女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

204話 羨・・・ましいけど絶望(観)




奈々「なーにがあたしのよ!さっさと離すの!それと、その押し付けるのやめろ!」

叶恵「はぁ?離さねぇって言ったろ!それに・・・こいつはお前にはできない芸当だなぁ?お前には・・・ないもんなぁ?www」

日向「ぐえっ・・・」

奈々「お前・・・本当に消されたいの?さっさと離れた方が身のためだよ?」

叶恵「離れて何になる?お前が横取りされるくらいなら、消された方がマシだね!」

日向「いいから離して・・・」

奈々「にーもこう言ってるの!さっさとやめろや!」

叶恵「やめねぇよ?絶対に!日向ぁ、恥ずかしがる必要はねぇんだぞ?」

日向「いやだから離せってぇぇ!」

こいつ、人の話を聞きやしねぇ!しかもさっきから、顔にめっちゃ押し当ててくるし・・・○す気かこいつは!

・・・あ、今羨ましいとか思ってる奴いるでしょ。すごい剣幕で言い争ってる2人がいるんだぞ?しかも話題は僕のことで。

申し訳ないしエスカレートするしで、地獄以外のなにものでもないよ!この状況を楽しめるやつがいたら紹介して欲しいね!

奈々「にーの顔からそれをどけろぉ!」

叶恵「嫌だね。お前、自分ができないことされて劣等感湧いてんだろwww」

奈々「はぁ?何言ってるの?にーは小さい方が好きなんだよ?」

日向「おいバカやめ・・・」

叶恵「・・・は?」

・・・あぁ、もうダメみたいですね。

奈々「にーはね、小さい方が好みだって言ってたの!さっきも聞いてたでしょ?バーガーショップで!」

叶恵「あれは、お前を泣き止ませるための方便じゃ・・・」

奈々「残念、違うの!昔も言ってたし!」

前略、お父様、お母様。私は今から、この2人にボコボコにされるでしょう。・・・誰か助けてぇ!

叶恵「デタラメ言ってんじゃねぇぞおらぁ!」

奈々「負け犬が何か言ってるの。さぁ、さっさとにーを離すの!」

すると、その時。

??「待ちなさい!」

??「それまでよぉ、2人とも?」

夕日の方から聞こえてきた、その声は。

叶恵「・・・由良、江美。お前らどうして・・・」

由良「言ったはずよ。昨日のこと許してないって。」

江美「日向に色々してくれちゃってまぁ・・・。お仕置、しないとねぇ?」バシィ

江美は何故か、ムチを持っていた。・・・しかも、異様に似合ってる。

江美「さぁ・・・帰りましょうかぁ?」

2人「は、はい・・・」

さっきまですごい剣幕だった2人が、一瞬にして戦意を喪失した。・・・江美、恐るべし。

江美「あ、あと日向も。さっきの感想・・・聞かせてもらうわよ?」ゴゴゴゴゴ

日向「( ºωº )」

やっぱり僕、ダメみたいですね(諦観)


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