女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
208話 そろそろBANが怖いです(予)
江美「それで、どうだったのかしら叶恵のはぁ?」グイグイ
日向「いひゃい!いひゃいよぉ!」
江美「叶恵はナイスバディだもの、さぞ気持ちよかったでしょうねぇ!!」グニーン
日向「いひゃぁぁぁ!」
江美にほっぺを抓られ、悶絶する僕。どうしてこんなことに・・・。
日向「ぼ、僕は押し付けられただけで・・・他意はなかったというか・・・」
江美「へぇ、気持ちよかったことは認めるのねぇ?」ゴゴゴゴゴ
あ、やべ。選択肢ミスったね。
日向「いや、認めてないからね?現に気持ちいいなんて思ってなかったし。」
江美「・・・だとしても、よ。あれで他意はなかったですってぇ?ふふ、冗談ばっかし。嬉しそうにしてたわよねぇ!?」ゴゴゴゴゴ
日向「してない!してないよぉ!」
江美「・・・本当に?」
日向「ほんとほんと。」
江美「嘘ね。」
日向「嘘じゃないんだってば・・・」
ぐぐ、なかなか信じてもらえない。僕がそんな信用ならないのかなぁ。
どうしようかと策をねっていたその時、江美から怖い笑みがスッと消えた。そして、少し考える仕草をしてから言う。
江美「・・・あぁ、そうよ。この手があったじゃないの。なんで気づかなかったのかしら。」
日向「え・・・」
江美「最初からこうしていれば、変な手間取らなくて済んだのに。叶恵への怒りでどうにかしてたんだわぁ。」
あ、どうやら怒ってたのは叶恵についてらしい。なら尚更、僕に向けないでくれないかなぁ。完全に八つ当たりじゃん。まぁ、無関係って訳でもないんだけどさぁ・・・。
そして、もう1つ。こういう感じのやつ、前になんかのアニメで見た。そして、その後の展開は・・・うん、嫌な予感しかしないよね。
江美のやつ、たまに突拍子もないこと言い出すから・・・ほんと怖いんだよなぁ。その辺は、由良より大変かもしれない。
日向「え、江美?」
江美「うふふふふ・・・大丈夫よぉ日向。悪いようにはしないから・・・」
日向「悪いようにはしない、って・・・いったい何をするつもりなの!?」
江美「するつもり、というかぁ・・・どちらかっていうと、してもらうつもり、の方が正しいわねぇ。」
日向「はい・・・?」
江美「うふふ、ふふふふふ・・・」ジリッ
日向「ひ、な、なんで少しずつこっち来るの!?」ズザッ
江美「どうしても、よぉ。さぁ日向、こっち来なさいな。」ジリッ
日向「嫌な予感しかしないからやだ・・・」ズザッ
いつの間にか江美は僕を離していたため、少しずつ近づいてくる分、こちらも少しずつ下がってたんだけど・・・悲しいかな、壁に当たってしまった。
僕、何されるんだろう。嫌な予感しかしない。・・・あれ、でもさっき「悪いようにはしない」って言ってたような・・・。いや、まさかね。
江美「最初から、こうすればよかったのよねぇ。あなたに・・・」
江美はニッコリと微笑み、僕は思わず唾を飲み込むのだった。
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