女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

187話 親が親なら子も子なりや?




衣玖「お母さ~ん、衣玖お外行きたい!」

小鈴「ダメよ衣玖。ちゃんと宿題終わらせなさい!」

衣玖「えー・・・ちょっとだけ、ね?」

小鈴「そうやって、ちょっとだけだったためしがないでしょ!」

衣玖「う~・・・!けちんぼ!」プクー

小鈴「・・・なんですってぇ?」ギロォ

衣玖「ぴっ」ビクッ

リリィ「こ、小鈴ちゃん!抑えて抑えて!にっこりスマイル、ね?」

小鈴「はっ・・・そうね、ごめんね衣玖。・・・ちゃんと、宿題は終わらせなきゃダメよぉ?」ニタァ

衣玖「ひゃぅ・・・お母さん怖い」プルプル

小鈴「あぁ?」フスーフスー

リリィ「ダメみたいですね(諦観)」

小鈴お母さん達は、もはや寸劇とも言えるやり取りをしてた。怒った小鈴お母さんは、誰より怖いからなぁ・・・。

日菜「・・・日菜もおべんきょする!」タッ

大和「おっ、日菜偉いぞ~」

勉強に必死になってる僕らに感化されたのか、日菜も計算ドリルを持ってきて、ノートにやっていた。

日菜、凄いなぁ。僕だったら絶対にやりたくないもん。

大和「日菜、昔の理子みたいだな。この感じだと、理子に似るかもな。」

理子「ほんと?なら、美人になるね!性格とかも似るかな?」

大和「そうだな、似るかもしれん。・・・それはそれでちょっと困るけど。」ボソ

理子「ほぉ、それはどういう意味かな?」
ニコニコ

大和「あっ(察し)」

お父さんはお母さんに、羽交い締めにされてとても苦しそうにしてた。自業自得ですね。

そんな感じで、僕達は個々勉強に勤しむのだった。

・・・ゲームして怒られたり、くっちゃべって怒られたりしながらね。



あれから、数時間後。

日向含め高2組「」チーン

奈々「ふー、やっと終わったの!・・・って、にー達?どうしたの?」

日向「・・・全然解けない。」

叶恵「終わらんてこれ。」

由良「人が解けるようなものじゃないよコレ。」

奈々「・・・人が解けるから問題になってるんじゃ」

江美「なんですってぇ?お姉ちゃん聞こえないなぁぁ?」ゴゴゴ

奈々「いや、だから・・・」

睦月「・・・奈々、マジレスは良くない、ってことにしとくべき。」

奈々「でも・・・はぁ、なんでもないですはい。」

江美「よろしい」

内容が分からなすぎて、少し気分が落ち込んでいた。ほんと、公式しか書かないのはどうにかした方がいいと思うな。

これじゃ、どう解けばいいのか分かんないもん。ちゃんと、計算例くらい載っけて欲しいな。

理子「・・・我が子の学力が心配になってきた。」ハァ

大和達「・・・同じく。」ハァァ

お父さん達も、何故か僕たちと同じように頭を抱えていた。お父さん達も、何かで悩んでいるようだった。仲間だね!


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