女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

211話 講じる策は逃げの一手(差)




江美「・・・叶恵ちゃん?由良ちゃん?何をしてくれちゃってるのかしらぁ?」ゴゴゴ

叶恵「それはこっちのセリフだ。よくも日向にやってくれたなぁ・・・?」

由良「自分のアドバンテージを有効活用しやがって・・・あたい許さへん!」

江美「・・・由良、それもしかして褒めてるの?貶しのつもりなら、間違ってるわよ?」

由良「貶しに決まってるじゃないのよ・・・悪かったわね国語が苦手で!」

江美「それに・・・叶恵?私はあくまで、あんたが日向にやったことと同じことをしてるだけよぉ?」

叶恵「スケールが違うだろう!?んなでっかいもん持ち合わせてないわ!!」

江美「あら、それは個人差ってやつでしょう?行為自体は全く同じよぉ?」

叶恵「全然ちゃうわ!胸と○ロさだけ育ちやがって・・・!」

・・・えー、あれから10分以上経ちましたけど、意味の無い言い争いが続いております。

どうでもいいけどさ、僕小さいほうが健康的でいいと思ってるんだけど・・・。多分、言ったら僕がボコられそうなので黙っておきます。

江美「同じようなもの食べてるのに、どうしてこうも差が出るのかしらねぇ?」

叶恵「喧嘩売ってんのか?」

江美「違うわよ。単に疑問に思っただけ。」

由良「それなんだけど・・・どことなく、お母さんに遺伝してる気がしない?」

由良がスラッととんでもないことを言う。そこ、スポットライト当てちゃいます?

江美「・・・確かに、聖菜お母さんと加奈お母さんは、どっちかって言えばふわふわ系美人とスレンダー美人って感じよね。」

由良「雫お母さんも・・・大きいし。」

叶恵「逆に、奈緒お母さんや愛菜お母さんは・・・。確かに、親遺伝が強いのかもな。」

叶恵・・・後で怒られても知らないからね?そんなことを思っていると・・・由良が、ハッとしたような顔になった。・・・嫌な予感しかしないですね、はぁ。

由良「・・・ねぇねぇ、2人を見て1つ思ったんだけどさ・・・。」

叶恵「ん、なんだ?」

江美「なにかしらぁ?」

由良「・・・江美も叶恵も、日向に胸押し付けやったんだし、私もやってもいいよね?」

江美「はぁ?何言い出してんのこいつは?」

叶恵「・・・いや、ここはいいってことにしないか?そうすれば、この変ないざこざも無くなる気がする。」

はい、予感的中。どうしてこうもこの人たちは、こういうことばっか考えるのかね。ま、それはそれとして・・・さっさと逃げようそうしよう。

日向「ちょっと用事を思い出s」ガシッ

3人「逃 げ る な」

日向「ひえぇ・・・」

ダメでした。3人とも、そこまで睨まなくても良くないですか。ナチュラルに怖いです。


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