を真っ青にしながらたずねる。
「か、可愛いのはわかったわ。この制服じゃなきゃダメなのかしら?」
普通のエプロン姿では、メイドとはいわない。
「いや、だめだろう。それに熱いコーヒーを冷ましたり、オムライスとかに、呪文を唱えるのが基本だ」
かつまは両腕を組んで、力説する。
「へ、へ~。ちなみにどんな魔法なの」
「うん?いいか、よく見とけよ」
かつまは咳払いをして、両手でハートマークを作って前に突き出した。
「おいしくな~れ。萌え・萌え・キュン」
「・・・・。」
「いやいやいやいや。無言とかやめて!!ちょ、何で席を立って他人のフリをしようとするんだよ」
「あ、すいません。人違いじゃないでしょうか」
「お、お前がやれって言ったんだろうが!!」
かつまは、逃げようとする茜の腕を掴む。
すると、ありさ達が遠い席からこっちへやってきた。
「お、おい。この駅が秋葉原だぞ」
どうやら、秋葉原についていたようだ。
「そ、そうね。じゃぁ降りましょう」
ぎこちない動きの茜に、首をかしげるありさ達であった。
次回 GW?? 下
※ここまで読んで頂きありがとうございます。
さて今回はいかがだったでしょうか?
メイドカフェについて書いておりますが、実際行った事がないので、もし間違えていたらごめんなさい。
では次回もお楽しみに。
・部長 林道 茜 ・副部長 敗北 勝負
・会計 山月 ありさ ・騎士(書記) 結城 ひかり
・秘書 服部 彩 ・顧問 西園寺 麗子
【本編】
会計の山月ありさだ。
勝負部で合宿をする事になり、私の別荘で一夜を共に過ごしたのだが、色々と撮れ嫌、色々といい経験ができた。
少しは強くなったのではないだろうか。
かつまは部屋で議事録を読みながら、頭を抱える。
一夜とか、経験とか、強くなったとか、ありさが書くといやらしく聞こえてしまう。
しかし、書きなおしたらまた茜に怒られる可能性がある為、このままにしておく事を決めた。
世間は現在GWである。
皆さんは、GWが何の略かをご存知だろうか?
先に言っておく。
GWニコルではない。
そもそも、CWである。
素晴らしいゴールデンウィークでもない。
アレは小学生までのイベントであって、我々にはもはや無縁と言っていいだろう。
中学の頃は部活とか、受験勉強とかあるし、高校生になったら、これにバイトが加算される。
社会人になれば、ほとんどの人が仕事に駆り出され、姉貴いわくゴールデンウィークではなく、ゴールデンワークだとの事だ。
「祝日出勤1日500円の手当てって、私の祝日は500円なのかよ」
ある日の姉の言葉を思い返すと、将来が不安になって仕方がない。
出来ることなら、一生休んでいたい。
かつまが、現実逃避していると携帯が鳴った。
差し出し人は、ありさであった。
「あ、かつまか?いゃ何、今日バイトだろ?恥ずかしながら、初体験なもので、ん?何故黙るのだ」
「初体験ではなく、初バイトと言え。それで、何のようだ?」
「何を怒っている?まぁいい。服装はどうしたらいいのかを、聞きたかったんだ。やはり、動きやすい服装とは、体操服なのだろうか?」
・・ブルマー姿で働いていたら怒られるぞ。
「いいか?上は汚れてもいいようにTシャツで、下はジーパン、動きやすいようにスニーカーを履いてこれば問題ない」
「そ、そうか、助かったぞ。礼を言う。では後ほどな」
電話を切り、時計の針を見ると10時前であった。
急いで支度したかつまは慌てて家をでた。
普段と何も変わらない風景を眺めながら、駅を目指すかつま。
かつまが駅に到着すると、いつものメンバーが駅で待っていた。
「遅い!」
相変わらずの茜の言葉と態度に、もはや慣れてしまっている自分が怖い。
茜の提案で、とりあえず喫茶店へと入る俺たち。
席に座って、各々が注文を終えると、茜が口を開く。
「では、クーラーの為にこれからバイトを始めるけれども、その前に一つ確認しとくわ」
そう言って、俺たちの顔を順番に見ていった茜は、両腕を組んで再度口を開く。
「クーラーの他に、何か必要な物ってあるかしら?」
かつまは部活で買う物について考える。
そもそも、文芸部なら本、バスケ部ならボール、隣人部なら友達、いや、これはお金では買えないか。
友達=プライスレス。
心の中で1人つっこんでいると、彩が手をあげる。
「前々から思っておったでござるが、確認してもよいでござるか?」
・・おぉ!彩も気づいてくれたか!是非、茜に言ってくれ、勝負部とは何なのかと。
かつまは、期待の眼差しで彩を見る。
「ふむ。先日、お手紙を書いておった時の事でござる。お手紙に、目をつぶると書いたのは良いのじゃが、目をつむるが正しいのではないかと、不安になったでござるよ。これはどちらが正しいでござるか?」
彩は首をかしげながらたずねる。
・・どうでもいいわ!いゃ、俺も迷うけれども・・瞑ると書けば、後は向こうの判断に任せるのが、一番だよ!
仕方がないので彩に説明するかつま。
すると、今度はありさが手をあげた。
「そういう事なら私もあるぞ。先日、ときめきガールというゲームをしていた時の事だ。友人の沢田が好感度について教えてくれるのだが、あいつは一体何者なんだ?」
・・解るわ~。できる事なら沢田を商品化してほしい。
かつまがありさに共感していると、ひかりが参戦する。
ひかりは右目を抑えながら語り始めた。
「ク、クク。ならば我も語るとしよう。先日とある小説サイトを友人が見ていた時の話だ。いつも深夜にこっそり配信している友人がいたのだが、ある日突然アクセス数が増え、歓喜まわっておったら、次の日からぱたりと、アクセス数が落ちてしまう怪奇現象が発生したらしいのだが、アレは何だったのだ?」
・・いゃ、友人ではなくお前の話しだろ。考えられるのは一つしかない。面白くなかったからであろう。あの怪奇現象は恐ろしい。みんな頑張ってるから読んであげて!!
かつまは、投稿する作家達を心の底から応援している。
そこまで、黙って聞いていた茜が口を開いた。
「どうでもいい」
その言葉に、4人は猛反論をしようとした。
・・友人にしたい男No.1の沢田をどうでもいいなんて、許しておけん。
かつまは茜に、文句を言おうとしたのだが、茜に遮られる。
「まぁ黙って聞きなさい。先日の事だったわ。電車に乗っていた私の前に、妊婦さんが辛そうに立っていたのよ。私は声をかけて席を譲ってあげたわ。すると妊婦さんはこう言ってきた。「妊婦じゃありません」ってね。どう?これを言われた時の私は、気まずくなって降りるはずでもない駅で降りたわよ」
茜の言葉を聞いて、シーンと静まり返ってしまう。
全くもって笑えない。
静まり返っている、茜達のテーブルに飲み物がやってきた。
「さ、さぁ飲み物がきたぞ。ほらかつま」
気まずいと思っていたありさは、空気を変えようと、かつまにわざと間違えた飲み物を渡してきた。
「こ、このクリームソーダなんて俺が飲む訳ないだろ?あはは」
かつまもこの流れに乗る事にした。
しばらく飲み物を飲んで過ごした俺達は、今後について茜にたずねた。
時刻は12時前だ。
どこでどんなバイトをするのか解らない為、場合によっては急がなくてはいけない。
「そろそろね。みんな飲み物は飲んだわね。じゃぁ行きましょうか」
茜が伝票を持って席を立った為、それに続く俺達。
「な、なぁ?お金は割り勘か?それより何処に行くんだよ」
「お金は部費、行く所は秋葉原よ」
茜は、そう告げるとレジの方へと向かって行った。
秋葉原。
日本の首都になって29年の今年は、来年30周年になる準備と題し、様々な所でフェアーが開催されている。
また来年になったら、20周年がそうだったように、30周年記念が行われると思われる。
秋葉原に向かう電車の中で、かつまは茜にたずねた。
「秋葉原でバイトって、何をするんだ?」
かつまの質問に、茜はさらりと答える。
「メイドカフェよ。あんたは厨房で皿洗い」
「待てまて!何でメイドカフェなんだよ」
かつまの質問に、茜は首をかしげながら答える。
「時給がいいからよ」
このセリフを聞いたかつまは、メイドカフェには夢も希望もないのかとがっかりしてしまう。
・・全く。魔法少女を見習えよな。奇跡も魔法もあるんだよ!
そんな事を考えていた、かつまに茜が聞き返す。
「いいかつま?同じ時間働くのであれば、時給がいい方がいいに決まってるじゃない!時給2000円もらえて、しかも涼しい部屋の中で過ごすのと、この暑い中ティッシュを配るのと、あんたはどっちを選ぶのよ」
熱く語る茜。
「いゃ、それは解るが・・なぁ茜?メイドカフェってなんだか知ってるんだよな?やるならやるで、せめてあの3人には、伝えとかなきゃまずいんじゃないか?」
実際ありさは、体操服で来ようとしていた。
かつまに言われた茜は、キョトンとしている。
「カフェ・・でしょ?喫茶店なんだから、ウェイトレスとかじゃないの?」
この発言に、かつまは頭を抱える。
「いゃ待て。メイドがついているだろう」
「メイド・イン・カフェみたいな事でしょ?」
かつまは、わかりやすく解説する為、携帯を取り出して説明する。
かつまの中で、メイド代表といえばこの2人。
レムとラムだ。
「よく見ろ!この可愛さじゃなくて、この格好をして、お客さんの相手をするんだよ!」
・・この可愛さ、鬼がかってるぜ!!
茜は携帯を凝視し、固まってしまう。
「そして、いらっしゃいませの後に、お兄ちゃんとか、旦那様とかをいいながら接客をするのだ」
その言葉を聞いた茜は、顔を真っ青にしながらたずねる。
「か、可愛いのはわかったわ。この制服じゃなきゃダメなのかしら?」
普通のエプロン姿では、メイドとはいわない。
「いや、だめだろう。それに熱いコーヒーを冷ましたり、オムライスとかに、呪文を唱えるのが基本だ」
かつまは両腕を組んで、力説する。
「へ、へ~。ちなみにどんな魔法なの」
「うん?いいか、よく見とけよ」
かつまは咳払いをして、両手でハートマークを作って前に突き出した。
「おいしくな~れ。萌え・萌え・キュン」
「・・・・。」
「いやいやいやいや。無言とかやめて!!ちょ、何で席を立って他人のフリをしようとするんだよ」
「あ、すいません。人違いじゃないでしょうか」
「お、お前がやれって言ったんだろうが!!」
かつまは、逃げようとする茜の腕を掴む。
すると、ありさ達が遠い席からこっちへやってきた。
「お、おい。この駅が秋葉原だぞ」
どうやら、秋葉原についていたようだ。
「そ、そうね。じゃぁ降りましょう」
ぎこちない動きの茜に、首をかしげるありさ達であった。
次回 GW?? 下
※ここまで読んで頂きありがとうございます。
さて今回はいかがだったでしょうか?
メイドカフェについて書いておりますが、実際行った事がないので、もし間違えていたらごめんなさい。
では次回もお楽しみに。
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