女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
166話 万一の奇跡?(喜)
日向「えぇ!?アフィアちゃんが、ガーナから日本に来るの!?」
大和「あぁ、今度の4月にな。しかも、日向の学校に来るぞ。転校生ってこったな。」
日向「ほんと!?やったぁぁぁ!!!」
お父さんから伝えられた事実に、僕は飛び跳ねた。やっと、やっと会えるんだ!
会ったら何話そうかなぁ。前に手紙で言ってた事とか聞こうかな!あ、手紙といえば・・・最近忙しいみたいだったけど、日本に来るからだったのか!納得!
日向「やったね由良!アフィアちゃん来るんだってよ!」
由良「そうね。手紙のことも問い詰めなくちゃ!」
江美「私としては、ちょびっと複雑かなぁ?恋のライバルだし。」
叶恵「そうだね。絶対負けないぞー!」
奈々「お久しぶりなの!」
睦月「ほんと、そう。楽しみ。」
衣玖「わたしのこと、覚えてるかなぁ?」
日菜「アフィアちゃん?だぁれ?」
理子「お兄ちゃん達のお友達だよ~」
数年越しに会えるってことで、由良達も喜んでいるみたいだ。無論、僕もね。
数年の時は経ったけど、僕の気持ちは変わりゃしない。アフィアちゃんも、同じだといいなぁ。
僕はウキウキとしながら、4月を待つのだった。
4月15日。始業式の1週間後。そして、アフィアちゃんに、なんてことない日だけど、今回は特別な日。なんと言っても、やっとアフィアちゃんに会えるんだから。
登校中、心臓が痛くなるほど緊張していた。そのせいもあり、由良たちの言葉をきちんと聞いておらず、由良達から怒られるはめになった。とほほ・・・。
『花咲高等学校』と書かれたもんをくぐり、自分の教室へと向かう。奈々と途中で別れ、僕達は自分のクラスへと向かった。
ちなみに、4人とも同じクラスです。
由良「アフィア、どんな感じになってるんだろ。」
日向「きっと、もっと可愛くなってるよ。」
江美「・・・はいはいそうですね」ギュッ
日向「痛い!ほっふぇつねらないで!」
叶恵「自業自得だろ?全く・・・」
そんな話をしながら、教室で待っていると・・・
担任「はいみなさん、席に着いて下さい。」ガラ
担任の先生が教室に入ってきた。女性の先生で、歳は多分、おじぃちゃん達と同じくらい・・・かなぁ?ま、どうでもいいけれど。
担任「今日は、皆にお知らせがあります」
クラスがザワザワしだす。
担任「このクラスに、外国から転校生が来ました!といっても、日本語は話せるから安心して下さいね。」
モブ1「先生!男子ですか?女子ですか?」
担任「女子ですよ」
クラスの男子共が騒ぎ出す。テンションが上がるのはわかるけど、ちょっとうるさいなぁ。
担任「はいはい静かに!それじゃ、入ってきて!」
担任の先生がそう言うと、教室のドアがガラガラと音を立てて開き・・・
天使が、入ってきた。
高めの身長で、ブロンズの髪をたなびかせている。それでいて、ちょっと恥ずかしそうにしているその姿は、アフィアちゃんでしか無かった。
僕はこの再会を、心の底から密かに喜ぶのだった。
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