女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
262話 この展開、テンプレか否か(重)
由良「覚悟って、そんな大袈裟な・・・私たちはただ、日向と幸せに・・・」
江美「そうよぉ。もちろん、どういうことになりやすいとかは、知ってるけど・・・」
叶恵「つったって、なぁ・・・。今考えたって仕方ないんじゃないの?」
由良達がそう言うと、お父さんと小鈴お母さんは、静かに言った。
大和「・・・自覚がないにしても、お前たちが考えてることは、それだけ重みのあることなんだ。ちゃんと、考えてくれ。」
小鈴「私たちはたしかに、兄妹で愛人で・・・複雑な関係よ。でも、だからこそ、あなた達が一時の感情で動こうとしてるなら、もっと真剣に考えて欲しいって思うわ。」
由良「一時の感情?私たちはね、昔っから日向のことが好きなのよ!」
奈々「由良姉の言う通りなの!ちゃんと考えた上で、それでもにーとお付き合いしたいって思ってるの!愛し合いたいって思ってるの!」
睦月「・・・お父さん達が止めようとしても、無駄だから。ずっと前から、決めてる事だもの。」
大和「言ったろ、俺らに止める権利はねぇって。ただ、もっともっと真剣に考えて欲しいんだ。好きだから付き合うとか、そんな次元の話じゃねぇんだ。」
小鈴「今後のことにすごく関わることだからね。私は一切後悔してないけど、周りから何度も怪訝な目で見られたし、受け入れてもらうのにも時間がかかった。あなた達は、耐えられる?」
江美「あら、私たちはいつでも真剣よ?幸せになるため、幸せにするために、ね。好きだから、愛してるから。」
叶恵「江美に同意だな。それと小鈴母さん?何を当たり前のこと言ってんだ?そんなもん、耐えられるに決まってんだろ。」
衣玖「怪訝な目なら、今までだって散々向けられたし。兄妹で仲良くしてるのが気に食わないとか、そんな理由でね。でも、むしろ誇ってるわ。」
こっちもこっちで、由良達は真剣な眼差しで答えた。お父さん達に負けないくらいに。
・・・正直、ちょっと嬉しく思う。そりゃさ、ここまで好かれて嫌な人なんて居ないでしょ。・・・だけど、僕は・・・僕は・・・
日向「・・・みんながそこまで思ってくれて、正直嬉しい。けど、僕は─」
妹s「日向(にー)は、黙ってて!」
日向「えぇ・・・」
そこ、普通止める?どう考えたって、僕の意見を言う間だったよね?・・・というか、もしかして僕、空気?嘘でしょ、仮にも主人公だよ?
睦月「・・・大丈夫、お兄ちゃんの意思は伝わってる。ちゃんと、お父さん達を説得するから。」
1mmも伝わってねぇじゃねぇかこんちくしょう!僕はアフィアちゃんとお付き合いしたいの!健全に、普通に!ヘタレでもチキンでもないからね!
アフィア「・・・ねぇ、日向。これ説得するのにあとどれくらいかかるのかしら・・・。」
日向「さぁ・・・由良達、頑なに許そうとしないんだよね。なんだかなぁ。」
アフィア「まぁ、気持ちはわかるけど・・・」
僕達は、2人隅っこでため息をつくのだった。こんな修羅場長々と続かせるもんじゃないでしょうに・・・さっさと展開進めよ!
なんか話重くない?書いた本人が何言ってんだって話ですけどね。
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