女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

198話 いつもの1面と意外な1面(仲)




次の日。

今日は、叶恵と奈々とのデート。昨日は色々と酷かったからなぁ・・・今日はそんなことないといいけど。

由良「叶恵、奈々?私まだ、昨日のこと許してないからね!・・・覚悟しな。」ギロォ

江美「私もよぉ。せっかくのデートの邪魔をして・・・自分たちだけ無事にデートできるとは、思わないようにね。」ニッコォ

叶恵「・・・うっす」ダラダラ

奈々「もう、だからやらない方がいいって言ったの!」

叶恵「あ?そんなこと一言も言ってなかったろうが!」

奈々「はぁ?言ってたし!そっちこそ嘘つかないで欲しいの!」

睦月「・・・ケンカはダメ」グイッ

衣玖「睦月ちゃんの言う通りだよ。2人とも、メッだよ!」グイッ

叶恵「ちっ・・・まぁいいさ。さっさと用意しようぜ。」

奈々「・・・わかったの。」ギリッ

日向「(絶対わかってない・・・奈々のやつ)」

そんなことを思いながら、僕も用意をする。そんなことでケンカしても仕方ないのにね・・・。デートっていうか、今回のお出かけで仲直り出来たらいいな。

由良「日向、何笑ってんのよ。私達よりも叶恵たちとの方がいいって言うの?」グイッ

江美「あら、そんなことを思ってるの?これはお仕置が必要かなぁ?」グイッ

日向「痛い痛い!違うよぉ!違うから耳引っ張らないでぇ!」

日菜「お姉ちゃん、ダメだよ!お兄ちゃん嫌がってるでしょ!」

由良「大丈夫よ日菜。これはね、日向からやって欲しいって言われたのよ。」

日菜「そうなの?」

日向「違うよ!言ってない言ってない!」

江美「あらあら、でも、実際やられてみてどう?」

日向「どうも何も痛いだけだって!」

江美「ほんとかしらぁ?日向、耳責められるの弱かったわよね?」フゥ

日向「ぅひゃあっ!?や、やめて・・・」

江美「うふふ、口ではそう言っても・・・」フゥ

日向「ぴゃぁっ・・・!」ゾクッ

江美「うふふふふふ・・・」

日菜「お姉ちゃん?見えないよー!」

由良「見えなくていいの!日菜にはまだ早いわ。」

何度断っても、江美の耳責めは止まらなかった。幸いだったのは、由良にちゃんと常識があったこと。日菜の目を塞いで、隣の部屋に連れていった。

日向「うぅ・・・やめてよぉ・・・」

江美「ふふ、やっぱ日向をいじめるのは楽しいわぁ。反応がいちいち可愛いから、いじめたくなっちゃうのよねぇ。」

日向「江美、ひどいよぉ」

江美「可愛いからね、仕方ないね。どうせならこのまま・・・」

叶恵「このまま、なんだ?」ニッコォ

江美「あ、いや・・・なんでもないっす。」

叶恵「よろしい」

助かった・・・叶恵、ナイスタイミング。

奈々「準備できたの!行こ行こ!」

叶恵「そうだな。・・・江美、次抜けがけしようとしたら、タダじゃ置かねぇからな。」

江美「あ、はい・・・」

叶恵の怖さが垣間見えた瞬間だった。


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