女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

276話 恥ずかし日向と某エージェント(可)




それぞれの暴走が終わってすぐ、僕達は1階へ降りた。途中、やっぱり恥ずかしくなって戻ろうとすると

加奈「男に2言はない。1回行くって決めたんなら、ちゃんとしな。そんなんじゃ、いつまで経っても男らしくなれないぞ。」

そう言われた僕は、心の中で色々と考えながらも、1階へと降りたのだった。

母さんが勢いよくリビングの扉を開け、一言。

理子「皆の者、刮目せよ!可愛い可愛い日向君だぞ!」

実の親だけど、馬鹿野郎って突っ込みたくなった。キリッじゃねぇんだよ、親指を立てるな。

由良「理子お母さん?日向がなんだ・・・って・・・」

江美「あらぁ・・・これは・・・」

叶恵「おぉぉぉ・・・」

3人はこっちを向いて固まり、そのまま動かなくなってしまった。

奈々「にぃ、可愛いの!似合ってるの!」

睦月「破壊力抜群です本当にありがとうございました。」

日向「やめて、可愛いって言わないでぇ・・・恥ずかしい・・・」

衣玖「へぇ、ジェリーさんとお揃いのメイド服かぁ。考えたね?」

理子「でしょでしょ!いやぁ、苦労したよ!」

加奈「つっても、あたいらはアイデア出しただけで、作ったのはジェリーだけどな。」

ジェリー「頑張りました!」

日菜「ジェリーさんすごい!お兄ちゃん可愛い!」

日向「本当にやめてくれ・・・」

僕はスースーする足元を気にしながら、顔を伏せた。

大和「おーし飾り付け買ってきたぞ・・・って、日向どうしたその格好。」

理子「あ、大和!どうどう似合ってるでしょ!?」

お父さんが帰ってきてしまった。姿見られた・・・もうヤダおうち帰りたい。ここうちだけど。

大和「あー・・・理子。あんまりいじめるなよ?絶望したような顔してっからな。同意の上ならとやかく言わねえが、勝手に着させられるやつの身にもなれよ。」

・・・あれ?

理子「いじめなんて失敬な。私らはただ、日向に似合う格好をだね・・・」

大和「でも、あんまり男がするような格好じゃねぇよな?」

加奈「スカートにメイドカチューシャ・・・確かに、男らしからぬ格好ではあっけどよ・・・」

大和「分かってるならちゃんと・・・」

加奈「でもよ、似合ってるだろ?」

大和「・・・」

加奈「似合ってない?」

大和「だからそういう問題じゃねぇっての!着せ替え人形にされる身にもなってみろって言ってんのがわかんねえのか!?」

加奈「あたいらは似合ってると思うんだけどなぁ・・・。」

大和「・・・はぁ、勝手にしろ。日向、本当に嫌ならちゃんと言えよ。コイツらにはガツンと言っとくから。」

日向「あ、ありがとう。とりあえず恥ずかしいだけだから、大丈夫・・・」

大和「そっか。」

まさかのお父さんが助けてくれるパターンだった。お父さんのことだから、絶対バカにしてくると思ったのに・・・意外だった。

というか、あの感じだとお父さんも、結構お母さんに対して、色々と苦労を味わったのかもな。なんとなく、そんな感じがする。頼もしい感じといい、なんかね?

とにかく、僕はこの格好のまま、アフィアちゃんを待つのだった。・・・ちなみに、未だ3名は固まったままです。

加奈「・・・似合ってないのか・・・?」

この人はまだ言うか。そもそもそのネタは大丈夫なのか?怒られなきゃいいけどな。


コメント

コメントを書く

「学園」の人気作品

書籍化作品