女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
231話 お久な方々と可愛げの大切さ(中)
家に帰ると、みんな揃ってゲームをやっていた。・・・こういう時、なんかちょっと寂しい気持ちになるよね。
日向「ただいま~・・・」
由良「おかえり日向!いやぁ、災難だったねぇ。休みの日に学校なんて。」
江美「ほんと、大変ねぇ。暑い中ご苦労さま。」
日向「お前らも一役買ってたのに、よく言うよな。逃げられなくしやがってまぁ・・・。」
叶恵「逃がすわけがないだろ。ちゃんと勉強はしなきゃな!」
奈々「奈々は何とか阻止できたの!」
睦月「・・・ギリギリだったみたいだけどね」
奈々「あっ!それは言わない約束なの!」
睦月「めんごめんごー」
奈々「心がこもってない!」
奈々と睦月がコントのようなやり取りをする。仲良いよなこの2人。
日菜「お兄ちゃん、おかえり!はい麦茶!」
日向「お、気が利くなぁ。ありがとな日菜。あいつらもこれくらい、周りを見て行動できたらなぁ・・・。」ナデナデ
日菜「えへへ・・・」
うん、可愛い。ついでに言うと、由良達も日菜くらいら可愛げがあればなぁ・・・と思う。見た目は良くても中身がなぁ・・・。
由良「あーはいはい。どーせ気の使えない女ですよーだ。江美、叶恵、そっち行った。」
江美「あら、私は気遣いのできる女よ?・・・はい、ダウン。叶恵のほうは?」
叶恵「気遣いよりゲーム優先してっからなぁ、なんも言えんぜ・・・。こっちもダウンとった。」
ゲームやりながら返事してやがる・・・地味に連携上手いし。なんかよく分からないけど、ランキングはいつも上の方らしいね。ある程度勉強はできるから、なんも言えないし・・・はぁ。
リリィ「ふむ、素晴らしいセンスね。私が鍛えただけの事はあるわ。」
日向「元凶」
リリィ「こいつぁひでぇや。でもその通りだから何も言えない!」
3人はある時、リリィさんによる直々のレッスンで、めっちゃ上手くなったのだ。リリィさん自身も、ゲームはすごく上手い。
ただ、お父さんも少し悩んでるみたいだけどね・・・前に、「昔はあんな子じゃなかったんだけどなぁ・・・。」って言ってたっけか。
カムラ「全く、どいつもこいつも・・・。日向、おかえり。日向からもなんか言ってやりなさいよ。」
日向「あはは、カムラさんただいま。僕から言ったところで、聞きやしませんよ。」
由良「ま、そういうことね。日向もやる?」
日向「今はいいや。僕は宿題あるから後でやるよ。」
江美「りょーかい。早めに終わらせてね~。」
叶恵「終わったら格ゲーで対戦なー!」
日向「はいよー」
・・・まぁでも、コイツらが楽しいならいっか。僕自身に悪影響がある訳じゃないし・・・何より、笑顔が1番だからね!
僕はそそくさと2階へ行き、宿題に取り掛かるのだった。
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