女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
213話 発言に責任を持ちましょう(麻)
由良「はーい日向?由良お姉ちゃんからご褒美だよ?」
江美「私たちが押さえてるうちに、ちゃっちゃとやっちゃいなさいなぁ。」ガシッ
叶恵「日向はただ座ってればいいんだからな~」ガシッ
色々と突っ込みたいところはある。あるけど、今はそれどころじゃない!どうにかして逃げねば・・・兄としての威厳が!
よし、ここは・・・僕の必殺技を使うしかあるまい!受けてみよ、僕の・・・!
日向「や、やめてよ3人とも・・・怖いよぉ・・・」ウルウル
3人「っ!?!?」
泣き落としをっ!!・・・兄としての威厳?知らないね、勝ちゃあいいんだ。
まぁそれはそれとして、これで何とか3人に隙が・・・
3人「・・・ふひっ」
・・・あれ?
叶恵「なぁ、由良のあともう一周しねぇか?」
江美「それ賛成。可愛すぎるわぁほんと・・・。」
由良「これだから日向は・・・お兄ちゃんというより弟よねぇ。江美のあとは、またわたしだからね!」
あ、これ逆効果や。オワタねこれは。これが俗に言う、「神は言っている、ここで○ぬと」ってやつかぁ。
由良「じゃあ・・・ふひひ、日向ぁー!」バッ
由良は少し下がって僕に近づき、抱きつこうとしてきた・・・その瞬間。
由良「のわぁっ!?」ズケッ
日向「は?」
それは、まるでスローモーションのように、ゆったりと。突然こけた由良の頭が、僕の膝にズボッと落ちた。・・・いや、突き刺さった?
日向「え、ちょっと由良!?」
叶恵「おいぃ!?何やってんだ!?」
江美「・・・!みて2人とも、由良に紐が!」
江美に言われて見てみると、同じ色で気が付かなかったが、麻紐のようなものが、由良の足に絡まっていた。先には、重りなのか鉄っぽいものがくっついている。
紐が伸びている方を見ると、それはドアのほうで・・・少し開いたところから、4人の女性が覗いていた。
奈緒「ふぅ、なんとかなったのです。」
奈々「愛菜お母さん、ナイスなの!」
愛菜「・・・カウボーイ愛菜と呼びたまえ。」ムフー
睦月「・・・それはちょっとダサい」
奈緒お母さん親子と愛菜お母さん親子だった。
叶恵「え・・・なんで?」
愛菜「なんでじゃない。兄妹で何してるの。」
江美「それは、その~・・・ね?」
睦月「・・・私たちに、隠し事は無駄。」
奈緒「愛菜ちゃんが険しい顔で飛び出したのです。」
奈々「あんな愛菜お母さん、見たことないの!」
どうやら、愛菜お母さんになんかあったみたい・・・?とにかく、助かった。
叶恵「だからと言って・・・ぁえ?」ガッ
その瞬間、愛菜お母さんが叶恵をつかみかかった。
叶恵「え、え・・・なに?」
愛菜「・・・」ボソッ
叶恵「え?」
奈緒「誰 が 貧 ○ だ コ ラ」
日向「あっ・・・」
そう、少し前に叶恵が言ってたこと。いや、正確には思ってたことかな。それを愛菜お母さんが感じ取った、ということらしかった。
その後、ワタワタしていた奈緒お母さんに、睦月が耳打ちしたおかけで、奈緒お母さんも叶恵につかみかかった。
まぁ、自業自得だし・・・僕は知らないって宣言したんで。とりあえず、一件落着だね!さて、椅子から・・・と。
由良「・・・」
忘れてた、由良が膝にダイブしてたんだっけ。
日向「おい、由良?ちょっとどいて・・・」
由良「・・・」
一切応答がない。僕の方をみて、固まったままだった。不思議に思って、横から覗いてみると・・・
由良「・・・っ/////////」
日向「どうしたの由良!?風邪ひいたの!?」
由良「え、あう・・・うあああっ!////」ダッ
日向「え、えぇ・・・?」
何故か、由良が顔を真っ赤にしていた。そのまま逃げてしまったため、真相は闇の中となった。後々聞いてもなーんにも答えてくれなかったし。過去一で何だったんだろうだよ、ほんと。
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