女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

221話 予定を立てようそうしよう(着)




テストでのあれこれから数日が経ったある日。今日は、クラスみんなが待ちに待った日だった。

はっきり言ってしまいましょう。夏休みですはい!

今日1日行ってしまえば、あとは1ヶ月以上の休み!待ってましたと言わんばかりの、行事の山!

僕たちは気が早いため、登校中に夏休みの予定について話し合っていた。

由良「ねー日向、夏休みどこ行きたい?海?プール?」

日向「なんでどっちも泳ぐ系なのさ。」

由良「だって水着・・・なんでもないです」

日向「よろしい」

江美「なら山なんかどうかしら?自然の中で川遊びとかBBQとか・・・」

日向「それいいね、川だったら水着要らないし!」

江美「あら、水着は必要よ?着なかったら川遊び出来ないじゃない。」

日向「いや、水切りとかあるし・・・」

叶恵「だったらよ、海ならビーチバレーとか出来るぞ?それから釣りとかもさ。」

日向「釣りかぁ、いいねぇそれも。」

叶恵「いやあたし的にはビーチバレー・・・」

奈々「何言ってるの!夏といったら夏祭りなの!焼きそばにりんご飴、綿菓子にイカ焼き!なーんでもあるの!」

日向「いや食べ物ばっかじゃん。盆踊りとか花火とか、夏祭りの醍醐味だいごみってそっちでしょ?」

奈々「花より団子、なの!」

日向「あ、そっすか・・・」

と、まぁ・・・みんな意見がばらばらでさ。まとまりってものがないよねぇ。

・・・え?由良と江美と叶恵の3人の意見は一緒だって?いや、なんの事かさっぱりですわぁ。(白目)

由良「ささ、どこがいい?」

日向「水着着ないところならどこでも。」

奈々「なら夏祭りなの!水着は着ないの!」

由良「もー、なんで水着嫌なの?もしかして、はずかちぃのぉ?」

うわ、うざぁ。

日向「・・・なら、水着着るようなところでもいいけど、絶対にくっつかないでね。」

由良「あ、それは無理かな。間違いなく無理だね。」

江美「そうねぇ。100%に近い確率で無理でしょうね。」

叶恵「水着着るってこたぁ、くっつくべきだろ?」

日向「なにそのひん曲がった常識は・・・」

奈々「・・・ね、姉達の言ってる意味がわからないの・・・。水着=くっつくって、どういうことなの?」

由良「え・・・いやぁその・・・」

江美「絶対ってわけじゃないんだけどね、起こりうるかなぁってだけで・・・。」

叶恵「だからその・・・なんだ、さっきのは気にするなってことで・・・」

奈々「奈々、気になります!」キラキラ

3人「お願いだから気にならないで!?」

その後この3人は、学校に着くまで説明を余儀なくされましたとさ。自業自得だからね仕方ないね。

・・・ここまでしっくりくる「仕方ない」はないだろうなぁ。


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