女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

182話 止まらぬ闘争、知らぬ間に暴走




放課後、アフィアちゃんや由良達との帰宅中。

アフィア「・・・」

日向「アフィアちゃん、どうしたの?また、頭痛いの・・・?」

アフィア「へ?あ、いや・・・そういう訳じゃないよ。」

日向「ふーん・・・?」

由良「・・・!あー頭痛いなー辛いなー」

日向「・・・」

由良「あ、あれ・・・?」

江美「ふふっ・・・見て叶恵、無視されてるわぁ。」

叶恵「まぁ、自業自得でしょ。」

奈々「由良姉ェ・・・」

由良「ちょ、そんな目で見ないでよ!日向ぁ~なんか反応してよ~!あー頭痛いなー!」ブンブン

日向「・・・由良」

由良「なにっ?」キラキラ

日向「嘘はダメだよ」

由良「・・・はい」シュン

そのまま、家に帰るまでしょんぼりしてた由良なのでしたとさ。

・・・由良ってなんか、いじりたくなるっていうか・・・ちょっとキツく言って、しょんぼりしてるとこが可愛かったりするんだよね、うん。



睦月「・・・お兄ちゃん、ちょっといい?」

日向「うん?睦月どうした?」

夜ご飯の後、ゆっくりしてた所を睦月に服を引っ張られた。

睦月「あの、ね・・・お兄ちゃんに占いしてあげる。」

日向「占いかぁ。いいね、お願いできるかい?」

睦月「ん・・・じゃあ部屋に来て。」

日向「いいよ」

僕は睦月と一緒に、2階に上がった。部屋に入ると、何故か睦月は鍵を閉めた。

日向「え、閉める必要ある?」

睦月「・・・誰かが入ってきたら、集中が途切れるから。占いは、集中しなきゃダメ。」

日向「なるほどね。」

睦月「早速始める。そこ座って。」

睦月に促されるまま、ベッドに座る。睦月は隣に座ってきた。

そのまま・・・じっと見つめてきた。

日向「え・・・睦月?」

睦月「・・・。」

日向「そんなにじっと見られると・・・は、恥ずかしいんだけど。」

睦月「占いに必要だから。」ジッ

日向「う、そっか・・・」

占いに必要なら、仕方ないかぁ。

睦月の凝視に耐えること、1分。やっと、睦月がじっと見るのをやめた。この1分間、1回も瞬きしなかったよこの子・・・。

睦月「占いの結果、出た。」

日向「お、どんな?」

睦月「・・・お兄ちゃんは、近々」

日向「近々?」

睦月「・・・」

日向「睦月?」

すると、睦月は少し近づいて・・・こう言った。

睦月「・・・可愛くて占いができる妹に、告白されるでしょう。」スッ

日向「へ・・・?ちょ、ちょっと睦月?」

睦月「お兄ちゃん・・・大好き。ずっと、私のそばにいて・・・?」ギュッ

日向「ちょちょちょっ!?な、何してんの睦月!?」

睦月「・・・ハグ」

日向「は、離れて・・・!」

睦月「・・・キスが良かった?」

日向「良くない良くない!離れてってばー!」

睦月「ダメ・・・離れちゃダメ・・・」ギュゥゥゥ

日向「うわわわ・・・」

睦月「・・・追加の占い。近々、可愛い睦月ちゃんからキスされるでしょう。」スッ

日向「あわわわ・・・!」

その瞬間、「この泥棒猫がぁぁぁ!」という声とともに、閉めてたはずのカギが開けられ、由良達が入ってきた。

今回ばかりは・・・助かったです。

睦月「むぅ・・・邪魔しないでよ。」

由良「何言っとんじゃこいつはー!」

江美「私たちと1戦交えようってことかなー?」

叶恵「上等だかかってこいやー!」

・・・助かったのはいいけど、騒がしさが倍増したのだった。


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