女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

260話 希望は理不尽にも・・・(苦)




由良「あ、お父さん!もう聞いてよ、日向の奴がさ、すんごくヘタレなんだよ!」

日向「ヘタレちゃうわい!これでも僕、勇気出してアフィアちゃんに告白とかしたんだよ!?」

アフィア「ちょ、恥ずかしいこと言うな!」

江美「だとしてもねぇ、私たち全員まとめて面倒見てやる!くらいは言って欲しいのだけど?」

叶恵「そうだぜ日向!男見せろやコラァ!」

大和「だからうるせぇっての!手短に話しやがれ!」

お父さんがキレた。まぁ、仕方ないわな。

由良「え、えっとね・・・日向のやつが、アフィアちゃんとお付き合いしたいとか言い出してね?」

江美「だからぁ、アフィアと付き合うのは絶対許さないって言ったんだけど、それでも頑なに諦めようとしないのよねぇ。」

叶恵「んだから、あたしら妹全員とハーレムなら許すって言ったんだけど・・・拒否しやがるんだよこいつ。」

小鈴「あー・・・まぁ、昔から日向君、ハーレムとか嫌いみたいだったからねぇ。」

奈々「だとしても、にーをみすみす渡したくないの!」

睦月「小鈴お母さんだって、お兄ちゃんであるお父さんと結婚してるんだし、何も問題ないでしょ?なのに・・・」

衣玖「お父さんとお母さんからも、なんか言ってあげてよ!お兄ちゃん、全然首を縦にふってくれないんだよ!」

皆がお父さんと小鈴お母さんに向けて、グチグチと言いまくる。大変そうだなぁ、と他人事のように見つめる僕とアフィアちゃん。

というか、睦月?問題ありまくりだからね?いくらお父さんが妹さんと結婚してるっていっても、1人だからね?僕たちの場合、アフィアちゃん以外全員妹だからね!?

そんなことを思っていると、突然お父さんと小鈴お母さんが顔を見合わせ、微妙な顔をした。なんていうか、どう切り出そうか迷ってる様子。

ここは1つ、助け舟を出しましょうかね!お父さん、借りひとつだからね!

由良「ちょっと2人とも、ちゃんと聞いt」

日向「ちょっと待って由良、お父さんと小鈴お母さん、何か言いたげだよ?」

すかさずお父さんをちらっと見る。お父さんはかすかに頷いた。

大和「いやぁ・・・なんというかな。お前たちにどう伝えるべきかと思って・・・。」

小鈴「やっぱりおにぃもそう思う?まぁ、ちゃんと言ってなかった私たちのせいなんだろうけど・・・由良達に変な期待持たせちゃったね。」

大和「だな。これなら最初からビシッと言っとけばよかったぜ・・・。」

小鈴「衣玖も大きくなったし、もう伝えてもいい頃ね。」

由良「ち、ちょっと?何言ってるの2人とも?」

由良がそう聞くと、お父さんは苦笑いしながら、言った。なんてことない、普通の口調で・・・

大和「そのな・・・俺ら、結婚してねぇんだわ。」

全てを揺るがす、大爆弾発言を。


「女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「学園」の人気作品

コメント

コメントを書く